EvoQuest
EvoQuest Appsスマホ予約アプリ 2026.06

SCENARIO ── SALON RESERVATION CASE

施術中で電話に出られない——その取りこぼしを、
お客様も使える予約アプリ一つでなくす。

施術中はお客様の体に手を置いているから、鳴っている電話には出られない。出られないあいだに新規の予約問い合わせを逃して、あとで折り返したらもう別のお店で予約済み——整体・リラクゼーションサロンや治療院を一人〜数名で回している人から、よく聞く話です。電話とノート台帳でやってきた予約の受付・前日確認・来院記録を、お客様がスマホから自分で予約でき、院側もスマホの台帳一つで回せる形に変える想定シナリオを、こう設計します。

想定領域
スマホ予約アプリ / 来店業務DX
担当範囲
要件整理・画面設計・開発・公開後改善
想定対象
施術者 1〜数名の予約制サロン・治療院
想定期間
設計〜公開 約 3 ヶ月

OVERVIEW

プロジェクト概要

予約制のサロンや治療院が抱える「予約が電話とノート台帳に分かれ、施術中は受けられない」状態を、お客様向けの予約画面+院側のスマホ台帳で一本化する想定シナリオ。お客様のネット予約・当日の受付と会計・前日リマインド・来院記録(施術メモ)・しばらく来ていない人へのフォロー を一つのアプリにまとめます。

院側を使うのは、パソコンよりスマホで仕事を済ませたい施術者がほとんど。だから「施術の合間に、片手で台帳が確認できる」ことを最優先に設計します。最初から全部を作り込まず、まず「ネット予約と台帳」だけを確実に回し、来院記録やフォローは使いながら足していく前提です。

CHALLENGE

課題

  • 01 施術中は電話に出られない。手が空いたとき折り返しても、新規のお客様はもう別の店で予約していることが多い。出られなかった電話が、そのまま機会損失になる。
  • 02 口頭の予約とノートの台帳がずれて、たまにダブルブッキングが起きる。気づくのは同じ時間に二組来てしまってから。謝って予定を組み直すたびに、信用がすり減る。
  • 03 無断キャンセル(ノーショー)で枠が空いても、前日確認の電話を一件ずつかける余裕がない。空いた枠は埋め直せず、その日の売上がそのまま抜ける。
  • 04 「前回どこを施術したか」がノートをめくらないと出てこない。常連さんの体の状態を覚えていられず、毎回ゼロから聞き直す。話した内容が人によってノートに残ったり残らなかったりする。

APPROACH

アプローチ

取りこぼしの大半は「電話でしか予約を受けられない」ことから来ているので、まずお客様が自分のスマホから24時間予約できる窓口を作ります。メニューを選んで、空いている日時を押して、名前と連絡先を入れるだけ。施術者が電話に出られなくても予約は埋まり、入った予約はそのまま院側の台帳に並びます。口頭とノートの二重管理がなくなれば、ダブルブッキングの芽も消えます。

院側はスマホで完結させます。本日の来院・次のお客様・空き枠・要対応をホームの上から順に並べ、施術の合間に開いてすぐ状況がつかめる構造に。前日のリマインドは自動で送り、ノーショーを減らします。来院記録は、体のどこをどう施術したかを前回の続きから書ける形にして、ノートを繰る手間をなくす。全部を一度に入れず、ネット予約と台帳から始めて、使いながら記録やフォローを足していく順序で組みます。

CONSULTATION

施術中で出られない電話を、お客様が自分で取れる予約に。

「電話に出られず予約を逃す」「ダブルブッキングで謝る」「前回の施術が思い出せない」。
そういう毎日こそ、お客様も使える予約アプリと院側のスマホ台帳で軽くできます。
要件整理・画面設計・開発・公開後の改善まで、一貫してお手伝いします。

SCREENS

主要画面

想定する主要画面と、設計で大事にしている考え方です。施術の合間に片手で使えることを最優先にした構成で、データはすべて予約制サロン・治療院の規模感に合わせた想定例です。実在の店舗・お客様ではありません。

01. ホーム(本日の予約)

アプリを開くと、本日の来院がそのまま時間順に並ぶホーム。次のお客様・空き枠・前日リマインドの未送信を一目で把握し、その場から受付や確認に進める構成。

ホーム
設計のポイント
「次に誰が来るか」「いま手を打つことは何か」を画面の上1/3にまとめる。
院側の使い方
施術の合間に片手で開く前提で、主要ボタンは親指の届く下部に。
状態の表現
受付前・施術中・会計済を、色とマーク付きラベルの両方で区別。

02. ネット予約(お客様の画面)

お客様がスマホから予約する画面。メニュー選択→空いている日時→連絡先入力の3ステップで、施術者が電話に出られなくても予約が入る。空き枠だけを押せるようにして、取り違えを防ぐ設計。

お客様向け
設計のポイント
押せるのは空いている時間だけ。埋まった枠はグレーで触れないようにする。
入力の負担
初めての人でも迷わないよう、聞くのは名前・電話・症状の3つに絞る。
取り違え防止
確定前にメニュー・日時・料金を一画面で見せ、押し間違いを最後に止める。

03. 受付・お会計(お客様カード)

来院したお客様を受付前→施術中→お会計→次回予約の順に進める画面。お客様の情報・本日のメニュー・前回の来院がカード一枚にまとまり、施術しながらでも状況が分かる構成。

受付・会計
設計のポイント
状態を1タップで進められる形にして、レジ前で操作に迷わせない。
その場で完結
会計のあと「次回の予約をその場で取る」導線を置き、再来につなげる。
取りこぼし防止
会計済なのに次回未定のお客様には、後でフォローの印が自動で付く。

04. 来院記録(施術メモ)

体のどこをどう施術したかを、前回の続きから書ける来院記録。図の上で部位をマークし、定型の選択肢で素早く残せる。次に来たとき「前回の続き」がそのまま開く設計。

来院記録
設計のポイント
自由記述を最小限にし、部位と施術内容は図と選択肢で残せるようにする。
記録の整理
来院ごとに自動で日付がつき、過去の記録を時系列でさかのぼれる。
引き継ぎ
担当が替わっても前回までの状態が読めるよう、書き方の型をそろえる。

05. 再来フォロー・前日リマインド

前日リマインドの送信状況と、しばらく来ていないお客様の一覧を一画面に。自動で送る前日確認に加え、来院が途切れた人へ一斉ではなく一言添えて声をかけられる構成。

フォロー
設計のポイント
前日リマインドは自動。送信済・未送信・既読を並べて、抜けだけ手当てする。
再来のきっかけ
最終来院からの経過で並べ替え、離れかけた常連に気づける。
売り込まない
定型の一斉送信ではなく、一人ずつ一言足せる下書きを用意する。

06. 予約台帳(パソコンの管理画面)

落ち着いて全体を見たいときのための、パソコン向け予約台帳。時間×施術者のマスに予約が並び、空き枠・新規・常連を色で区別。お客様の一覧や来院履歴も同じ画面から開ける設計。

予約台帳
設計のポイント
1日の埋まり具合が、時間×施術者のマスでひと目で分かる。
絞り込み
施術者・メニュー・新規/常連で台帳を絞り、目的の予約に素早く着く。
スマホと同じ中身
院側スマホとパソコンは同じ予約を見るだけ。二重に入力しない。

OUTCOME

変わったこと

アプリが日々の運用に乗ったあと、電話とノート台帳に縛られていた予約まわりが3つの軸で変わる想定です。

01

予約の受付が
「電話に出られた時だけ」から「お客様が自分で取れる」へ。

Before施術中は電話に出られず、折り返したころには別の店で予約済み。
Afterお客様がスマホから24時間予約でき、入った予約はそのまま台帳に並ぶ。

「出られなかった電話=機会損失」を、施術者の手が空いていなくても予約が埋まる形に変える想定。

02

前日確認が
「手が回らない」から「自動で届く」へ。

Before一件ずつ電話する余裕がなく、無断キャンセルで空いた枠がそのまま売上の穴に。
After前日リマインドが自動で届き、来られない人は早めに分かって枠を埋め直せる。

ノーショーを「仕方ないもの」にせず、確認の手間をかけずに減らす設計に。

03

お客様の体の記録が
「ノートを繰る」から「カルテで一目」へ。

Before前回どこを施術したかはノート頼みで、常連さんにも毎回ゼロから聞き直していた。
After来院記録に前回の続きが残り、次に来たとき「前回の状態」がすぐ開く。

「覚えていられない」を仕組みで補い、担当が替わっても引き継げる状態にする。

PROCESS

3ヶ月の進め方

オンラインでやりとりしながら、設計 → 開発 → 公開を 3 ヶ月で進めます。各月の終わりに必ず触れる成果物を残し、実際に予約を入れてみた感想を翌月の作業に直接反映していく進め方です。

1
MONTH 01 / 要件整理 + 予約の流れの確認

「いまどう予約を受けているか」を画面で合意する月。

電話・ノート台帳・口コミ予約まで、今の受け方を一通り伺います。メニューと料金、施術者ごとの枠の取り方、前日確認のやり方を整理し、まず作る「ネット予約と台帳」の範囲と画面の骨組みを固めます。

  • 予約の受け方・キャンセル対応のヒアリング
  • メニュー・料金・営業時間・枠の整理
  • 最初に作る機能の優先順位づけ
  • 主要画面(ホーム・ネット予約)の下書き
2
MONTH 02 / アプリ開発 + 予約台帳の開発

お客様の予約画面と院側の台帳を同時並行で作る月。

お客様向けのネット予約と、院側のスマホ台帳・パソコンの予約台帳を同時並行で開発。前日リマインドの自動送信もこの月に組み込みます。月後半に、実際の予約を入れてみる内部テストを実施します。

  • ネット予約・空き枠表示の開発
  • 院側ホーム・受付・台帳の開発
  • 前日リマインドの自動送信の実装
  • 試しに予約を入れてみる内部テスト
3
MONTH 03 / 検証 + 公開

実際の使い勝手をアプリに落とし込む月。

内部テストで出た「押しにくい」「ここで迷う」を画面に反映。来院記録と再来フォローまで仕上げて公開し、お客様への予約リンクの渡し方(LINEや店頭のQR)まで整えます。公開後に使いながら直す体制まで引き継ぎます。

  • 試用で出た声をもとにした画面調整
  • 来院記録・再来フォローの仕上げ
  • 予約リンク(LINE / QR)の用意
  • 公開 + 使いながら改善する体制づくり

FAQ

よくある質問

  • Q1 予約サイトのサービスを契約するのと、何が違うんですか?
    既存の予約サービスでも予約は受けられます。違うのは、自分の店の予約の取り方・メニュー・来院記録の残し方にぴったり合わせられる点です。想定では、既存サービスで足りるならそれを勧めますし、月額が積み上がる・自分の店のやり方に合わない・来院記録まで一つにしたい、という段階で専用に作る相談を承ります。まず今の受け方を伺ってから、作るべきかどうかを一緒に決めます。
  • Q2 パソコンが苦手でも使えますか?
    そこを設計の中心に置きます。院側はスマホで完結する前提で、施術の合間に片手で開いて状況がつかめる作りにします。入力はできるだけ選択肢や定型文に置き換え、自由記述を減らします。落ち着いて全体を見たいときだけパソコンの予約台帳を使う、という二段構えで、無理にパソコンを覚えなくても回るようにします。
  • Q3 無断キャンセルは本当に減りますか?
    ゼロにはできませんが、減らせる余地は大きいと考えています。想定では前日のリマインドを自動で送り、来られない人が早めに連絡をくれるようにします。早く分かれば、空いた枠をキャンセル待ちのお客様に回せます。送ったかどうか・既読かどうかも画面で分かるので、抜けた人にだけ一声かける、という手当てができます。
  • Q4 来院記録(カルテ)は医療の記録として使えますか?
    想定しているのは、整体・リラクゼーションなどでの施術内容を残す来院記録・施術メモです。医療機関の診療録(カルテ)とは別物として設計します。体のどの部位をどう施術したか、次回どうするかを前回の続きから書ける形にし、担当が替わっても引き継げることを目的にしています。医療機関向けに必要な要件がある場合は、その範囲を確認してから設計します。
  • Q5 導入にはどのくらいの期間・規模が必要ですか?
    想定では設計から公開まで約3ヶ月、施術者が1〜数名の予約制サロン・治療院を対象にしています。北海道内は直接お伺いし、道外はオンラインで対応します。要件が固まっていない段階からご相談いただけ、まずは「今どう予約を受けているか」を一通り見せてもらうところから始めます。

施術中で出られない電話を、お客様が自分で取れる予約に。

「電話に出られず予約を逃す」「ダブルブッキングで謝る」「前回の施術が思い出せない」。
そういう毎日こそ、お客様も使える予約アプリと院側のスマホ台帳で軽くできます。
要件整理・画面設計・開発・公開後の改善まで、一貫してお手伝いします。