EvoQuest
EvoQuest AIAI業務システム 2026.06-26

SCENARIO ── REAL ESTATE INQUIRY CASE

接客中に届く問い合わせも、
AIの返信下書きと追客管理で対応を早める。

SUUMOやアットホームから届く反響メールに、接客中・定休日・営業時間外はすぐに返信できない。対応が遅れると、他社で内見の予約が決まってしまうことがあります。札幌で賃貸仲介を一人〜数名で営む会社を想定した開発プランです。反響の文面から希望のエリア・家賃・間取り・入居時期をAIが読み取り、在庫から合いそうな物件を並べ、返信の下書きまで用意する。そこに追客の状況を重ねて、入居への関心が高いお客様への対応を後回しにしない形に変える開発プランをご紹介します。

想定領域
AI業務システム / 不動産仲介の業務改善
担当範囲
要件整理・AI設計・画面設計・実装
想定対象
賃貸仲介 1〜数店舗
想定期間
設計〜納品 約 3〜4 ヶ月

OVERVIEW

プロジェクト概要

ポータル反響への一次対応と、その後の追客を、AIと業務管理画面で支援する開発プラン。まとめるのは反響メールからの希望条件の読み取り、在庫物件との突き合わせ、一次返信の下書きづくり、内見調整、申込までの追客状況の管理。ここまでを一つの業務システムに載せます。

返信を早めながら、案内する物件や条件は担当者が確認できる設計にします。担当者が「今すぐ返す反響」と「追客が止まっている案件」をぱっと見で判断できること。下書きを直してすぐ送れること。この2つを最優先にしました。不動産会社の事務机に馴染む、表中心の画面に揃えます。

CHALLENGE

課題

  • 01 返信が遅れると、他社で内見が決まることがある。接客中・定休日・営業時間外に届いた問い合わせに即レスできず、先に返した他社で内見が決まってしまう。
  • 02 反響の文面から希望条件を毎回拾う手間。「中央区・7万円台・1LDK・ペット可・4月入居」をメールから読み取り、在庫と突き合わせる作業が一件ごとに発生する。
  • 03 追客が手帳とExcelに散らばる。「内見の返事待ち」「申込書を送った」といった案件ごとの進捗が一覧で見えず、フォローが止まったまま放置される反響が出る。
  • 04 結果として 反響対応が反応の速い特定の担当者頼み に。休みや退職でその人がいないと、せっかくの反響が取りこぼされる。

APPROACH

課題への対応

返信を早めるため、AIで希望条件を整理し、返信案を作成します。届いたメールから、希望のエリア・家賃・間取り・入居時期・こだわり条件を抜き出す。在庫から合う物件を並べる。お客様の相談内容に合わせた一次返信の下書きまで用意する。担当者は希望条件や物件情報が正しいかを確認し、必要な修正をしてから送信します。返信を一から作成する負担を減らすことが目的です。

もう一つの軸は「次の連絡を忘れない」こと。反響 → 一次返信 → 内見調整 → 内見済 → 申込、という対応の段階を一つの流れとして管理し、止まっている案件を画面が拾い上げます。AIが書いた返信をそのまま送らせない設計も大事で、送信前に必ず人が目を通す流れを挟みました。

CONSULTATION

問い合わせへの返信準備と、その後の連絡を手早く。

「接客中の反響に出られず他社に取られる」「追客がどこまで進んだか分からなくなる」。
返信の下書きや対応状況の一覧を使って、問い合わせへの返信漏れを減らします。
要件整理からAIの設計、業務画面、開発まで、まとめてお任せいただけます。

SCREENS

主要画面

想定する業務画面のサンプル。どの画面も、開いた瞬間に「今すぐ返すべき反響」「止まっている追客」から目に入る並びにしています。物件名・反響内容・担当者などのデータは小規模な不動産仲介会社の規模感に合わせた想定例です。

01. 反響対応のまとめ画面

本日の反響数・未返信・平均一次返信時間・本日の内見予定を主要数値で把握。優先度が高く、受信から5分以上返信できていない問い合わせや、追客が止まっている案件は「要対応」一覧から、その画面で対応。流入元(ポータル別)の内訳も把握できる構成。

まとめ画面
設計のポイント
「今すぐ返す反響」を画面右のタスク欄に集約し、左の数値は状況把握用に役割分担。
採用パターン
主要数値 + 要対応タスク + 反響推移グラフ + 流入元内訳 の4ブロック構成。
数値表現
揃った幅の数字で右寄せ、未返信の経過時間は赤で強調。

02. 反響一覧

届いた反響を一覧で管理。ポータル・優先度・対応状況・担当で絞り込み、AIが抽出した希望条件とマッチ物件数を行ごとに表示。クリックで反響詳細へ。

一覧テーブル
設計のポイント
受信からの経過時間を色分けし、放置された優先度の高い問い合わせが自然と目に入る。
画面密度
行間隔を細かく調整し、一日数十件の反響を一覧で追える。
状態の表現
色だけでなくマーク付きラベルで、優先度と進捗を区別。

03. 反響詳細(AI抽出+マッチ物件)

反響メールの原文とAIが抜き出した希望条件を左に、在庫から合う物件カードとAIの返信下書きを右に並べた2分割。送信前に人が必ず目を通す流れ。

一覧+詳細
設計のポイント
原文・抽出条件・マッチ物件・返信案を1画面に並べ、画面を切り替えずに確認から一次返信まで進められる。
独自パーツ
希望条件 × 在庫物件の適合度を点数で示すマッチング表示。
操作
返信の下書きはその場で直して送信。送る前に必ずプレビュー。

04. AI返信作成(送信までの流れ)

反響選択・条件確認・物件選定・返信生成の4ステップ。「返信を送る前に何を確認するか」をステップ表示で常に見える化。

作成フロー
設計のポイント
ステップごとに反響内容と選んだ物件のまとめを表示し、AIに何を伝えているかを見える化。
事前プレビュー
文面・添付する物件・送信先を実行前に確認。
待ち時間の表現
生成中は専用の表示で枠線と進捗バーを並べる。

05. 物件一覧

自社で扱う賃貸物件の一覧。エリア・家賃・間取り・状態(募集中/申込/成約)で絞り込み、反響とのマッチングに使う条件を含めて編集まで一画面で完結。

一覧テーブル
設計のポイント
募集中・申込・成約の状態を視覚的に分離し、紹介できる物件だけを素早く選べる。
画面密度
物件数が増えても追える行間と固定ヘッダー。
状態の表現
色とラベルの併用で、申込済みの物件を誤って案内しない。

06. 追客ボード

反響 → 一次返信 → 内見調整 → 内見済 → 申込の段階ごとに案件カードを並べたボード。最終接触からの日数で「止まっている案件」を色で警告。

追客ボード
設計のポイント
対応の段階ごとに案件を横並びで表示し、放置された案件が列の中で目立つ。
独自パーツ
最後の連絡から何日経ったかを表示し、連絡が途切れている案件を確認できる。
操作
カードをクリックで反響詳細・次のアクションへ。

07. 内見カレンダー

月単位で内見・申込・契約の予定を見渡せる画面。物件・担当・時間帯のダブルブッキングを色で区別。印刷時もレイアウトが崩れない設計。

カレンダー
設計のポイント
マス内3件まで表示 + 件数の小さなラベルで「いつ内見が混むか」が一目で分かる。
操作の流れ
表示中の月と月切替ボタンをまとめ、対象月を確認しながら操作できる設計。
印刷対応
A4横向き用の専用レイアウトで、印刷時にもマスの高さを自動調整。

08. 月次レポート

反響 → 返信 → 内見 → 申込 → 成約の流れ、ポータル別の反響数と成約率、一次返信までの時間、担当別の成績を一覧。月次の営業会議用にPDFで保存しやすいレイアウト。

レポート
設計のポイント
反響から成約までを一つの枠で囲み、どの段階で取りこぼしているかが一目で分かる。
配色
青1色とグレーに絞り、印刷時のインク消費にも配慮。
文字
数値は揃った幅、ラベルは可変幅で読みやすさを保つ。

OUTCOME

導入による変化

希望条件の整理と返信案の作成をAIで補助し、担当者が確認して返すまでの時間を減らします。次の連絡が必要な案件も、一覧で確認できるようにします。

01

接客中や営業時間外に来た反響にも、確認後すぐに返信できる下書きが揃う。

Before接客中や営業時間外の反響は、手が空くまで返せなかった。
AfterAIが下書きまで用意し、担当者が内容を確認・修正して送信する。返信を一から書く手間を減らせる。

送信には担当者の確認が必要です。営業時間外の問い合わせは下書きを用意しておき、対応を再開したときに確認できるようにします。

02

内見待ち・申込待ちで連絡が途切れている案件を、一覧で確認できる。

Before内見待ち・申込待ちの状況が頭の中にしかなく、フォローが抜けた。
After止まっている案件を画面が警告し、次に連絡すべき相手が分かる。

「あの人、まだ連絡してなかった」をなくす。最後に連絡した日と次の予定を残し、連絡漏れを防ぐ設計にします。

03

いつもの担当者がいない日も、別の担当者が返信を引き継げる。

Before反応の速い特定の担当がいないと、反響が取りこぼされた。
AfterAIの下書きと画面の流れに沿えば、別の担当者も希望条件と対応履歴を確認して返信できる。

「あの人がいないと回らない」状態を、AIと画面で引き継ぎ可能な形に。

PROCESS

3ヶ月の進め方

オンラインでやりとりしながら、3〜4ヶ月で納品まで進めます。月の終わりごとに、動く画面を確認してもらいます。AIの下書きの言い回しは、御社の営業が普段使う言葉に寄せます。

1
MONTH 01 / 要件整理 + 反響の棚卸し

問い合わせの種類と返信手順を整理する月。

普段の反響対応をヒアリングし、ポータルごとのメール形式、よく来る希望条件、返信のパターンを整理。AIに何を抽出させ、どこまで下書きさせるかの線引きを決めます。

  • 業務ヒアリング(2〜3回)
  • 反響メールの形式整理
  • 抽出条件・返信パターンの洗い出し
  • 主要3画面の下書き
2
MONTH 02 / AI設計 + 画面開発

条件の読み取りと返信の仕組み、画面を並行して作る月。

反響から希望条件を抜き出し、在庫と照らし合わせて返信案を作る仕組みの設計と、8画面の開発を同時並行で進めます。月後半に動くサンプルを一緒に確認します。

  • 希望条件の抽出・マッチング設計
  • 主要8画面の開発
  • 返信ドラフト生成の調整
  • 動くサンプルを一緒に確認
3
MONTH 03 / 検証 + 納品

実際の反響で精度を合わせ込む月。

過去の反響メールで試した結果を、条件の読み取りと返信の下書きに反映。追客ボード・カレンダー・レポートまで仕上げて納品。必要に応じてもう1ヶ月延長して微調整。

  • 実際の反響での検証
  • 抽出・返信精度の調整
  • 追客・カレンダー・レポート画面
  • 納品 + 運用引き継ぎ

FAQ

よくある質問

  • Q1 反響への返信をAIに全部任せられますか?
    下書きまではAIに任せ、送信は人が確認してから、という設計を前提にしています。お客様への最初の連絡は会社の印象を左右しますし、物件の空き状況や条件の細かいニュアンスは担当者が一番分かっています。AIが希望条件の抽出と返信案の作成をやり、内容の確認と送信は人が担う。返信文を一から作成する手間を減らし、確認と修正に時間を使えるようにします。
  • Q2 ポータルから来るメールは形式がバラバラですが、読み取れますか?
    SUUMO・アットホーム・LIFULL HOME'Sなど、よく使うポータルのメール形式を最初に整理して、そこから希望条件を抜き出せるように設計します。文章で細かい要望が書かれている場合も、本文から条件を読み取ります。うまく拾えなかった項目は「要確認」として画面に出すので、取りこぼしには気づける形にします。
  • Q3 今使っている物件データや顧客の情報はどうなりますか?
    物件データは表計算ソフトで扱えるデータなどで取り込んで、反響との照らし合わせに使えるようにします。いきなり全部を新しい仕組みに移すのではなく、まずは反響対応と追客から始めて、必要な機能から段階的に移行する進め方をおすすめしています。今の業務を止めずに導入できるかを最初に確認します。
  • Q4 スタッフが一人でも意味はありますか?
    むしろ一人〜少人数のほうが効きます。接客中に反響が来ても手が離せない、夜の問い合わせは翌朝まで返せない。人手が少ないほど、その取りこぼしが痛いからです。AIが一次対応の下書きを用意し、追客の抜けを画面が拾えば、一人でも返信の準備や対応状況の確認にかかる手間を減らせます。
  • Q5 導入までの期間と、想定する会社の規模を教えてください。
    想定では設計から納品まで約3〜4ヶ月、賃貸仲介を1〜数店舗で営む規模を対象にしています。要件が固まっていない段階から相談いただけます。まずは普段どんな反響にどう返しているか、その流れを一緒に見るところから始めます。
  • Q6 内見の日程調整まで、この仕組みで扱えますか?
    扱えます。返信の下書きに内見の候補日時を入れる段階から、内見カレンダーで物件・担当・時間帯の重なりを確かめる段階までが範囲です。お客様から都合のよい日時の返信があれば内見予定を確定し、実際に内見を終えてから追客ボードの案件を「内見済」へ進めます。最終接触から日数が空いた案件は色が変わるので、候補日時を送ったまま返事が無い反響も見落としにくくなります。内見の当日に案内する物件が募集中のままかどうかは、物件一覧の状態(募集中・申込・成約)を見て担当者が確かめる前提です。
  • Q7 費用はどのくらいかかりますか?
    金額を左右するのは、月に届く反響の件数、物件データの形、画面をどこまで作るかの3つです。物件データを表計算ソフトの形で出せる会社なら、反響一覧・反響詳細・追客ボードの3画面から始める構成がいちばん小さくなります。内見カレンダーと月次レポートは、運用が回ってから足しても遅くありません。最初にお預かりしたいのは、直近1週間分の反響メールと物件データの見本です。希望条件が機械で取り出せる形になっているかを見てから、作る範囲と概算をお出しします。見積もりの前に決めることは、解説記事「賃貸仲介の反響対応にAIはどこまで使えるか」にも書いています。

問い合わせへの返信準備と、その後の連絡を手早く。

「接客中の反響に出られず他社に取られる」「追客がどこまで進んだか分からなくなる」。
返信の下書きや対応状況の一覧を使って、問い合わせへの返信漏れを減らします。
要件整理からAIの設計、業務画面、開発まで、まとめてお任せいただけます。

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