EvoQuest
EvoQuest DX業務システム / 預かり品・店頭業務 2026.07

SCENARIO ── DRY CLEANING SHOP CASE

預かり品の保管場所と仕上がり状況を、店頭で確認

タグや預り証の番号に品目・保管場所・仕上がり状況を記録する開発プランです。受付と工場が状況を共有し、引き渡す品の点数照合や未引き取り品への連絡を管理します。

想定領域
業務システム / 預かり品・引き渡し管理
担当範囲
預かり品の受付・引き渡し確認、保管・外注品の管理
想定対象
1日30伝票前後・工場併設の個人クリーニング店
想定期間
設計〜運用開始 約 2〜3 ヶ月

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

預り証を忘れたお客様への対応や電話での仕上がり確認では、受付記録を探してから品物の状態と保管場所を確認します。混雑する時間帯にも対応できるよう、誰から預かった品か、どこにあるか、引き渡せる状態かを一緒に確認できる台帳を作るプランです。1日30伝票ほどを受け付ける工場併設店を想定しています。

紙タグや預り証の番号に品目・仕上がり予定日・実際の仕上がり日・保管場所を登録します。引き渡し時には実物と画面の明細を照合し、まだ工場にある品は未引き渡しとして残します。仕上がった後も引き取りがない品は、連絡対象の一覧で確認し、電話やはがきで連絡した記録を残せるようにします。既存のタグ打ち機やレジを使い続けられるかは、番号の付け方や現在の受付手順を確認して判断します。

CHALLENGE

課題

  • 01 名前やタグ番号が似ている品は、引き渡し前の照合に注意が必要。同じ名字のお客様や数字が一部だけ違うタグを取り違える可能性がある。5点のうち1点が工場に残っている場合も、渡せる品と残る品を分けて確認する必要がある。
  • 02 預り証がない場合、受付記録を探すのに時間がかかる。名前や受付日を手掛かりに店控えを調べ、仕上がり状況や保管場所を確認している。電話での問い合わせにも同じ確認が必要になる。
  • 03 長く引き取りがない品の状況をまとめて確認できない。保管日数が長い品が増えると、新たに仕上がった品の置き場所も確保しにくくなる。連絡した日やお客様からの返答が別々のメモに残っていると、次の対応を決める前に確認が必要になる。
  • 04 衣替えの時期は、受付と記録の負担が増える。持ち込みが集中すると、品目・加工内容の記入やタグ付けに時間がかかる。急いでいるときも、預かった内容を確認して記録できる手順が必要になる。

APPROACH

課題への対応

現在の紙タグ・預り証・台帳を確認し、工場への出し入れから引き渡しまでの手順を整理します。既存のタグ番号を利用できる構成を基本に、番号の重複や再利用にも対応できる管理方法を決めます。受付ではタグ番号・品目・仕上がり予定日を登録し、仕上がった時点で実際の仕上がり日と保管場所を更新します。品目は選択式にするなど、記録の正確さを保ちながら入力の負担を減らします。

同じ伝票でも品目によって仕上がり日が異なる場合や長期未引き取り品への連絡など、店ごとの手順に合わせる必要がある業務を確認して開発範囲を決めます。既製システムでも対応できる場合は、機器の交換やデータ移行を含む費用と運用方法を比較します。開発費だけでなく、保守費、入力にかかる時間、受付記録を探す手間、保管場所の管理への効果を踏まえて導入を検討します。

CONSULTATION

預かり品の管理と引き渡しをご相談ください

現在のタグ・預り証・保管場所の管理方法を確認します。
既存のレジやタグ打ち機を利用できるかも含め、店舗と工場で情報を共有する方法を考えます。

SCREENS

主要画面

この開発プランで想定する画面を紹介します。担当者が入力する内容と確認できる情報をご覧ください。表示しているデータは説明用の想定例です。

01. 預かり品の受付

品目や加工内容を選ぶと、画面左側の預かり明細に追加される受付画面です。この例ではタグ番号を連番で付けていますが、実際の管理方法は店舗の番号ルールに合わせます。しみ・ほつれなどの状態と品目ごとの仕上がり予定日を記録します。

タブレット
使い方のポイント
お客様・品目・仕上がり予定日を順に確認する画面例です。項目の並びは、現在の預り証を確認して調整します。
受付の速さ
品目・仕上げ・加工は画面のボタンから選択します。現在の受付と比べて時間がかかりすぎないか、店頭で試して調整します。
品目ごとの仕上がり日
ワイシャツは金曜、はっ水加工のダウンは来週水曜。品目ごとに異なる仕上がり日を画面で確認し、お客様に案内できます。

02. 引き渡し・点数照合

預り証の番号や名前・電話番号で預かり品を検索し、実物と明細を照合する画面です。今回渡す品をすべて確認すると、引き渡しの確定案内に切り替わります。工場から戻っていない品は未引き渡しとして残します。

タブレット
使い方のポイント
品物のタグ番号と画面の明細を1点ずつ照合し、確認できた品にチェックを付けます。袋の数だけで判断しない手順にします。
預り証を忘れたら
名前・電話番号・受付日を手掛かりに検索し、お客様の情報と預かり品の内容を確認します。
未引き渡し品の扱い
ズボン1点が工場戻り待ちなら、その1点を未引き渡しとして残し、渡した品だけを記録します。渡した品とまだ預かっている品を区別して確認できます。

03. 保管場所一覧

ハンガーラックに保管している品物を横向きのレール図とタグの一覧で確認する画面です。仕上がりから30日・90日・1年のラインで札の色が変わり、レールの空きも一目で分かります。札をクリックすると右に品物と連絡状況の詳細が開く構成です。

PC
使い方のポイント
ラックごとに保管中の品とタグ番号を表示し、店頭で保管場所と連絡状況を確認できます。
色の意味
仕上がり後の保管期間を色で分ける設定例です。連絡の時期は店舗と相談して決めます。事故賠償基準の期間とは区別します。
衣替えの前に
保管場所ごとの品数と連絡状況を確認し、引き取りの案内や保管場所の整理を進めます。

04. 長期未引き取り品・連絡記録

仕上がり日から30日を過ぎた品を日数順に並べ、電話・ハガキの連絡をボタンで記録する画面。行をクリックすると、その品への連絡履歴が右側に時系列で表示されます。登録番号につながらない場合も履歴に残し、次の連絡方法を確認できるようにします。

PC
使い方のポイント
連絡した日・担当者・電話やはがきなどの手段・返答を品物ごとに記録します。
次の確認時期
この例では、仕上がりから90日・1年を目安に連絡状況を確認します。法的な期限や処分の可否を判定する表示ではありません。
はがきの宛名
月1回など店舗の連絡日に対象者を選び、はがきの宛名をまとめて印刷できます。

05. 外注便の発送・返却照合

皮革・毛皮・ふとんなど、専門工場へ出した品の一覧と、戻ってきた品をタグ番号で照合する画面です。一部の品がまだ戻っていない場合は、その品を未到着として残します。引き渡し画面でも、戻ってきた品と工場にある品を区別して表示します。

タブレット
使い方のポイント
工場へ出す品を記録しておき、戻ってきた実物のタグ番号と一覧を照合して、確認済みの品にチェックを付けます。
まだ戻っていない品
荷ほどきの際に照合し、戻っていない品があれば工場に状況を確認します。
一部の品だけ戻った場合
上下セットの片方だけ戻った場合も、工場担当と店頭担当が同じ記録で確認できるようにします。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

引き渡し前に品物を1点ずつ照合する手順を入れ、渡し間違いを減らします。店頭での運用を通じて、次の3つの改善を目指します。

01

引き渡す品を実物と明細で1点ずつ照合

今の作業同じ名字や似たタグ番号、一部の品が工場に残る伝票では、店頭担当者が複数の記録を確認しています。
導入後の使い方店頭担当者が実物のタグ番号・品目・点数を画面の明細と照合し、確認して引き渡した品だけを記録できます。

画面上の確認だけで済ませず、実物を1点ずつ照合する手順を店頭で試して調整します。

02

受付情報から預かり品と保管場所を検索

今の作業預り証を忘れたお客様の受付記録を、名前と受付時期を手掛かりに複写伝票から探しています。
導入後の使い方店頭担当者が名前・電話番号・受付日で検索し、預かり品・仕上がり状況・保管場所を確認できます。

電話の問い合わせも登録情報を確認して案内し、必要に応じて現物を照合する運用です。

03

未引き取り品と連絡履歴を一覧で確認

今の作業保管日数と連絡状況を確認するため、台帳や別のメモを調べています。
導入後の使い方この想定例では、仕上がりから30日を過ぎた品を日数順に表示します。店頭担当者が電話・はがきの履歴を確認し、次の連絡を記録できます。

連絡した日・方法・返答を残し、担当者が替わっても前回の対応を確認して連絡できます。

PROCESS

開発の進め方

現在の受付・保管・引き渡しの手順を確認し、開発範囲を決めます。札幌市内・近郊では店舗を訪問して確認する方法も選べます。設計から試用・運用開始までは2〜3ヶ月が目安で、機器との連携やデータ移行の範囲によって変わります。

1
MONTH 01 / 現在の業務の確認 + いまの道具の現物確認

タグ・預り証・台帳を確認し、管理方法を決める

預り証の複写が何枚重ねで、タグの番号をどう振っていて、ラックにどの順で掛けているか。現物と店舗のルールを確認し、画面に必要な情報と更新するタイミングを整理します。あわせて外注便の曜日と突き合わせ方も確認し、最初に作る範囲を「受付」と「お渡し照合」の2画面に絞って合意します。

  • 店頭・バックヤードでのヒアリング
  • タグ番号・預り証・台帳の現物確認
  • 外注便の出し・戻りの流れの確認
  • 最初に作る機能と後から追加する機能の整理
2
MONTH 02 / 受付・お渡し画面の開発 + 並行運用

受付と引き渡しの画面を店頭で試す

受付とお渡し照合の画面を開発し、月の後半は手書きの複写伝票と並行で使ってもらいます。入力・照合の正確さに加え、受付の速さも確かめます。受付1件にかかる時間を手書きと比べて、時間がかかる箇所は、必要な記録を残したうえで入力方法や項目の並びを見直します。品目パッドの並びも、その店でよく出る品が上に来るように実測で調整します。

  • 受付・お渡し照合の画面開発
  • 品目パッド・加工メニューの店別調整
  • 手書き伝票との並行運用と受付時間の実測
  • 入力方法・項目の並びの調整
3
MONTH 03 / ラックボード・長期連絡 + 運用開始

保管中の品を登録し、連絡と引き渡しの運用を確かめる

ラックボードと長期リストを仕上げ、いま掛かっている品を棚卸を兼ねて初期登録します。新たに受け付ける品は受付時に登録します。過去の台帳は、問い合わせ対応などに必要な情報を確認して移行範囲を決めます。連絡する頻度を店舗と決め、電話・はがきの記録や宛名印刷を試してから運用を開始します。

  • ラックボード・長期リストの開発
  • 保管中の品の初期登録(現物と台帳を照合)
  • 連絡日の運用とハガキ宛名印刷の確認
  • 運用開始 + 微調整の引き継ぎ

FAQ

よくある質問

  • Q1 クリーニング店向けの既製システムとは、どう違いますか?
    このプランでは、品目ごとに仕上がり日が異なる場合の管理や未引き取り品への連絡記録など、店舗の手順に合わせて画面を作ります。既製システムとの比較では、必要な機能、既存機器を使えるか、移行作業、導入後の保守費を確認します。既製システムで対応できる場合も含めて、店舗に合う方法を検討します。
  • Q2 費用はどのくらいかかりますか?
    受付と引き渡しの照合を中心にした構成と、保管場所の一覧・未引き取り品への連絡管理まで含めた構成では、費用が異なります。機器との連携やデータ移行の範囲を確認し、開発費と運用・保守費を分けて見積もります。受付や照合にかかる時間、記録を探す手間など、導入によって改善したい業務を一緒に整理します。
  • Q3 手書きの台帳といまのタグのまま移行できますか?
    現在のタグ番号を使う構成を基本に検討します。番号の重複や再利用の有無を確認してから、管理方法を決めます。保管中の品は現物と台帳を照合して初期登録し、運用開始後に受け付ける品は受付時に登録します。過去の台帳は、問い合わせ対応などに必要な情報を確認して移行範囲を決めます。
  • Q4 パートのスタッフだけの時間帯でも使えますか?
    普段店頭に立つスタッフが使うことを前提に設計します。品目や加工内容を選択式にし、引き渡しでは実物のタグ番号・品目・点数を画面と照合する手順にします。スタッフに試してもらい、入力にかかる時間や迷う箇所を確認して調整します。預り証がない場合などの対応も、短い手順書にまとめます。
  • Q5 長期未引き取り品は、処分してもいいのでしょうか?
    保管日数だけで処分の可否を判断することはできません。全国クリーニング生活衛生同業組合連合会のクリーニング事故賠償基準には、預かった日を起点とする90日・1年の規定がありますが、適用条件や期間を加算する場合があり、処分を認める規定ではありません。この画面例の「仕上がりから30日・90日・1年」は、連絡状況を確認するための設定例です。台帳には受付日・仕上がり日・連絡履歴を残し、実際の対応は店舗の規約や契約内容を確認したうえで、加盟組合や法律の専門家に相談します。

預かり品の管理と引き渡しをご相談ください

現在のタグ・預り証・保管場所の管理方法を確認します。
既存のレジやタグ打ち機を利用できるかも含め、店舗と工場で情報を共有する方法を考えます。

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