EvoQuest
EvoQuest DX業務システム / 業務効率化 2026.07

SCENARIO ── LANDSCAPING ESTIMATE CASE

現地調査の写真と記録を、
見積もりと提出後の対応につなげる

庭の樹木や作業条件をスマホで記録し、見積書と提出後の対応を管理する開発プランです。担当者が過去の単価や作業人数・日数を確認して金額を決め、事務所では提出予定と返事待ちを一覧で把握します。冬囲いの案内にも使えます。

想定領域
業務システム / 造園業の業務改善
担当範囲
業務整理・操作画面の開発・使い方の説明・定着支援
想定対象
職人 数名・年間 数百件の現地調査をこなす造園業
想定期間
設計〜納品 約 2〜3 ヶ月

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

剪定や冬囲いの依頼が重なる時期は、現地調査と見積作成を並行して進める必要があります。現地調査を終えた案件と見積を提出した案件を一覧で確認できれば、提出予定日が近い案件から準備できます。このプランでは、写真やメモの整理、見積作成、提出後の連絡履歴を案件ごとにまとめます。

現地調査で木ごとに番号を付け、写真と作業内容を記録します。事務所ではその記録を見ながら、数量・単価・作業条件を確認して見積書を作成します。提出後も返事待ちの案件と経過日数を一覧に残します。樹木の状態や価格を判断するのは担当者で、システムは必要な記録を探しやすくする役割を担います。

CHALLENGE

課題

  • 01 現地調査の記録が車のノートとスマホの写真アプリに分かれている。庭を見ながらノートに「オンコ4m 剪定」と走り書きし、写真は別でスマホに撮る。夜に見積を作る頃には、どの写真がどの木か思い出しながらの作業になる。
  • 02 現地調査を終えた案件の見積作成が繁忙期に重なる。日中の現場作業と並行して、写真の整理やExcelへの入力が必要になる。提出予定日と作成状況を確認し、どの見積から準備するかを決めたい。
  • 03 単価を決めた理由を担当者の間で共有しにくい。剪定や伐採の費用は、樹種・高さ・現場条件に加え、作業に必要な人数と日数でも変わる。去年の冬囲いの金額を確かめるために「見積_佐藤様_最終(2).xlsx」をフォルダの奥から探し回る。ほかの担当者が下書きを作るにも、過去の金額や判断理由を確認する必要がある。
  • 04 提出後の連絡履歴をまとめて確認できない。「奥さんと相談します」で止まったまま連絡せず、気づけば1ヶ月。毎年頼まれる冬囲いも、こちらから案内を出す仕組みがなく、お客さんからの電話待ちになっている。

APPROACH

課題への対応

入口は現地調査です。木の状態や作業条件をその場で確かめられるので、その場でスマホから木ごとに番号を振り、写真と「樹種・高さ・作業内容」をセットで記録します。「①イチイ 4m 剪定」「②ヤマモミジ 電線にかかる枝あり」のように記録します。トラックを横付けできるか、枝葉を何メートル手運びするかも現地調査画面の項目にします。記録を見ながら作業内容と条件を確認し、単価や数量を入力して見積を作成します。

事務所側は、案件を「現地調査これから → 見積これから → 返事待ち → 今週の結果」の四つの列で見るボードにします。調査から見積提出までの経過日数と提出後の連絡状況を一覧で確認できます。受注した案件と見送りになった案件は「今週の結果」にまとめます。現地調査から日数が経った案件は列の上に赤く浮き、出した見積は返事が来るまで消えない。単価は過去の見積から樹種・作業ごとに呼び出せるようにして、「去年いくらでやったか」を確認する手間を減らします。毎年の冬囲いは、去年やった庭のリストから今年の案内と見積の下書きを起こせるようにします。

CONSULTATION

現地調査の記録と見積もりの管理からご相談ください

現在の単価表と現地調査で残している写真やメモを確認します。
見積書の作成・提出予定の管理・冬囲いの案内など、必要な範囲から開発できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。利用する担当者と入力・確認する内容を紹介します。表示している名称・人数・数量・金額などは想定例です。

01. 現地調査・見積もり・返事待ちの案件一覧

動いている案件を「現地調査これから」「見積これから」「返事待ち」「今週の結果」の四列で見るボード。現地調査から日数が経って止まっている案件を列の上に赤く出し、「出していない見積」を見えるようにする画面。

案件一覧
使い方のポイント
案件ごとの経過日数を一覧にして、対応が必要な案件を確認しやすくする。
滞留の警告
現地調査から5日を過ぎた未提出案件、返事がないまま2週間過ぎた見積を、日数つきで上に浮かせる。
操作
案件カードをクリックすると、その案件の見積作成画面へそのまま進む。

02. 現地調査の写真・樹木・作業記録

庭を回りながら、木ごとに番号を振って写真と「樹種・高さ・作業内容」を記録するスマホ画面。トラックの横付け可否・手運びの距離・蜂の巣などの危険もその場で残し、現場で作業対象と条件を整理できるようにする。

スマホ現地調査
使い方のポイント
「どの写真がどの木か」を夜に思い出す作業をなくす。番号・写真・作業内容を庭でセットにする。
入力の負担
樹種と作業は選択式のボタンを中心にする。使用する端末や手袋で操作できるか確認し、自由記述は最小限。
現場条件
横付け不可・手運び20m・電線接近など、単価に響く条件を選ぶだけで記録できる。

03. 見積もりの作成

左に現地調査の番号つき拾い出し、右に見積の明細を並べる、左右2分割の画面。左の木を選ぶと対応する明細行が光り、過去の見積から樹種・作業ごとの単価を呼び出せる。人工と処分費の検算も同じ画面で見える。

見積作成
使い方のポイント
見積作成を「ゼロから書く」から「番号に単価を当てる」に変える。左右の対応が常に見える。
単価の呼び出し
同じ樹種・同じ作業の過去見積を横に出し、「去年のファイルを探す」をなくす。
取りこぼし防止
明細に入っていない拾い出しが残っていると、画面が件数つきで知らせる。

04. 写真付き見積書

明細の①②③が現地調査の写真の番号とつながった見積書。2枚目に番号つきの写真ページが付き、お客様が「どの木のことか」を迷わず確かめられる。有効期限と作業時期の目安も載せる。

帳票
使い方のポイント
「一式」で書かない。木ごとの明細と写真が対応した見積書は、お客様も作業の対象と金額を確認しやすい。
番号の一貫性
現地調査で振った番号が、明細・写真ページ・現場作業の指示まで同じ番号で通る。
出力
印刷・PDFのほか、そのままLINEやメールで送れる形式で書き出せる。

05. 冬囲いの案内先一覧

去年冬囲いをした庭の一覧から今年の案内を出す先を選ぶ画面。去年の内容と金額がそのまま今年の見積の下書きになる。庭木が変わった家は「要現地調査」の印をつけて分けておく。

毎年の仕事
使い方のポイント
冬囲いは毎年ほぼ同じ内容の仕事。去年の見積を「探す」のではなく「下書きとして使い回す」。
案内の段取り
10月に電話が鳴るのを待たず、8月末にこちらから案内を出す前提の画面にする。
例外の扱い
去年キャンセルした家・庭を改修した家は印で分け、一律送付にしない。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。実際の業務で試し、作業時間や確認漏れの変化を確かめます。

01

現地調査の記録から見積明細を作成する

今の作業車のノートの走り書きとスマホの写真を突き合わせ、どの写真がどの木か思い出しながらExcelに打っていた。
導入後の使い方現地調査の時点で番号・写真・作業内容がそろっていて、事務所では作業条件と費用を確認し、見積の明細を作成できる。

現地調査で記録する項目を揃え、事務所で写真を探したり内容を確認し直したりする時間を減らす設計です。

02

未提出の見積もりを経過日数順に確認する

今の作業繁忙期に「現地調査済み・見積未提出」が溜まっても、どれが何日止まっているか誰も分からなかった。
導入後の使い方対応が止まっている案件を経過日数順に表示する。見積もりの提出後も、返答と次の連絡予定を確認する。

見積の提出が遅れないよう、未提出の案件を毎日確認する。提出日と受注・失注の結果を残し、改善の効果を確かめる。

03

前年の作業と金額を確認して季節の案内を作る

今の作業去年の金額を確かめるのに過去のExcelを探し回り、冬囲いはお客さんからの電話待ちだった。
導入後の使い方樹種と作業ごとの過去単価を確認し、前年の冬囲いの記録から今年の案内を作成する。

過去の金額と判断理由を共有し、下書きの作成と最終的な価格の確認を分担しやすくする。

PROCESS

開発の進め方

オンラインと現場訪問を組み合わせて、2〜3ヶ月を目安に納品まで進めます。作る順番は業務の季節に合わせます。繁忙期の前に現地調査画面から使い始められるように。

1
MONTH 01 / 業務整理 + 現地調査への同行

現地調査で記録する項目と見積の判断基準を整理する

実際の現地調査に同行し、庭で何を見て、ノートに何を書き、単価をどう決めているかを観察します。過去の見積Excelから樹種・作業・単価の分類を棚卸しし、現地調査画面と案件一覧の骨組みを固めます。

  • 現地調査への同行と業務ヒアリング
  • 過去見積Excelの単価・項目の棚卸し
  • 樹種・作業・現場条件の選択肢づくり
  • 現地調査画面・案件一覧の下書き
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MONTH 02 / 画面開発 + 実案件での試用

現地調査の画面を実際の現場で試す

スマホの現地調査画面と案件一覧、左右2分割の見積作成画面を開発し、実際の現地調査で数件使ってもらいます。軍手のまま押せるか、庭で電波が切れても記録が残るか、現場で確かめて画面に反映します。

  • 現地調査画面・案件一覧・見積作成の開発
  • 番号つき見積書・写真ページの出力
  • 実際の現地調査での試用と画面調整
  • 過去見積からの単価呼び出しの開発
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MONTH 03 / 定着 + 納品

データを移行し、繁忙期の使い方を確認する

冬囲いの案内リストと返事待ちのお客様への確認を仕上げ、過去の顧客と見積データを移行します。事務担当と若手が自分で回せる手順書を添えて納品。繁忙期の入り口で困りごとを拾う調整期間を設けます。

  • 冬囲いリスト・返事待ち管理の仕上げ
  • 過去の顧客・見積データの移行
  • 手順書づくりと使い方の引き継ぎ
  • 納品 + 繁忙期前の調整

FAQ

よくある質問

  • Q1 見積の管理はExcelのままでは限界ですか?
    Excelで提出予定日や対応状況を共有できているなら、使い続ける方法もあります。写真・見積ファイル・連絡履歴が別々にあり、確認に時間がかかる場合は、一部をシステム化する方法をご提案します。既存の単価表を活用し、案件の進捗管理から始める構成も選べます。
  • Q2 単価の決め方までシステムに決められてしまいませんか?
    いいえ。単価はこれまで通り、担当者が現場の条件を踏まえて決めます。システムがやるのは「同じ樹種・同じ作業を過去にいくらで出したか」をすぐ出すことと、作業人数・日数や処分費をもとにした費用の確認です。値決めの判断はそのまま残し、過去の金額や判断の材料を確認しやすくします。
  • Q3 職人がスマホの入力に慣れていなくても使えますか?
    現地調査画面は樹種と作業を選択式のボタンで入力する作りにし、文字入力は最小限にします。使用する端末と手袋で操作できるかを確認し、実際の現地調査で数件試してから仕上げる進め方です。どうしても難しければ、現地調査は写真と音声メモだけ残し、事務所で番号を振る運用にも合わせられます。
  • Q4 費用と期間はどのくらいを見ればいいですか?
    掲載した構成では、設計から納品まで約2〜3ヶ月を目安にしています。費用は、現地調査の記録・案件管理・見積書の出力・冬囲いの案内のうち、どこまで作るかで変わります。先に現地調査の画面と案件管理だけを導入し、運用を確かめて機能を追加する進め方も選べます。その場合の費用と期間は、段階ごとにお見積もりします。
  • Q5 補助金の対象になりますか?
    この個別開発プランが補助対象になるとは限りません。デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)は、登録・承認されたITツールが対象です。利用する制度の公募要領と登録状況を確認し、対象経費や契約時期などの条件を確認する必要があります。まずは開発範囲と見積を整理します。登録要件は公式のITツール登録案内をご確認ください。

現地調査の記録と見積もりの管理からご相談ください

現在の単価表と現地調査で残している写真やメモを確認します。
見積書の作成・提出予定の管理・冬囲いの案内など、必要な範囲から開発できます。

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