01. 受取日・品目別の予約一覧
今日受けた予約が上に並び、品目・サイズ・受取日と枠・プレートの文字・前金の状態が1行に入る。右には受取日別と品目別の台数、24日の受取枠の埋まり具合、前金が未収の件数、締切までの日数が出る。同じ電話番号で2件入っている予約には印が付く。
SCENARIO ── CHRISTMAS CAKE RESERVATION CASE
クリスマスケーキの予約を30分の受取枠で管理する開発プランです。担当者が品目・サイズ・プレートの文字・前金を登録し、店主が予約数と店頭販売の予測から製造数を決めます。当日の受け渡しと翌年に使う販売記録もまとめます。
OVERVIEW
クリスマスケーキの予約受付・製造数の決定・当日の受け渡しを同じシステムで管理する開発プランです。11月1日に受付を始め、12月15日に締め切る洋菓子店を想定しています。予約時に品目・サイズ・受取日時・プレートの文字・ろうそくの本数・前金を記録し、予約数と店頭販売分を分けて製造数を決めます。
農林水産省は食品ロス削減推進法を踏まえ、クリスマスケーキや恵方巻きのような季節食品について、予約販売など需要に見合った販売を食品小売業者に呼びかけています。消費者庁の白書は、予約販売の実施や当日の運営の工夫で前年より廃棄率が改善したと答えた事業者が約9割だったと紹介しています。街の洋菓子店はもともと予約が中心なので、残っている課題は予約の受け方と、予約の外側にある店頭ぶんの決め方です。この開発プランは、受取枠つきの予約台帳を毎日開く画面にし、締切の翌朝に店頭ぶんの製造数も同じシステムで決める形にします。和菓子店の生菓子の製造数予測が毎朝1日ぶんを決めるのに対して、こちらは年に1回、3日ぶんをスポンジと仕上げの2段階で決めます。
CHALLENGE
APPROACH
電話と店頭で受けた予約は受付画面にその場で入れます。品目とサイズ、受取日と30分の受取枠、プレートの文字、ろうそくの本数、前金の有無です。受取枠には店が決めた上限があり、24日の16時台のように埋まった枠は選べなくなるので、電話の途中で「16時半なら空いています」と答えられます。控えは番号つきで印刷し、店頭の人には渡し、電話の人には番号を伝えます。プレートの文字は入力したものがそのまま製造の指示書に印刷されるので、転記を減らします。同じ電話番号の去年の予約が受付画面に出るので、「去年と同じで」にも答えられます。
12月15日の締切を過ぎた翌朝、製造数表を開きます。上段は予約で確定した品目別・日別の台数で、ここに予測はありません。下段が店頭ぶんで、去年と一昨年の店頭の売れ数と売り切れた時刻、今年の予約が去年の同じ日に比べて何割かをもとに、品目別に上限と下限の幅で出します。店主が12月16日の11時までに品目別の台数を確定すると、いちごのパック数と生クリームの本数が卸への注文書になります。幅のどこを取るかは工程で分けます。スポンジは前もって焼いて冷凍できるので幅の上限で焼き、生クリームといちごを使う仕上げは下限の台数で24日の朝に始め、店頭の売れ行きを見て午後に追加します。冷蔵庫に収まるケーキの台数が上限になるので、その数も同じ画面に出ます。
24日は受け渡しボードを開きます。30分枠ごとに予定の台数と渡した台数が並び、控えの番号を読むと予約の行が出て、プレートとろうそくの確認が同じ画面でできます。予約時刻より早く来た人には、前の枠の受け渡しに余裕があれば対応し、枠を過ぎても来ない人は電話をかける対象として残ります。店頭ぶんの残数は同じ画面の下に出て、13時の時点で残りが少なければ仕上げを追加し、多ければ止めます。閉店時に残った台数と、店頭が売り切れた時刻、そのあとに「まだありますか」と聞かれた回数を記録して締めます。効果は、24日と25日の閉店時の残数に原価を掛けた金額、売り切れたあとに断った回数、控えの番号の確認から受け渡し完了までの時間、予約票の書き間違いの件数で測ります。
CONSULTATION
品目ごとの予約数・受取時刻・材料の発注締切を確認します。
予約管理と受け渡しから始める構成、製造数の予測まで含む構成を、店の規模に合わせて検討できます。
SCREENS
以下は5画面のサンプルです。利用する担当者と入力・確認する内容を紹介します。表示している名称・人数・数量・金額などは想定例です。
今日受けた予約が上に並び、品目・サイズ・受取日と枠・プレートの文字・前金の状態が1行に入る。右には受取日別と品目別の台数、24日の受取枠の埋まり具合、前金が未収の件数、締切までの日数が出る。同じ電話番号で2件入っている予約には印が付く。
電話を受けながら入れる画面。品目とサイズを選び、受取日を選ぶと30分ごとの枠と残りの台数が出て、埋まった枠は選べない。プレートの文字はそのまま指示書に印刷される。同じ電話番号の去年の予約が右に出るので、「去年と同じで」と言われたら写して直すだけになる。
上段は予約で確定した品目別・日別の台数。下段は店頭ぶんで、去年と一昨年の売れ数と売り切れた時刻、今年の予約台数の前年比をもとに、品目別に上限と下限の幅が出る。店主が台数を入れて確定すると、スポンジを焼く枚数、初回に仕上げる台数、いちごのパック数と生クリームの本数が同じ画面に出る。
30分枠ごとに予定の台数・渡した台数・まだの台数が並び、いまの枠に色が付く。控えの番号を読むと予約の行が出て、品目・プレート・ろうそく・前金を確認して「渡した」を押す。下には店頭ぶんの残数と仕上げの追加が出て、13時の時点で残りを見て追加するか止めるかを決める。
日別・品目別に、決めた台数・売れた台数・閉店時の残数・売り切れた時刻が並ぶ。予約が受付開始から何日目で何台まで積み上がったかを去年と重ねて出し、受取枠ごとの受け渡し時間の実績も残る。来年の受付を始めるときに、この画面の数字が製造数表の根拠になる。
OUTCOME
以下は導入後に想定する使い方です。実際の業務で試し、作業時間や確認漏れの変化を確かめます。
数えるのは、予約票の書き間違い(プレート・受取日・サイズ)の件数と、電話1件にかかった時間です。仕組みを入れる前の年の予約票の束を写すときに、去年の書き間違いを先に数えておきます。
確認するのは受け渡しにかかった時間です。控えの番号を読んだ時刻と「渡した」を押した時刻の差を枠ごとに残し、来年の枠の上限を決める材料にします。
数えるのは、閉店時の残数に原価を掛けた金額と、売り切れたあとに断った回数です。最初の年は去年の数字が無いので、店主に過去の売れ行きを聞いて上限と下限の目安を置き、記録が1年ぶん残ったところで置き直します。
PROCESS
札幌市内・近郊なら店へ伺い、道外はオンラインで進めます。11月1日の受付開始に間に合わせるため、10月に着手する想定です。ネットの予約受付サービスをすでに使っている店では、そこから予約を取り込み、製造数表と受け渡しボードだけを足す形も選べます。
最初に、去年の予約票の束をそのまま写して1枚の表にします。品目とサイズ、受取日と時刻、プレートの文字、前金の有無です。ここで、受取時刻が16時台に何台重なっていたか、プレートの書き間違いが何件あったか、同じ人の二重予約があったかが出ます。次に、今年の品目とサイズ、受取枠の上限、予約の締切日、卸へ数量を伝える締切日、スポンジを焼き始める日、仕上げの日を店主から聞いて、順番どおりに1枚の表にします。冷蔵庫に入る仕上がりの台数もこの月に数えます。
5つの画面を作り、11月1日の受付開始から2週間は予約票と画面の両方で受けます。電話を受けながら入力できるか、受取枠の残りを見ながら案内できるかを、販売パートの2名が実際の電話で確かめます。このとき、画面の入力順が電話で聞く順番に合っているかも確認します。予約票は品目から書き始めますが、受取日を先に聞く店では、画面の項目の順番を電話の順に直します。控えの番号の伝え方もこの2週間で決めます。予約が積み上がる速さを去年と重ねる画面は、去年の予約票に受付日が書いてある店だけで動きます。
12月15日の締切を過ぎたら、翌朝に店主と一緒に製造数表を開きます。予約の確定数を上段で確かめ、下段の店頭ぶんの幅を見て台数を決め、いちごと生クリームの発注量を卸業者へ伝えるところまで、当社も一緒に確認します。23日から25日は受け渡しボードで回し、控えの番号での呼び出しと13時の残数を見た仕上げの追加を実際にやってもらいます。26日に記録の画面を一緒に見て、売れ残りの原価と断った回数、受取枠ごとの受け渡し時間を確かめ、来年の受取枠の上限をその場で置き直して引き渡します。誕生日ケーキの予約にも同じ台帳を使えるので、1月からの通常営業での使い方もここで決めます。
FAQ
RELATED
品目ごとの予約数・受取時刻・材料の発注締切を確認します。
予約管理と受け渡しから始める構成、製造数の予測まで含む構成を、店の規模に合わせて検討できます。