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業務アプリ・DX

仕様書がなくても、アプリの相談はできる?

できます。仕様書は、相談しながら開発会社と一緒に作っていくものです。最初に必要なのは、誰が、どの場面で使い、今どこに困っているかという話です。スマホのメモ1枚に書ける程度で足ります。

この記事でわかること

  • 仕様書がない状態で相談してかまいません。何を作るかは、話を聞きながら開発会社が整理します。
  • 最初に伝えたいのは「誰が使うか」「いつ・どこで開くか」「今どうしているか」「何が変わればうれしいか」の4つです。
  • 今使っている紙の台帳やExcel、参考にしたいアプリの画面があれば、言葉で説明するより早く伝わります。
  • iPhoneかAndroidか、どの技術で作るか、画面の数などは、決めずに相談して大丈夫です。
  • アイデアを話すのが不安なら、詳しい内容を話す前に秘密保持契約を結ぶこともできます。

最初に伝えたい4つのこと

開発会社が知りたいのは、機能の一覧よりも、アプリが使われる場面です。場面が分かれば、必要な画面や機能はそこから決められます。次の4つを、思いつく言葉で書き出してみてください。

誰が使うか

お客さんか、社員か、会員か。何人くらいか。スマホに慣れた人ばかりか、そうでない人もいるか。使う人によって、画面の作り方も配り方も変わります。

いつ・どこで開くか

現場で片手で開くのか、事務所のパソコンで開くのか、家で夜に開くのか。電波の届きにくい場所で使うかどうかも、分かれば伝えます。

今どうしているか

紙に書いている、Excelで管理している、電話やLINEでやりとりしている、まだ何もしていない。今のやり方がそのまま、アプリで置き換える範囲の手がかりになります。

何が変わればうれしいか

転記の手間が減る、聞き返しがなくなる、お客さんが自分で予約できる。うれしい変化が分かると、最初に作るものと後回しにできるものを分けられます。

メモにするとこのくらいで足ります

下は当社が作った書き方の例で、実際の相談内容ではありません。小さな料理教室の先生が、予約のやりとりを楽にしたいと考えた場面を想定しています。

「使う人は生徒さん30人くらいと私。生徒さんは主婦の方が多く、スマホは使えるがアプリを入れるのは面倒がる人もいる。今はLINEで空き日を聞かれて、手帳を見て返事をしている。夜に返事をまとめて送るのが負担。空いている日を生徒さんが自分で見て、予約できるようになるとうれしい。キャンセルの連絡も同じ場所でもらいたい。」

これだけで、使う人の人数、スマホへの慣れ、今の手段、変えたいことが伝わります。箇条書きでも話し言葉でもかまいません。うまくまとまらない部分は、相談のときに質問しながら一緒に埋めていきます。

見せてもらえると話が早いもの

言葉での説明に、目で見て分かるものが加わると、思い違いが減ります。手元にあるものだけで十分です。

今使っている紙やExcel

台帳、申込書、日報、集計表など。どんな項目を書いているか、どこに何を書き足しているかを見ると、アプリで必要な入力欄がほぼ分かります。お客さんの名前などは消すか、見せる部分を選んでください。

うまくいかなかった例

二重予約になった、書き忘れて請求が漏れた、といった困った出来事です。例外の扱いはアプリの作りに大きく関わるので、まれにしか起きないことでも話してもらえると助かります。

参考にしたいアプリやサイト

「この予約画面のような感じ」「この順番で入力したい」と画面を見せてもらうと、イメージを合わせやすくなります。スクリーンショットで十分です。

手書きの画面の絵

紙に四角を描いて、ボタンや入力欄の位置を書き込んだものでも役に立ちます。上手に描く必要はありません。

決めていなくて大丈夫なこと

次のことは、使う場面が分かってから開発会社と一緒に決めるもので、相談の前に答えを用意しなくてかまいません。

iPhoneかAndroidか、ストアに出すアプリにするかブラウザで開くWebアプリにするか、どのプログラミング言語やサービスで作るか、画面がいくつ要るか。使う人と配り方が分かれば、選べる形は絞られます。選び方はPWAとは? ホーム画面から開けるWebアプリでも説明しています。

予算も、はっきり決まっていなくて大丈夫です。ただ「今年度に払える範囲で、まず一部だけ試したい」のように上限の感覚があれば、最初に作る範囲を決めやすくなります。費用が何で決まるかは札幌でアプリを作るといくらかかるのかにまとめています。

アイデアを話すのが心配なとき

「話したアイデアを使われないか」と心配になる方もいます。知っておくとよいのは、著作権は「表現」を守る権利で、アイデアそのものは守られないという点です。文化庁の著作権テキストでも、表現されていない「アイデア」は著作物から除かれると説明されています。アイデアを守るのは特許権の役割だと同じテキストにあります。

そのため、詳しい内容を話す前に、秘密保持契約を結んでおく方法があります。当社でも必要に応じて秘密保持契約を結んでから話を進めます。特許の出願を考えている場合は、相談の前に弁理士にも確認しておくと安心です。

最初の相談では、業種と困りごとの大まかな話だけにして、詳しい仕組みは契約を結んでから話すという順番でもかまいません。

相談したあとに決まること

当社の場合、最初のヒアリングはオンラインで30分〜1時間ほどで、費用はかかりません。話を聞いたうえで、何をどう作るか、費用と期間の目安を提案とお見積りにまとめます。ここまでも無料で、内容が合わなければ見送っていただいてかまいません。

仕様書は、この提案の段階から少しずつ形になっていきます。最初から全部を決めずに、一つの作業で試せる小さな形を先に作って使ってもらい、そこで出た声をもとに機能を足していく進め方もできます。

契約で何を決めておくかは札幌でアプリ開発を依頼する前にで整理しています。

この記事を書いた人

立石伊吹代表取締役 / DX・AIアドバイザー

北海道札幌市を拠点に、業務アプリやAIの開発を行っています。北海道内は直接うかがい、道外はオンラインで対応しています。専門用語を使わず、相手の言葉で話すことを大事にしています。

メモ1枚の段階から、一緒に形にします。

誰が、どの場面で使うか。今どうしているか。それが話せれば十分です。うまく言葉にできない部分は、質問しながら整理します。

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