EvoQuest
EvoQuest AIAI業務システム 2026.06-26

SCENARIO ── REAL ESTATE INQUIRY CASE

接客中に鳴る反響メールへの「5分の遅れ」を、
AIの一次対応と追客管理でなくす。

SUUMOやアットホームから届く反響メールに、接客中・定休日・営業時間外はどうしても出られない。出られないあいだに他社が先に返して、内見はそっちで決まる。札幌で賃貸仲介を一人〜数名で回している人から、何度も聞いてきた話です。反響の文面から希望のエリア・家賃・間取り・入居時期をAIが読み取り、在庫から合いそうな物件を並べ、返信の下書きまで用意する。そこに追客の状況を重ねて、温度の高いお客を放置しない形に変える開発プランを、こう設計します。

想定領域
AI業務システム / 不動産仲介の業務改善
担当範囲
要件整理・AI設計・画面設計・実装
想定対象
賃貸仲介 1〜数店舗
想定期間
設計〜納品 約 3〜4 ヶ月

OVERVIEW

プロジェクト概要

ポータル反響への一次対応と、その後の追客を、AI+業務管理画面で仕組みに置き換える開発プラン。まとめるのは反響メールからの希望条件の読み取り、在庫物件との突き合わせ、一次返信の下書きづくり、内見調整、申込までの追客状況の管理。ここまでを一つの業務システムに載せます。

反響は鮮度がすべて。だからAIに丸投げしません。担当者が「今すぐ返す反響」と「追客が止まっている案件」をぱっと見で判断できること。下書きを直してすぐ送れること。この2つを最優先にしました。不動産会社の事務机に馴染む、表中心の画面に揃えます。

CHALLENGE

課題

  • 01 反響は最初の5分で決まる。接客中・定休日・営業時間外に届いた問い合わせに即レスできず、先に返した他社で内見が決まってしまう。
  • 02 反響の文面から希望条件を毎回拾う手間。「中央区・7万円台・1LDK・ペット可・4月入居」をメールから読み取り、在庫と突き合わせる作業が一件ごとに発生する。
  • 03 追客が手帳とExcelに散らばる。「内見の返事待ち」「申込書を送った」といった案件ごとの温度が一覧で見えず、フォローが止まったまま放置される反響が出る。
  • 04 結果として 反響対応が反応の速い特定の担当者頼み に。休みや退職でその人がいないと、せっかくの反響が取りこぼされる。

APPROACH

アプローチ

反響は鮮度で価値が決まるから、AIには「速く返すための下ごしらえ」をやらせます。届いたメールから、希望のエリア・家賃・間取り・入居時期・こだわり条件を抜き出す。在庫から合う物件を並べる。お客の言葉に合わせた一次返信の下書きまで用意する。担当者はそれを見て、直して、送るだけ。ゼロから書く時間を消すのが狙いです。

もう一つの軸は「追客を落とさない」こと。反響 → 一次返信 → 内見調整 → 内見済 → 申込、というお客の進み具合を一本の流れで持ち、止まっている案件を画面が拾い上げます。AIが書いた返信をそのまま送らせない設計も大事で、送信前に必ず人が目を通す流れを挟みました。

CONSULTATION

反響の「5分の遅れ」を、AIの一次対応でなくす。

「接客中の反響に出られず他社に取られる」「追客がどこまで進んだか分からなくなる」。
そういう取りこぼしこそ、AIの下ごしらえと画面の仕組みで減らせます。
要件整理からAIの設計、業務画面、開発まで、まとめてお任せいただけます。

SCREENS

主要画面

想定する業務画面のサンプル。どの画面も、開いた瞬間に「今すぐ返すべき反響」「止まっている追客」から目に入る並びにしています。物件名・反響内容・担当者などのデータは小規模な不動産仲介会社の規模感に合わせた想定例です。

01. 反響対応のまとめ画面

本日の反響数・未返信・平均一次返信時間・本日の内見予定を主要数値で把握。5分以上未返信のホット反響や、追客が止まっている案件は「要対応」一覧から、その画面で対応。流入元(ポータル別)の内訳も把握できる構成。

まとめ画面
設計のポイント
「今すぐ返す反響」を画面右のタスク欄に集約し、左の数値は状況把握用に役割分担。
採用パターン
主要数値 + 要対応タスク + 反響推移グラフ + 流入元内訳 の4ブロック構成。
数値表現
揃った幅の数字で右寄せ、未返信の経過時間は赤で強調。

02. 反響一覧

届いた反響を一覧で管理。ポータル・温度・状態・担当で絞り込み、AIが抽出した希望条件とマッチ物件数を行ごとに表示。クリックで反響詳細へ。

一覧テーブル
設計のポイント
受信からの経過時間を色分けし、放置されたホット反響が自然と目に入る。
画面密度
行間隔を細かく調整し、一日数十件の反響を一覧で追える。
状態の表現
色だけでなくマーク付きラベルで、温度と進捗を区別。

03. 反響詳細(AI抽出+マッチ物件)

反響メールの原文とAIが抜き出した希望条件を左に、在庫から合う物件カードとAIの返信下書きを右に並べた2分割。送信前に人が必ず目を通す流れ。

一覧+詳細
設計のポイント
原文・抽出条件・マッチ物件・返信案を1画面に並べ、頭を切り替えず一次返信まで完結。
独自パーツ
希望条件 × 在庫物件の適合度を点数で示すマッチング表示。
操作
返信の下書きはその場で直して送信。送る前に必ずプレビュー。

04. AI返信作成(送信までの流れ)

反響選択・条件確認・物件選定・返信生成の4ステップ。「AIに送らせる前に何を確認するか」をステップ表示で常に見える化。

作成フロー
設計のポイント
ステップごとに反響内容と選んだ物件のまとめを表示し、AIに何を伝えているかを見える化。
事前プレビュー
文面・添付する物件・送信先を実行前に確認。
待ち時間の表現
生成中は専用の表示で枠線と進捗バーを並べる。

05. 物件一覧

自社で扱う賃貸物件の一覧。エリア・家賃・間取り・状態(募集中/申込/成約)で絞り込み、反響とのマッチングに使う条件を含めて編集まで一画面で完結。

一覧テーブル
設計のポイント
募集中・申込・成約の状態を視覚的に分離し、紹介できる物件だけを素早く選べる。
画面密度
物件数が増えても追える行間と固定ヘッダー。
状態の表現
色とラベルの併用で、申込済みの物件を誤って案内しない。

06. 追客ボード

反響 → 一次返信 → 内見調整 → 内見済 → 申込の段階ごとに案件カードを並べたボード。最終接触からの日数で「止まっている案件」を色で警告。

追客ボード
設計のポイント
お客の進み具合を横一列の段階で持ち、放置された案件が列の中で目立つ。
独自パーツ
最終接触からの経過日数で追客の温度を可視化。
操作
カードをクリックで反響詳細・次のアクションへ。

07. 内見カレンダー

月単位で内見・申込・契約の予定を見渡せる画面。物件・担当・時間帯のダブルブッキングを色で区別。印刷時もレイアウトが崩れない設計。

カレンダー
設計のポイント
マス内3件まで表示 + 件数の小さなラベルで「いつ内見が混むか」が一目で分かる。
操作の流れ
月切替ボタンを罫線で囲み、視線が月内にとどまる設計。
印刷対応
A4横向け用の専用レイアウトで、印刷時にもマスの高さを自動調整。

08. 月次レポート

反響 → 返信 → 内見 → 申込 → 成約の流れ、ポータル別の反響数と成約率、一次返信までの時間、担当別の成績を一覧。月次の営業会議用にPDFで保存しやすいレイアウト。

レポート
設計のポイント
反響から成約までを一つの枠で囲み、どの段階で取りこぼしているかが一目で分かる。
配色
青1色とグレーに絞り、印刷時のインク消費にも配慮。
文字
数値は揃った幅、ラベルは可変幅で読みやすさを保つ。

OUTCOME

変わったこと

不動産の問い合わせは、返信が遅れた時点でほぼ負けます。だから速さを最初に取りにいく。反響への向き合い方は、そこから変わります。

01

接客中や営業時間外に来た反響にも、数分で一次返信が返せる

Before接客中や営業時間外の反響は、手が空くまで返せなかった。
AfterAIが下書きまで用意し、担当者は確認して送るだけ。最初の数分で返せる。

反響の鮮度が落ちる前に返す状態を、AIの下ごしらえと画面設計の組み合わせでつくる想定。

02

内見待ち・申込待ちで止まっている案件を、画面のほうが拾ってくる

Before内見待ち・申込待ちの温度が頭の中にしかなく、フォローが抜けた。
After止まっている案件を画面が警告し、次のひと言を逃さない。

「あの人、まだ連絡してなかった」をなくす。追客の抜けを構造でふさぐ設計に。

03

反応の速い担当がいない日も、同じ速さで返せる

Before反応の速い特定の担当がいないと、反響が取りこぼされた。
AfterAIの下書きと画面の流れに沿えば、誰が出ても一定の速さで返せる。

「あの人がいないと回らない」状態を、AIと画面で引き継ぎ可能な形に。

PROCESS

3ヶ月の進め方

オンラインでやりとりしながら、3〜4ヶ月で納品まで進めます。月の終わりごとに、動く画面を確認してもらいます。AIの下書きの言い回しは、御社の営業が普段使う言葉に寄せます。

1
MONTH 01 / 要件整理 + 反響の棚卸し

「どんな反響に、どう返しているか」を画面で合意する月。

普段の反響対応をヒアリングし、ポータルごとのメール形式、よく来る希望条件、返信のパターンを整理。AIに何を抽出させ、どこまで下書きさせるかの線引きを決めます。

  • 業務ヒアリング(2〜3回)
  • 反響メールの形式整理
  • 抽出条件・返信パターンの洗い出し
  • 主要3画面の下書き
2
MONTH 02 / AI設計 + 画面開発

条件の読み取りと返信の仕組み、画面を並行して作る月。

反響から希望条件を抜き出し、在庫と照らし合わせて返信案を作る仕組みの設計と、8画面の開発を同時並行で進めます。月後半に動くサンプルを一緒に確認します。

  • 希望条件の抽出・マッチング設計
  • 主要8画面の開発
  • 返信ドラフト生成の調整
  • 動くサンプルを一緒に確認
3
MONTH 03 / 検証 + 納品

実際の反響で精度を合わせ込む月。

過去の反響メールで試した結果を、条件の読み取りと返信の下書きに反映。追客ボード・カレンダー・レポートまで仕上げて納品。必要に応じてもう1ヶ月延長して微調整。

  • 実際の反響での検証
  • 抽出・返信精度の調整
  • 追客・カレンダー・レポート画面
  • 納品 + 運用引き継ぎ

FAQ

よくある質問

  • Q1 反響への返信をAIに全部任せられますか?
    下書きまではAIに任せ、送信は人が確認してから、という設計を前提にしています。お客様への最初の連絡は会社の印象を左右しますし、物件の空き状況や条件の細かいニュアンスは担当者が一番分かっています。AIが希望条件の抽出と返信の下ごしらえをやり、最後の一押しと送信は人が担う。そのぶん「ゼロから書く」時間が消えて、返信が速くなります。
  • Q2 ポータルから来るメールは形式がバラバラですが、読み取れますか?
    SUUMO・アットホーム・LIFULL HOME'Sなど、よく使うポータルのメール形式を最初に整理して、そこから希望条件を抜き出せるように設計します。文章で細かい要望が書かれている場合も、本文から条件を読み取ります。うまく拾えなかった項目は「要確認」として画面に出すので、取りこぼしには気づける形にします。
  • Q3 今使っている物件データや顧客の情報はどうなりますか?
    物件データは表計算ソフトで扱えるデータなどで取り込んで、反響との照らし合わせに使えるようにします。いきなり全部を新しい仕組みに移すのではなく、まずは反響対応と追客から始めて、必要なところだけ段階的に寄せていく進め方をおすすめしています。今の業務を止めずに導入できるかを最初に確認します。
  • Q4 スタッフが一人でも意味はありますか?
    むしろ一人〜少人数のほうが効きます。接客中に反響が来ても手が離せない、夜の問い合わせは翌朝まで返せない。人手が少ないほど、その取りこぼしが痛いからです。AIが一次対応の下書きを用意し、追客の抜けを画面が拾えば、一人でも反響の鮮度を保ったまま回せます。
  • Q5 導入にはどのくらいの期間・規模が必要ですか?
    想定では設計から納品まで約3〜4ヶ月、賃貸仲介を1〜数店舗で営む規模を対象にしています。要件が固まっていない段階から相談いただけます。まずは普段どんな反響にどう返しているか、その流れを一緒に見るところから始めます。

反響の「5分の遅れ」を、AIの一次対応でなくす。

「接客中の反響に出られず他社に取られる」「追客がどこまで進んだか分からなくなる」。
そういう取りこぼしこそ、AIの下ごしらえと画面の仕組みで減らせます。
要件整理からAIの設計、業務画面、開発まで、まとめてお任せいただけます。