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EvoQuest AppsWebアプリ / 寄付食品の受け入れと検品・在庫・提供先への配分・送り状・受け渡しの記録 2026.10

SCENARIO ── FOOD BANK

期限の近い食品から、
受け取れる団体へ配る

地域の小さなフードバンクが、寄付食品の受け入れの検品、期限の近い順の在庫、毎週の提供先への配分表、渡すときの送り状、何をどこへ渡したかの記録までを1つにする開発プランです。配分を決めるのは担当のスタッフです。

想定領域
Webアプリ / 寄付食品の受け入れと検品・在庫・提供先への配分・送り状・受け渡しの記録
担当範囲
今の受入表と配分の表の確認・画面の開発・検品をするボランティア向けの説明・寄付者や提供先と交わしている合意書の項目に合わせた記録の整理の手伝い
想定対象
北海道内の地方都市のNPOのフードバンク。倉庫は1か所(常温の棚と業務用の冷蔵庫・冷凍庫が1台ずつ)で、事務のスタッフ1人と週3回のボランティアで回す。提供先は子ども食堂・フードパントリー・福祉施設など12団体で、毎週木曜に渡す
想定期間
受け入れの検品と在庫の画面から作り、ひと月ほど紙の受入表と並べて使ったあと、配分表と送り状、記録の検索を足す想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

このプランでは、地方都市で活動する小さなフードバンクを想定しています。食品メーカーや農家、スーパー、家庭から集めるフードドライブで寄付を受け、子ども食堂やフードパントリー、福祉施設に毎週渡しています。

今は、受け取った食品をボランティアが紙の受入表に書き、写真をスマートフォンで撮っています。事務のスタッフはそれを夜に表計算ソフトへ打ち直し、提供先からの電話やメールの希望を見ながら、木曜に渡す配分を決めます。

このプランの中心は受け入れのときの記録を、そのまま在庫と配分と送り状に使うことです。同じ品名と期限を何度も書き写さずに済み、どの団体に何を渡したかもあとからたどれます。

CHALLENGE

課題

  • 01 受入表と写真と表計算ソフトに記録が分かれ、期限やアレルゲンを確かめるたびに、紙と写真を探し直す。打ち直しは事務のスタッフ1人が夜にしている。
  • 02 配分を決める人が倉庫の棚を覚えていて、期限の近い食品が奥に残ることがある。冷蔵の食品を、冷蔵庫を持っていない団体の分に入れかけて気付くこともある。
  • 03 寄付してくださった会社から「どの団体に渡ったか」を聞かれたとき、受入表と配分の表を日付で突き合わせて答えを作っている。
  • 04 詰め合わせの外箱にだけ表示がある食品は、ばらして渡す前に1つずつ表示を付ける必要がある。どの食品が対象かを、検品した人の記憶に頼っている。

APPROACH

課題への対応

食品寄附ガイドラインは、フードバンクが食品を受け取るときに記録する項目として、名称・数量・保存の方法・消費期限か賞味期限・アレルゲン・加熱が必要かどうか・入荷と出荷の日・寄付者と提供先の名前・受取と提供の場所・廃棄した場合の理由・重量・常温品以外の受け取ったときの温度を挙げています(生鮮食品は期限・アレルゲン・加熱の項目を除く)。これらは食品の写真で代えることもでき、保存は原則1年以上とされています。このプランの受け入れの画面は、この項目に合わせて作ります。

同じガイドラインは、受け取るときに送り状や納品書と名称・数量を照らし合わせ、包装の破れがないかを確かめること、消費期限を過ぎた食品や破損した食品は渡さないことも求めています。画面では、消費期限を過ぎた食品を在庫から外して「渡さない」の棚に移します。賞味期限を過ぎた食品をどう扱うかは、フードバンクと提供先の合意で決める事柄で、アプリが判断するものではありません。

配分表は、期限の近い順に、提供先ごとの受け取れる温度帯・希望の品目・人数・前回までに渡した量を並べて案を出します。案を直して確定するのは担当のスタッフです。確定した配分から送り状と出荷の記録ができ、いつ・どこからどこへ・何を・どれだけ動かしたかが残ります。

CONSULTATION

今の受入表と配分の表から、ご相談ください

受け入れから渡すまでの流れを伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
フードバンクに限らず、寄付や預かった物を記録して配る活動でも相談できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。事務のスタッフと検品のボランティアがいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している団体名・品名・数量・期限・日付などは想定例です。

01. 木曜に渡す配分表

在庫の食品を期限の近い順に並べ、提供先ごとに受け取れる温度帯・希望の品目・人数・前回までに渡した量を見ながら、木曜に渡す数を決める画面です。利用場面の中心になる画面です。

毎週火曜の夕方、事務のスタッフが開く
案は期限と受け取れる温度帯から
冷蔵や冷凍の食品は、冷蔵庫・冷凍庫を持っている団体にだけ案を出します。期限が木曜より前に来る食品は案に入れず、印を付けて別に並べます。
数を決めるのはスタッフ
案の数はそのまま使わず、提供先から聞いている事情に合わせてスタッフが直します。直した理由は一言残せます。
余った分は次の週へ
どの団体にも割り当てなかった食品は、残りとして次の週の配分表の先頭に出ます。

02. 受け入れの検品

届いた食品を送り状と照らし合わせ、品名・数量・重量・保存の方法・期限・アレルゲン・加熱が必要かどうかを入れる画面です。表示の写真を撮って項目の代わりにすることもできます。

寄付を受け取ったとき、倉庫でボランティアが入力
送り状の数と合わないときは
送り状の数と数えた数が違うときは、両方の数を残して事務のスタッフに知らせます。寄付者への確認はスタッフが行います。
冷蔵と冷凍は温度を入れる
冷蔵・冷凍の食品は、受け取ったときの温度を入れないと保存できません。常温の食品は入れなくて済みます。
表示が外箱だけなら印を付ける
詰め合わせなどで個別の表示がない食品は「渡す前に表示を付ける」に印を付けます。送り状の画面で付け忘れを知らせます。

03. 在庫と期限

倉庫にある食品を、常温・冷蔵・冷凍に分けて期限の近い順に並べる画面です。置き場所とロット番号、寄付者、受け取った日も見られます。

倉庫の棚の見直しのとき
消費期限を過ぎたら外す
消費期限を過ぎた食品は在庫から外して「渡さない」の一覧に移し、廃棄した日と理由を記録します。
棚で数え直した数に直せる
棚で数えた数が画面と違うときは数を直し、差の理由(破損・数え違いなど)を残します。

04. 提供先ごとの送り状

確定した配分から、提供先ごとに品名・数量・期限・保存の方法・アレルゲンを並べた送り状を作る画面です。ボランティアは送り状と箱の中身を照らし合わせてから渡します。

木曜の朝、渡す食品をそろえるとき
渡す前の確認
表示を付ける食品が残っている、冷蔵の食品があるのに保冷バッグの用意が済んでいない、といった送り状には印を付けます。
受け取った人の名前を残す
提供先の受け取った人の名前と時刻を入れると、出荷の記録が確定します。

05. 受け渡しの記録

寄付者・品名・ロット番号・期間から、いつ受け取り、どの団体にいくつ渡したか、廃棄した分はあるかをたどる画面です。寄付者への報告の一覧もここから作ります。

寄付者から問い合わせがあったとき
回収の連絡先をすぐ出せる
寄付者から食品に問題があると連絡を受けたときは、ロット番号から渡した団体と連絡先の一覧を出します。連絡するのはスタッフです。
報告は求められたときに作る
寄付者への報告は、求められた期間と品目だけを一覧にして出します。提供先の利用者の情報は載せません。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。使い始める前に、ここ数か月の受入表と配分の表から、期限切れで廃棄した重さと、配分を決めるのにかかっている時間をスタッフに確かめてもらい、比べる材料にします。

01

期限の近い食品が、棚の奥に残りにくくなる

今の作業配分を決める人が棚を覚えていて、期限の近い食品が奥に残ったまま廃棄になることがある。
導入後の使い方配分表の先頭に期限の近い食品が出て、受け取れる団体の欄に案が入った状態から決められる。

測るのは、期限切れで廃棄した重さ(月ごと)と、その中で受け取ってから期限まで2週間以上あった食品の割合。

02

受入表を夜に打ち直さずに済む

今の作業ボランティアが書いた受入表と写真を、事務のスタッフが夜に表計算ソフトへ打ち直す。
導入後の使い方倉庫で入れた検品の記録が、そのまま在庫と配分表に入る。

測るのは、打ち直しにかけていた時間と、配分表を確定するまでにかかる時間。

03

寄付者への報告と回収の連絡を、記録から作れる

今の作業受入表と配分の表を日付で突き合わせ、どの団体に渡ったかを手で数える。
導入後の使い方寄付者や品名、ロット番号を選ぶと、渡した団体と数、廃棄した分が一覧で出る。

測るのは、寄付者への報告1件を作るのにかかる時間。

PROCESS

進め方

受け入れの量や提供先の数、倉庫の設備はフードバンクごとに違います。今の受入表と配分の表、寄付者や提供先と交わしている合意書を見せていただき、受け入れの検品と在庫の画面から作る進め方を想定しています。北海道内なら倉庫に伺ってお話を聞き、道外の方とはオンラインで進めます。

1
STEP 01 / 最初の打ち合わせ

受け入れから渡すまでの今の流れを確かめる

寄付を受け取る曜日、検品をする人、倉庫の棚と冷蔵庫の置き方、提供先からの希望の受け方を伺います。合意書で寄付者と約束している記録や報告の項目もここで確かめます。

  • 受入表・配分の表・合意書の確認(訪問またはオンライン)
  • 受け入れの検品と在庫の画面の開発
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STEP 02 / ひと月ほど

紙の受入表と並べて、検品の画面を使う

ボランティアに倉庫で検品の画面を使ってもらい、紙の受入表と同じ内容が残るかを比べます。入れにくい項目や、写真で代える項目はここで見直します。

  • 検品と在庫の画面での試用と見直し
  • 配分表と送り状の画面の開発
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STEP 03 / 紙の受入表をやめる前に

配分表、送り状、記録の検索を足す

事務のスタッフが配分表で木曜の配分を決め、送り状で渡すところまで通して使います。寄付者への報告の形は、これまで出した報告と並べて確かめます。

  • 配分表・送り状・受け渡しの記録の画面の開発
  • 提供先の受け取りでの通しの確認

FAQ

よくある質問

  • Q1 フードドライブで家庭から集めた食品も記録できますか?
    できます。家庭からの寄付は、寄付者の欄を「フードドライブ(実施した日と場所)」のようにまとめて記録する形を想定しています。ガイドラインは個人から受け取るときに不必要な個人情報を取らないことを望ましいとしているため、名前や住所を入れる欄は必須にしません。
  • Q2 ボランティアがスマートフォンで入力できますか?
    受け入れの検品の画面は、倉庫で手に持ったスマートフォンやタブレットで入れる形を想定しています。品名や寄付者は前回の入力から選べるようにし、写真を撮って期限やアレルゲンの項目の代わりにすることもできます。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数、倉庫が何か所あるか、提供先にも画面で希望を入れてもらうか、寄付者への報告の形をどこまで作るかです。お見積りまでは費用はかかりません。

今の受入表と配分の表から、ご相談ください

受け入れから渡すまでの流れを伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
フードバンクに限らず、寄付や預かった物を記録して配る活動でも相談できます。

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