EvoQuest
EvoQuest AppsWebアプリ / 買取受付・古物台帳 2026.10

SCENARIO ── REUSE SHOP LEDGER

買取の申込書を、
そのまま古物台帳に

お客さんがタブレットに住所・氏名・職業・年齢を入れ、店員が身分証と照らして買い取る開発プランです。合計金額と品目から記録が要る取引かを表示し、閉店後に台帳へ書き写す作業をなくします。

想定領域
Webアプリ / 買取受付・本人確認の記録・古物台帳・品触れの照合
担当範囲
今の申込書と台帳の確認・画面の開発・店頭での試用・店員の方への説明
想定対象
店主とアルバイト2人で、古着・本・ゲームソフト・CD・小物を買い取って売る小さなリユース店
想定期間
買取受付と台帳の画面を約2ヶ月で作り、紙の申込書と並べて使い始める想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

中古品を買い取る店は、古物商の許可を受けて営業し、買い取りのたびに相手の住所・氏名・職業・年齢を確かめて記録することが法律で求められています。小さな店では紙の申込書にお客さんが書き、店員が身分証を見て、閉店後に店主がノートの台帳へ書き写すやり方がよくあります。

この確認と記録には金額による例外があります。合計が1万円未満なら要りませんが、本・ゲームソフト・CDやDVDなどが入っていれば、金額によらず要ります。この線引きを受付のたびに店員が覚えておくのは負担です。このプランでは、査定した品目と金額から確認と記録が要る取引かを画面に出し、お客さんの入力をそのまま台帳に残します。

CHALLENGE

課題

  • 01 閉店後に台帳へ書き写している。申込書の住所や品物の特徴を店主が1件ずつ写し、読みにくい字はお客さんに聞き直せない。
  • 02 記録が要るかどうかで店員が迷う。1万円未満の買い取りでも、本やゲームソフトが混ざると記録が要る。アルバイトの人によって判断がばらつく。
  • 03 警察から品触れが届くと、ノートをめくって探す。腕時計やバッグの特徴を数か月分の台帳から目で探している。

APPROACH

課題への対応

古物営業法第16条は、買い取ったときに台帳に記録する事項を、取引の年月日、品目と数量、特徴、相手の住所・氏名・職業・年齢、とった確認の方法の5つとしています。記録は紙でも電子でもよく、電子の場合は記録した日から3年間、店ですぐに紙に印刷できる状態で保存します(第18条)。このプランの台帳はこの5つを必ず埋める形にし、店の管理用に買取額を加えます。

確認と記録が要らない取引は、施行規則で合計が1万円未満の取引とされています。ただし、本・家庭用ゲームのソフト・CDやDVDのように音や映像を記録した物・オートバイの部品などは、金額によらず対象です。アプリは店員が入れた品目と金額からこの判定を出します。品物を盗品ではないかと疑うかどうかは、店員と店主が判断します。疑いがあるときは、警察官に申告することが法律で決まっています。

本人確認は、お客さんがタブレットに入れた内容を店員が運転免許証などの身分証と照らす方法にします。署名した書面を受け取る方法もありますが、その署名は店員の前でボールペン等で書いたものと決められているため、画面に指で書く署名は使いません。身分証の写しは法律の記録事項に入っていないため、このプランでは撮らず、確認した書類の種類を台帳に残します。

CONSULTATION

今の申込書と台帳から、ご相談ください

買い取りの受付から台帳への記入までの流れを伺い、タブレットに移す部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
受付と台帳だけで始めるか、品触れの照合まで入れるかも、その場で相談できます。

SCREENS

主要画面

以下は4画面のサンプルです。誰がいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している名前・住所・品物・金額・日付などは想定例です。

01. 買取受付

査定した品目・数量・特徴・金額を入れると、本人確認と台帳への記録が要る取引かをその理由とともに表示する画面です。お客さんの入力を身分証と照らし、確認の方法を選んで台帳に記録します。利用場面の中心になる画面です。

買い取りのたびにレジの店員が開く画面
判定は合計金額と品目から
合計が1万円以上か、本・ゲームソフト・CDやDVDなどが入っていれば「必要」と出ます。この例は合計5,800円ですが、文庫本とゲームソフトがあるため必要です。
疑うかどうかは人が決める
品物に気になる点があれば、買い取りを止めて店主に相談するボタンを押します。アプリが盗品かどうかを判断することはありません。
品触れとも照らす
登録してある品触れと品目・特徴の言葉が重なる場合は、受付の画面に候補を出します。

02. お客さんの入力

紙の申込書の代わりにお客さんが名前・住所・職業・年齢を入れる画面です。入力した内容は受付の画面に届き、店員が身分証と照らします。記録が要らない取引では使いません。

お客さんに渡すタブレット
書いてもらう理由を先に出す
法律で確かめて記録することが店に求められていると画面の最初に示します。身分証の写しはとらないことも書きます。
職業は選ぶ欄に
よくある職業はボタンで選び、当てはまらないときだけ入力します。電話番号のように法律の記録事項でない欄を足すかは、店で決めます。

03. 古物台帳

記録した買い取りを取引の順に並べる画面です。法律が挙げる5つの事項と買取額が1行に並び、期間を選んで印刷できます。書き間違いを直すと、前の内容と直した人が残ります。

閉店後と、警察から求められたときに店主が見る画面
すぐに印刷できる形で保存
記録した日から3年間、店で紙に印刷できる状態にしておきます。印刷の形は最初に管轄の警察署の案内を確かめて決めます。
行は消せない
台帳から行を消す操作は作りません。直したときの履歴が残るので、後から見ても経緯が分かります。

04. 品触れの照合

警察から届いた品触れ(盗まれた物の特徴を知らせる書面)を登録し、台帳と店頭の在庫から品目と特徴の言葉が重なる記録を探す画面です。書面の保存期限も一覧にします。

警察から品触れが届いたとき
候補を出すところまで
当てはまるかどうかは、店主が現物を見て決めます。当てはまるときは警察官に届け出ます。アプリから警察へ連絡はしません。
言葉で探す仕組みの限界
台帳の書き方が違うと見落とすことがあります。候補がなかった品触れでも、売り場とバックヤードを目で確かめる前提です。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。紙の申込書と並べて1〜2か月使い、書き写しにかかる時間と記録の判断の迷いがどう変わるかをみます。

01

閉店後に台帳へ書き写さない

今の作業申込書を閉店後に店主がノートの台帳へ写す。
導入後の使い方お客さんの入力と店員の査定が、受付の時点で台帳の行になる。

測るのは、店主が台帳の記入にかけていた1日の時間。使い始める前の2週間を記録してもらい、同じ数え方で比べる。

02

記録が要るかを受付の画面で確かめる

今の作業1万円未満のとき、品目によって記録が要るかを店員が思い出して判断する。
導入後の使い方品目と金額を入れると、要るかどうかとその理由が出る。

測るのは、記録が要るかを店主に聞いた回数と後から見つかった記録漏れの件数。

03

品触れが届いたときの探し方を変える

今の作業数か月分のノートをめくって、品目と特徴を探す。
導入後の使い方品触れを登録すると、言葉の重なる記録が候補に出る。店主は候補の現物から確かめる。

測るのは、品触れ1件の照合にかかった時間。候補が出なかった品触れも、売り場を目で確かめたかを記録する。

PROCESS

進め方

買い取りの受付は、店がにぎわう週末に止められません。そこで、平日の空いた時間に試し、紙の申込書と並べて使い始める進め方を想定しています。札幌市内・近郊はもちろん、北海道内ならお店に伺い、今の申込書と台帳を見せていただきながらお話を聞きます。

1
STEP 01 / 受付と台帳を作る

今の申込書と台帳を写し取り、記録の判定を入れる

今の申込書の欄・台帳の書き方・扱う品目・店のルール(全件記録するかなど)を確かめます。電子の台帳の印刷の形は、管轄の警察署の案内を見て決めます。買取受付・お客さんの入力・古物台帳の3画面を作り、平日に店員の方と試します。

  • 申込書・台帳・扱う品目の確認(訪問)
  • 3画面の開発と記録が要るかの判定の設定
  • 平日の店頭での試用と入力の欄の見直し
2
STEP 02 / 並べて使う

紙と並べて使い、品触れの照合を足す

紙の申込書と並べて使い、入力にかかる時間やお客さんの戸惑いを見ます。台帳の印刷を店主が確かめ、紙の運用をやめる時期を決めます。品触れの照合は、台帳に記録がたまってから追加します。

  • 紙の申込書との並行運用と使い方の見直し
  • アルバイトの方向けの使い方の説明
  • 品触れの照合の画面の開発

FAQ

よくある質問

  • Q1 古物台帳のソフトやPOSレジは、すでにありますよね?
    あります。まずは既にある製品を試し、それで足りるかを確かめるのがおすすめです。作ったほうがよくなるのは、扱う品目と店のルールに合わせて記録の判定を出したいときや、今の申込書の欄の並びを変えずにタブレットへ移したいとき、品触れの照合まで同じ画面で行いたいときです。最初の打ち合わせで既にある製品で済む部分を先に分けます。
  • Q2 身分証の写しは残さなくてよいのですか?
    古物営業法第16条が台帳の記録事項として挙げているのは、取引の年月日、品目と数量、特徴、相手の住所・氏名・職業・年齢、確認の方法の5つで、身分証の写しは入っていません。このプランでは写しを撮らず、確認した書類の種類を残します。写しを残すかどうかを店の方針として決める場合は、保管と廃棄の手順も一緒に決めます。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数(受付と台帳だけか、品触れの照合まで入れるか)、使う店舗や端末の数、今のノートの台帳をどこまで移すか、レジや在庫の仕組みとつなぐかです。お見積りまでは費用はかかりません。

今の申込書と台帳から、ご相談ください

買い取りの受付から台帳への記入までの流れを伺い、タブレットに移す部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
受付と台帳だけで始めるか、品触れの照合まで入れるかも、その場で相談できます。

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