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EvoQuest AppsWebアプリ / 入居時の状態確認・内装と設備の履歴・退去立会い・敷金の精算書の下書き 2026.10

SCENARIO ── RENTAL MOVE-OUT

退去の立会いで、
入居時の写真と見比べる

小さな不動産管理会社が、入居時の部屋の状態確認、内装と設備を新しくした時期、退去立会い、敷金の精算書の下書きまでを1つにする開発プランです。どちらの負担にするかを決めるのは管理担当です。

想定領域
Webアプリ / 入居時の状態確認・内装と設備の履歴・退去立会い・敷金の精算書の下書き
担当範囲
今の確認リストと精算書の確認・画面の開発・入居者に送る確認のお願いの文面づくりの手伝い・紙の記録を取り込む作業の段取り
想定対象
北海道内の地方都市で、アパートとマンションを約200戸管理する不動産管理会社。管理担当は2人で、退去は月に数件。立会いは担当がタブレットを持って伺う
想定期間
入居時の状態確認と退去立会いの画面から作り、次の退去数件で紙の確認リストと並べて使ったあと、内装の履歴と精算書の下書きを足す想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

このプランでは、アパートやマンションを預かる小さな不動産管理会社を想定しています。入居のときに紙の確認リストを入居者に渡し、部屋の写真は担当のスマートフォンに残しています。

退去の立会いでは、担当が紙のリストに傷の場所を書き込みます。事務所に戻ってから、入居時の写真をスマートフォンの中から探し、クロスを張り替えた年を工事の書類から調べ、表計算ソフトで精算書を作っています。

このプランの中心は入居時の記録と退去時の写真を、部位ごとに並べて見られるようにすることです。立会いのその場で「入居前からあった傷か」を入居者と一緒に確かめられ、精算書の金額の根拠もあとから説明できます。

CHALLENGE

課題

  • 01 入居時の写真が担当のスマートフォンや共有フォルダに散らばり、退去のときに目当ての部位の写真を探すのに時間がかかる。担当が替わると見つからないこともある。
  • 02 入居者に渡した確認リストが返ってこないまま、数年後の退去を迎える部屋がある。入居前からの傷かどうかを、双方の記憶で話すことになる。
  • 03 クロスやエアコンを新しくした時期が工事の書類にしかなく、負担割合の計算に使う経過年数を、精算書を作るたびに調べ直している。
  • 04 精算書の金額について入居者から問い合わせがあると、区分と単価と割合の根拠を、写真と書類を集め直して説明している。

APPROACH

課題への対応

国土交通省のガイドラインは、原状回復を「借りた当時の状態に戻すこと」ではなく、入居者の故意・過失や通常の使用を超える使い方による傷みを直すことと整理しています。経年変化や通常の使用による傷みの修繕費は家賃に含まれるとされ、2020年4月施行の改正民法621条でも、通常の使用による損耗と経年変化は入居者の原状回復の対象から除かれています。

ガイドラインに関する参考資料(令和5年3月)は、トラブルの大きな原因の1つを「入居時にあった傷か、いつできた傷か」がはっきりしないことだとし、入居時に確認リストを作って写真を撮っておくことを勧めています。このプランでは、入居時に部位ごとの写真を管理担当が撮り、入居者がスマートフォンで確かめて追記できるようにします。退去立会いの画面には、その記録と今日の写真が部位ごとに並びます。

入居者の負担になりうる傷みでも、ガイドラインはクロスなら6年、エアコンなら6年といった耐用年数で、経過年数が多いほど入居者の負担割合を小さくする考え方をとっています。画面では内装と設備を新しくした時期から負担割合の上限を出し、単価と量をかけた下書きを作ります。傷みの区分と、特約をどう扱うかを決めるのは管理担当とオーナーです。

CONSULTATION

今の確認リストと精算書から、ご相談ください

入居から退去までの記録の残し方を伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
賃貸の管理に限らず、貸し出した物の状態を記録して返却時に見比べる仕事でも相談できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。管理担当が入居と退去のどの場面で開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している物件名・名前・日付・単価・金額は想定例です。

01. 退去立会い

部屋の部位ごとに、入居時の写真と確認リストの記録、今日撮った写真を並べ、区分を選んでいく画面です。利用場面の中心になる画面です。

退去の立会いで、管理担当がタブレットで開く
入居時と今日の写真が並ぶ
部位を選ぶと、入居時の写真と入居者が確認した内容が左に、今日の写真が右に出ます。入居者と同じ画面を見ながら確かめます。
区分を選ぶのは管理担当
ガイドラインの区分(通常の使用で生じるもの、使い方次第で生じるもの、手入れ不足で広がったもの)から管理担当が選びます。迷う部位は「判断待ち」にしてオーナーと相談します。
金額はその場で出さない
立会いでは区分と工事の範囲だけを入居者に伝え、伝えた内容を記録します。金額は精算書で送ります。

02. 入居時の状態確認

鍵を渡す前に管理担当が撮った部位ごとの写真と状態を、入居者がスマートフォンで確かめ、気付いた傷を写真付きで追記する画面です。

入居の日から、入居者が確認を返すまで
入居者が自分で追記できる
管理担当が見落とした傷は、入居者が部位を選んで写真とメモを足します。追記はそのまま記録に残ります。
返ってこない確認を追いかける
期限までに確認が終わっていない部位が分かり、確認のお願いを再送できます。期限の日数は管理会社が決めます。

03. 内装・設備の履歴

クロスや床、エアコンなどを新しくした時期と、ガイドラインの耐用年数を部位ごとに並べ、退去時点の経過と負担割合の上限を出す画面です。

工事を発注したとき・精算書を作る前に
新しくした時期が分からない部位は
時期が分からない部位は印を付けます。入居時点の価値をどこから始めるかは、契約の当事者が協議して決めることになっています。
耐用年数を過ぎても0円とは限らない
耐用年数を過ぎた部位は負担割合が1円になりますが、故意の落書きなどで工事が必要になる場合の扱いは、管理担当が別に決めます。

04. 精算書の下書き

立会いで選んだ区分と工事の単位・量に、契約時の単価表と負担割合をかけて、入居者の負担と敷金からお返しする額を下書きする画面です。

立会いのあと、事務所で
判断待ちが残ると出せない
判断待ちの部位が残っている間は、精算書を出すボタンが押せません。確定した分だけの金額は見られます。
特約は契約書のとおりに並べる
ハウスクリーニングの定額のような特約は、契約書の内容を「特約」として別に表示します。特約が有効かどうかをアプリは判断しません。

05. 退去の予定

退去の連絡を受けた部屋を並べ、立会いの日時、入居時の記録が残っているか、精算書の状態を確かめる画面です。

退去の連絡を受けたとき・週のはじめ
入居時の記録がない部屋に先に気付く
写真や確認リストが残っていない部屋には印が付きます。立会いの前に入居者へ連絡し、状態を聞いておきます。
立会いがない退去
遠方への転居などで立会いがない場合は、退去前に部位ごとの写真を入居者から送ってもらう依頼を記録します。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。使い始める前に、ここ数か月の退去で、立会いから精算書を送るまでにかかった日数と、精算書について入居者から問い合わせを受けた件数を確かめてもらい、比べる材料にします。

01

立会いの場で、入居前からの傷かを確かめられる

今の作業入居時の写真は担当のスマートフォンの中にあり、立会いの場では記憶と紙のリストで話す。
導入後の使い方部位を選ぶと入居時の写真と入居者が確認した内容が並び、入居者と同じ画面で確かめられる。

測るのは、精算書について入居者から問い合わせを受けた件数と、説明のために写真や書類を探し直した回数。

02

精算書を送るまでの日数が分かり、短くできる

今の作業事務所に戻ってから写真を探し、工事の書類で経過年数を調べ、表計算ソフトで精算書を作る。
導入後の使い方立会いの記録と内装の履歴から下書きができ、判断待ちの部位だけをオーナーと相談すればよい。

測るのは、立会いから精算書を送るまでの日数(部屋ごと)。

PROCESS

進め方

管理している戸数や物件の種類、契約書の特約、今の確認リストの形は管理会社ごとに違います。今の確認リストと精算書、契約書のひな形を見せていただき、入居時の状態確認と退去立会いの画面から作る進め方を想定しています。北海道内なら事務所に伺ってお話を聞き、道外の方とはオンラインで進めます。

1
STEP 01 / 最初の打ち合わせ

今の確認リストと精算書の作り方を確かめる

入居時に何を確認しているか、立会いに誰が行くか、精算書の単価表と特約の書き方、オーナーへの相談の流れを伺います。部位の一覧は今の確認リストに合わせます。

  • 確認リスト・精算書・契約書のひな形の確認(訪問またはオンライン)
  • 入居時の状態確認と退去立会いの画面の開発
2
STEP 02 / 次の退去数件で

紙の確認リストと並べて、立会いの画面を使う

次の退去と入居で画面を使い、紙のリストと同じ内容が残るかを比べます。今住んでいる入居者の分は、紙のリストと写真を部屋ごとに取り込みます。

  • 立会いの画面での試用と部位の見直し
  • 紙の記録の取り込みの段取り
3
STEP 03 / 紙のリストをやめる前に

内装の履歴と精算書の下書きを足す

工事の記録から内装と設備を新しくした時期を入れ、精算書の下書きをこれまでの精算書と並べて確かめます。計算の端数の扱いは管理会社のルールに合わせます。

  • 内装・設備の履歴と精算書の下書きの画面の開発
  • これまでの精算書との突き合わせ

FAQ

よくある質問

  • Q1 今住んでいる入居者の分は、紙の確認リストのままでも使えますか?
    使えます。紙の確認リストと写真を部屋ごとに取り込み、退去立会いの画面で入居時の記録として並べる形を想定しています。写真が残っていない部屋は「入居時の記録なし」と表示し、立会いの前に入居者へ状態を聞いておけるようにします。
  • Q2 アプリが、どちらの負担かを決めてくれるのですか?
    決めません。画面に並ぶのは、入居時と退去時の写真、ガイドラインの区分の例、耐用年数から出した負担割合の上限です。区分を選ぶのも、判断待ちの部位や特約をどう扱うかを決めるのも、管理担当とオーナーです。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数、入居者にもスマートフォンで確認してもらうか、紙の記録をどれだけ取り込むか、今お使いの管理ソフトから物件や入居者の情報を移すかどうかです。お見積りまでは費用はかかりません。

今の確認リストと精算書から、ご相談ください

入居から退去までの記録の残し方を伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
賃貸の管理に限らず、貸し出した物の状態を記録して返却時に見比べる仕事でも相談できます。

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