01. 工程別の点数・引き渡し予定
受付済みの点数が、品目群ごとに洗い・乾燥、仕上げ、検品・包装、店戻しの4つの工程に分かれて並ぶ。工場の人が工程を進めるたびに数が動く。右には、きょう渡す約束の点数のうち仕上げが終わっていない数と、店舗で測った作業時間から試算した仕上げの所要時間が表示されます。終了時刻は、担当者と設備の空き、検品などの残作業も確認して判断します。
SCENARIO ── DRY CLEANING FACTORY CASE
洗い待ち・仕上げ待ちなど工程別の点数を店頭と工場で共有する開発プランです。受付済みの作業と翌週の受付予測を分け、納期やスタッフの出勤予定を判断する材料にします。
OVERVIEW
クリーニングの納期を案内するには、受付点数だけでなく、工場に残っている作業量と品目ごとの所要時間を確認する必要があります。洗い・乾燥が終わっていても、仕上げや検品が残っていれば、そのまま引き渡せるわけではありません。この開発プランでは、工程ごとの点数と仕上がり予定を店頭と工場で共有します。
衣替えの時期に備えるため、過去の受付点数と直近の増減を確認し、翌週の持ち込み量を予測します。受付済みの作業は予測と分け、現在の作業量、これから受け付ける見込み、スタッフの出勤予定を同じ画面で比較できるようにします。納期と人員は、設備の稼働状況やスタッフの担当可能な作業も確認して決めます。
預かり品・引き渡し管理の開発プランが品物ごとの保管場所や照合を扱うのに対し、こちらは工場全体の作業量と納期を扱います。必要に応じて両方を連携し、同じ記録を使える構成も検討します。
CHALLENGE
APPROACH
最初に、受付済みの品がどの工程にあるかを共有する工程表を作ります。品目ごとに「洗い・乾燥」「仕上げ」「検品・包装」「店戻し」の点数を記録し、引き渡し予定が近い品を確認できるようにします。POSから取り込める項目は、利用中の機器や出力形式を確認して決めます。
作業時間は、店舗で測った品目ごとの処理点数をもとに試算します。たとえば1人が1時間に20枚を仕上げる設定なら、60枚の仕上げには延べ3時間が必要です。ただし、人数で割るだけで終了時刻が決まるわけではありません。設備の台数、担当できる作業、乾燥や検品に必要な時間も確認し、納期を判断します。
次に、日別・品目別の受付点数を記録します。連休や特売などの情報と気温を予測に使う場合は、受付点数との関係を店舗の過去データで確かめます。特定の気温を超えれば必ず持ち込みが増えるという前提にはせず、データの有無と予測への効果を確認して使う項目を決めます。
翌週の計画では、受付済みの作業とこれから受け付ける予測を分けて表示します。定期回収の品も点数が確認できた分を確定として扱います。予測の幅は想定される増減の目安であり、その範囲に必ず収まる保証ではありません。作業時間の見込みと出勤予定を比較し、納期の案内や応援の必要性を検討します。確認する曜日と時刻は、店舗の受付状況とシフトを決める日程に合わせます。
人員計画は予測の下限だけで決めず、納期に必要な作業量とスタッフの希望・担当作業を確認して調整します。予定と実績がずれた場合も、まず工程の進み具合を確認し、追加の勤務を相談するか、新たに受け付ける品の納期を見直すかを判断します。すでに約束した納期を変更する場合は、お客様に事情を説明して相談します。効果の振り返りには、納期を過ぎた点数、残業時間、受付を見送った件数などを使います。
CONSULTATION
現在の受付記録と品目ごとの工程や作業時間を確認します。
工程表から始め、予測を加える範囲と繁忙期前に試す日程を相談します。
SCREENS
この開発プランで想定する画面を紹介します。担当者が入力する内容と確認できる情報をご覧ください。表示しているデータは説明用の想定例です。
受付済みの点数が、品目群ごとに洗い・乾燥、仕上げ、検品・包装、店戻しの4つの工程に分かれて並ぶ。工場の人が工程を進めるたびに数が動く。右には、きょう渡す約束の点数のうち仕上げが終わっていない数と、店舗で測った作業時間から試算した仕上げの所要時間が表示されます。終了時刻は、担当者と設備の空き、検品などの残作業も確認して判断します。
日別・品目別の受付点数をまとめ、前年の同じ時期と比較します。画面はPOSから点数を取り込み、連休・特売などの情報と気温を追記する例。実際の取り込み方法や入力項目は、利用中のPOSと記録の負担を確認して決めます。
受付済みの残作業と、点数を確認済みの法人回収分を確定分として表示します。新規受付は翌週6営業日の予測を示し、店内で仕上げる品と外注品を分けて集計します。作業時間の見込みと出勤予定を比較し、納期の案内と人員計画を検討します。
スタッフ5名と店主の出勤予定を日ごとに表示し、追加勤務を相談できる曜日も確認します。仕上げを担当する人の出勤時間と必要時間の見込みを比較し、工程や設備の状況も踏まえて調整します。本人と合意した勤務予定を共有します。
先週の品目群別の見込みの幅と実績の点数が並び、約束の仕上がり日を過ぎた点数、おわびの電話の件数、残業時間と待機時間、「その日までに」を受けられなかった件数が表示されます。予測と実績がずれた週の状況を記録し、翌年の計画を立てる際に参照できます。
OUTCOME
この開発プランで目指す改善です。導入前後の納期遅れ、残業・待機時間、希望納期に対応できなかった件数を記録し、受付点数や人員の違いも踏まえて効果を確認します。
納期を過ぎて仕上がった点数とおわびの電話件数を記録します。前年の記録がない場合は最初の衣替え週から記録し、翌年と比較します。
残業時間と作業を割り当てられず待機した時間を記録し、受付点数や工程の進み具合と比較します。
初年度は前年のPOS受付点数に、連休・特売日・気温の情報をカレンダーと気象庁の観測値から補う想定です。運用記録が1年分そろった時点で予測方法を見直します。
PROCESS
現在の受付記録と工場の作業手順を確認し、工程表から段階的に導入します。以下は約3ヶ月で運用を始める場合の例です。POSとの連携方法や必要な機能に応じて期間を調整し、繁忙期の前に試用できる日程を相談します。
POSや日報から取得できる日付・品目・点数を確認し、過去の繁忙期を振り返ります。工場では工程の分け方と記録方法を相談し、品目ごとの作業時間を測ります。担当者や設備による違いも確認し、所要時間の試算に使う条件を決めます。
工程表と受付日報を作り、現在の台帳やホワイトボードと照合しながら試用します。作業を進めた際の入力に無理がないか、実物と画面の点数が一致するか、受付で納期を判断する情報が足りているかを確認します。試用期間や記録の細かさは、現場の負担を見て調整します。
過去の受付記録で予測方法を検証し、翌週の見込み・出勤表・振り返り画面を試用します。作業量と納期を確認する曜日やスタッフに勤務を相談する時期を決めます。繁忙期の運用後も、予測の誤差と工程の滞りを振り返り、必要な設定や手順を見直します。
FAQ
RELATED
現在の受付記録と品目ごとの工程や作業時間を確認します。
工程表から始め、予測を加える範囲と繁忙期前に試す日程を相談します。