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EvoQuest DX業務システム / 業務効率化 2026.08

SCENARIO ── FOOD MAKER SALES CASE

商談後の対応と提出書類を、担当者と期限で管理

商談で依頼された規格書・サンプル・見積もりなどを担当者と期限付きで管理する開発プランです。社長と営業・事務担当が対応状況を共有し、どの版の書類を誰に送ったかも確認します。

想定領域
取引先・商談管理システム / 食品メーカーの販路開拓
担当範囲
取引先・商談履歴の整理、対応期限・提出書類の管理、商談会1回の試用
想定対象
従業員12名の水産加工メーカー(営業は社長ともう1名、年3〜4回の商談会出展)
想定期間
設計〜納品 約 3 ヶ月

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

食品メーカーの商談後に必要になる、規格書やサンプルの送付、見積もり、質問への回答を管理する開発プランです。営業を社長と1名が担う従業員12名の会社を想定し、担当者と期限を決めて対応状況を共有します。

年3〜4回の商談会で増える名刺やメモを取引先の台帳にまとめます。20分の商談で答えきれなかった項目を記録し、毎週月曜9時に今週の対応を確認します。送付した書類は商品名・版・送り先を残し、内容を変更したときに差し替え対象を探せるようにします。

CHALLENGE

課題

  • 01 対応事項が名刺の裏で止まる。1日の商談会で名刺が30枚、その場で答えられなかった質問が20件ほど出ます。書き留める先は名刺の裏か、シートの余白。会場を出た時点で全部が同じ束になり、どれが1週間以内の分でどれが2週間以内の分かを、分けられる形になっていません。
  • 02 送った書類の版が残らない。規格書はメールに添付して送るので、控えは送信済みフォルダの中です。同じ干物でも、塩を替えた前と後、包装を変えた前と後で中身が違います。誰にどの版を送ったかを一覧で出せないため、2026年4月1日にカシューナッツが特定原材料に加わったときのように表示の決まりが変わっても、差し替えを送る先を名簿から出せません。
  • 03 社長が製造に入る週は、返事が全部止まります。いつどこで会ったか、先方が気にしていたのは値段だったのか納品の頻度だったのか。経緯が手帳にしかないので、事務の担当者は当たり障りのない返事しか書けず、結局は社長の手が空くのを待つことになります。

APPROACH

課題への対応

毎週月曜9時から30分で、商談後の対応事項を確認します。取引先ごとに依頼内容を並べ、担当者と回答期限を決めます。商談会の週は、その日のうちに内容を整理し、24時間以内のお礼とその後の対応を分けて管理します。

依頼の種類は、規格書、サンプル、見積もり・取引条件、そのほかの質問の4つに分けます。FCPシートの項目番号から依頼内容を選び、必要なメモを添えます。同じ項目について確認したい取引先を一覧にできるようにします。

書類を送ったときは、商品名・書類の版・送り先・送付日を記録します。原材料の仕入先・包装・表示の決まりが変わったときに、古い版を送った取引先を確認できます。カシューナッツの経過措置の期限は2028年3月31日です。表示内容は専門家に確認し、システムでは差し替え先の確認を支援します。

入力する時期も決めます。商談会では項目番号から依頼を選び、通常の訪問後は停車中などに3分程度で記録できる項目を検討します。既存の名刺入れとメールは引き続き使い、台帳に残す内容を整理します。

月に一度、回答までの平均日数、期限超過の件数、3週間やりとりがない取引先数、社長以外が対応した割合、差し替え先を調べる時間の5つを確認します。成約率だけで判断せず、自社で改善できる対応の速さや分担を見直します。

CONSULTATION

商談後の対応と書類管理をご相談ください

現在の名刺・商談メモ・書類の送付記録を確認します。
返答の担当と期限、商品ごとの版の管理方法を整理し、既製サービスで足りるかも比較します。

SCREENS

主要画面

この開発プランで想定する画面を紹介します。担当者が入力する内容と確認できる情報をご覧ください。表示しているデータは説明用の想定例です。

01. 今週の商談後の対応一覧

社長と営業・事務担当者が商談後の対応事項を確認する画面です。取引先・依頼内容・依頼日・期限・担当者を一覧に表示します。24時間以内・1週間以内に対応する項目と期限超過を区別し、月曜の30分の確認で担当者と対応日を決めます。

今週の対応事項
使い方のポイント
期限が近い対応事項から確認し、担当者と対応予定日を決めます。担当や日付が未定の項目は上部に表示します。
商談会の週
商談会の当日中に整理する項目を分けて表示し、24時間以内に必要な対応を確認します。
期限を過ぎた対応事項
期限を過ぎた対応事項も残し、期限超過の件数を導入前後で比較します。

02. 取引先の商談履歴・提出書類

返事を書く前に開く画面です。いつどこで誰と会ったか、そのとき何を聞かれたか、送った書類と日付、伝えてある取引条件が上から時系列で並びます。先方が気にしていた点は、値段・納品の頻度・ロット・日持ちのように選んで残すので、経緯を知らない人でも読み取れます。次に対応する項目が右側に出ます。

取引先カルテ
使い方のポイント
商談で先方が確認したい内容を選択肢とメモで記録します。同じ条件に関心を持つ取引先を一覧で確認できます。
引き継ぎ
事務担当者が商談履歴と送付書類を確認し、返答の下書きを作れるようにします。社長が製造を担当している間も、対応を分担できます。
残すもの
名刺の画像とFCPシートの控えを取引先の記録に添付します。紙の名刺入れは捨てずに残します。

03. 商品別の書類送付履歴

商品ごとに、送付した書類の版・送り先・送付日を確認します。書類を更新したときは、古い版を送った取引先に印を付けます。表示の決まりが変わった場合は対象の原材料を選び、差し替えを確認する取引先と経過措置の期限を表示します。

提出書類の版
使い方のポイント
商品名に加えて版と送り先を記録し、書類の差し替えが必要な取引先を確認できるようにします。
担当範囲
システムでは、書類の差し替えを確認する取引先を抽出します。表示内容の判断と書き換えは、専門家に確認して行います。
経過措置
カシューナッツの経過措置の期限は2028年3月31日です。送付した版と期限を並べて確認できます。

04. 停滞した商談・次の案内先

最後のやりとりから3週間を超えた取引先を確認する画面です。自社に未回答の依頼がある商談と、回答後に先方の返事を待っている商談を区別します。次の対応日を決めたり、新商品の案内候補として登録したりできます。

止まった商談
使い方のポイント
自社の未回答と、回答後に先方の返事を待っている商談を分けて表示し、次の対応を決めます。
見込み先の扱い
今週の対応対象から外した商談も取引先情報は残し、新商品の案内先を検討する際に確認できます。
商談会の振り返り
商談会ごとのバイヤー数、対応事項の件数、1週間以内に回答した割合を確認し、次の出展を検討します。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

商談後の返答・送付書類・担当者間の引き継ぎを改善する計画です。対応までの日数や期限超過を確認し、運用方法を見直します。

01

商談後の対応事項を、担当者と回答期限で管理

今の作業依頼内容を名刺の裏やシートの余白に記録しています。担当者と期限が決まっておらず、返答が遅れたことに気づきにくい状態です。
導入後の使い方商談会場で対応事項を登録し、月曜の確認で担当者と期限を決めます。想定例の18件について、1週間以内に回答した件数を翌月に確認できます。

回答までの日数と期限内に対応した件数を比較します。取引が決まるかどうかは先方の事情もあるため、成約を保証する仕組みではありません。

02

送付した書類の版と送り先を記録

今の作業書類の控えを送信済みメールから探しています。同じ商品のどの版をどの取引先へ送ったかを一覧で確認できません。
導入後の使い方商品名・書類の版・送り先・送付日を記録します。原材料や表示内容が変わったとき、古い版を送った取引先を一覧で確認できます。

表示内容の判断や修正は、保健所や食品表示に詳しい専門家にご確認ください。システムでは、差し替えが必要な取引先を確認する作業を支援します。

03

商談履歴を共有し、事務担当者が返答の下書きを作成

今の作業商談の経緯が社長の手帳にあり、事務担当者が返答に必要な情報を確認できません。社長が製造を担当している間、対応が止まります。
導入後の使い方商談相手・依頼内容・送付書類・過去の取引条件を共有します。事務担当者が返答の下書きを作り、社長が価格や取引条件を確認して送付できます。

取引条件は社長が判断します。過去の経緯と必要な書類を探す手間を減らし、対応を分担できるようにします。

PROCESS

開発の進め方

石狩・札幌近郊では工場と事務所へ伺い、道外はオンラインで進めます。約3ヶ月を想定し、最後の1ヶ月は商談会での試用に合わせて調整します。20分の商談中に入力できるかを確かめ、担当者が使いやすい項目に整えます。

1
MONTH 01 / 業務ヒアリング + 既存の名簿の確認

名刺とExcelとメールに何件あるかを数える

半日の打ち合わせで、名刺・Excelの取引先一覧・送信済みメール・商談メモを確認します。同じ会社が何か所に出てくるか、どれが新しいかを見て、集めるだけで済むのか入力の流れから作り直すのかを判断します。あわせて過去に送った規格書を集め、商品ごとに何版あるかを数えます。FCPシートの30項目のうち、いま即答できる項目とできない項目も分けておきます。

  • 名刺・Excel・メール・手帳にある取引先の重複と件数の確認
  • 過去に送った規格書の収集と商品別の版の数え上げ
  • FCPシート30項目のうち即答できない項目の洗い出し
  • 商談会の年間予定と次に出る会の日程の確認
2
MONTH 02 / 台帳と4画面の開発

対応事項の並びと書類の表を先に作る

今週の対応事項・取引先カルテ・提出書類の版・止まった商談の4画面を開発します。先に作るのは対応事項の並びと書類の表で、取引先の履歴を確認する画面も作ります。並行して、前の月に集めた名刺と規格書を取り込みます。取り込みは全部を一度に入れず、直近1年に会った先から始めます。古い名刺まで入れると、どこが現在もやりとりのある取引先か分からない台帳ができあがるためです。

  • 4画面の開発とFCPシート項目番号にそろえた入力欄の機能の作成
  • 直近1年ぶんの名刺と収集した規格書の取り込み
  • 商品と版と送り先の表の初期登録
  • 月曜9時の30分に何を見るかの手順の作成
3
MONTH 03 / 次の商談会に合わせた並行運用

会場で押せるかどうかを実際の会で確かめる

次の商談会に当社も同席し、会場でのタブレット入力が20分の商談のなかで回るかを見ます。押しにくかった場面と、あとから手で直した項目を洗い出して、その場の入力を軽くします。会が終わったあと、24時間以内のお礼と1週間以内の追加連絡を実際に行い、対応事項が何日で返せたかを数えます。ここまでを確かめてから、古い名刺の取り込みと社内での引き継ぎに移ります。

  • 商談会への同席と会場での入力の観察
  • 押しにくかった項目の修正と入力欄の削減
  • 商談後のお礼・追加連絡の実施と回答までの日数の測定
  • 過去の名簿の追加取り込みと事務担当者への引き継ぎ

FAQ

よくある質問

  • Q1 kintoneやZoho CRMのような既製のサービスでは足りませんか。
    足りる場合があります。取引先と担当者と商談メモを1か所に集めたいだけなら、既製サービスの項目を足すだけで回ることが多く、その日から使い始められます。判断が分かれるのは、送った書類について商品名・版・送り先を組み合わせて管理したいときです。ここは商品マスタと送付履歴を結ぶ作りになるので、標準の項目追加では組みにくくなります。当社が相談を受けたときは、まず既製サービスの無料の範囲で手元の取引先を20件ほど入れて1週間使っていただきます。公表価格と無料で試せる範囲は関連ページの解説記事にまとめています。それで足りるなら、作らずに初期設定だけをお手伝いします。
  • Q2 費用と期間はどれくらいですか。
    期間はこの4画面の範囲で3ヶ月を想定しています。費用は画面の数と取り込む名簿の量で変わるため定価がありません。先に決めていただくのは3つです。書類の版を管理する対象を規格書だけにするか見積と検査結果まで広げるか、会場での入力をタブレットで行うか帰社後にまとめるか、過去の名刺をどこまで遡って取り込むか。この3つが決まると概算が出せます。初回の相談と概算の見積もりは無料で、北海道内であれば工場まで伺います。
  • Q3 規格書そのものを作ってもらえますか。
    作りません。原材料の書き方、アレルゲンの範囲、賞味期限の設定根拠は、商品を作っている側にしか判断できない部分を含みます。当社が担当するのは、できあがった書類をどの取引先にどの版で出したかを残すところと、差し替えが要る先を抜き出すところまでです。書き方そのもので迷われている場合は、保健所や食品表示に詳しい専門家、あるいは北海道よろず支援拠点のような無料の相談窓口を先に使うことをお勧めしています。
  • Q4 名刺の入力が続くか心配です。
    担当者と入力するタイミングを決めます。商談会では依頼を受けた時点で、通常の訪問では停車後の3分間で記録できるよう、入力項目を絞ります。3ヶ月目の商談会で20分の商談中に使えるかを試し、入力した内容が翌週の対応一覧に反映されることも確認します。
  • Q5 商談会に出ていない会社でも使えますか。
    使えます。対応事項が出る場面は商談会だけではありません。飛び込みの引き合い、既存の取引先からの新商品の打診、道の駅や土産店からの問い合わせでも、規格書と見積と条件の確認は同じように発生します。その場合は月曜9時の30分だけを残し、商談会の週の例外を外した形にします。逆に、まだ商談会に出たことがない会社であれば、北海道や札幌市が募集している商談会の日程を最初のひと月で一緒に確認するところから始められます。

商談後の対応と書類管理をご相談ください

現在の名刺・商談メモ・書類の送付記録を確認します。
返答の担当と期限、商品ごとの版の管理方法を整理し、既製サービスで足りるかも比較します。

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