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EvoQuest AppsWebアプリ / 釣り船の予約・利用者名簿・出航判断の連絡 2026.10

SCENARIO ── FISHING BOAT PASSENGER ROSTER

港で書く名簿を、
出航前にそろう名簿に

乗合の釣り船の予約を受けたら、予約者のスマホに名簿の入力ページを送り、出航の前に全員分をそろえる開発プランです。出航するかは船長が決め、その理由と予約者への連絡、帰港後の乗務記録を同じ画面に残します。

想定領域
Webアプリ / 予約の一覧・名簿の入力ページ・出航判断と連絡・当日の利用者名簿・乗務記録
担当範囲
今の予約の受け方と名簿・業務規程の確認・画面の開発・予約の少ない時期の試用・乗組員と陸で待つ家族への説明
想定対象
北海道の港から旅客定員12人の船1隻で、乗合と仕立ての釣り船を出す個人の遊漁船業者
想定期間
予約の一覧と名簿の入力ページから作り、紙の名簿と並べて使ってから出航判断と乗務記録を足す想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

このプランでは、船長が電話で予約を受けて手帳に書き、出航の朝に港で乗る人全員に紙の名簿を書いてもらう遊漁船業者を想定しています。海が荒れそうな日は、前の晩に予約者へ1組ずつ電話して中止や延期を伝えます。

遊漁船業法では、遊漁船業者は営業所ごとに利用者名簿を備え置き、乗る人の氏名と住所、性別、年齢、利用の開始と終了予定の日時、案内する漁場の位置、緊急時の連絡先を書きます。名簿は利用が始まる前までにそろえ、利用が終わった日から1週間保存します。朝の港で慌てて書いてもらう名簿を、前の日までにスマホで集めておくのがこのプランの出発点です。

CHALLENGE

課題

  • 01 予約の人数が変わっても手帳が直らない。「4人で」と受けた予約が前日に3人になり、空いた1席を別の電話に回せないまま出航する。
  • 02 名簿を港で書いてもらうので欄が空く。暗いうちに立ったまま書くため字が読めない行があり、緊急時の連絡先を本人の携帯番号で埋めてしまう人もいる。
  • 03 中止の連絡が1組ずつの電話になる。夜に電話がつながらなかった組が、翌朝そのまま港に来てしまう。
  • 04 出航の判断と海の上の記録が残らない。どの予報を見て中止にしたのか、どの漁場に何人を案内したのかが、船長の記憶と手書きのメモにしかない。

APPROACH

課題への対応

予約を受けたら、代表者のスマホに名簿の入力ページを送ります。同乗する人の氏名・住所・性別・年齢・緊急時の連絡先を、それぞれの人に聞いて前の日までに入れてもらう形です。緊急時の連絡先は、船に乗らない人の番号を入れるよう案内を添えます。利用の日時と漁場の位置は船長の側で入れ、出航前に全員分がそろっているかを当日の名簿で確かめます。名簿は利用が終わった日から1週間は保存し、その後に消すまでの期間は業務規程に合わせて設定します。

法律は、遊漁船業者が出航前に気象と海象の情報を集め、利用者の安全を確保することが難しいと認めるときは出航させてはならないと定めています。出航中止の条件は、それぞれの業者が業務規程に定めます。出航判断の画面は、船長が確かめた予報の値を業務規程の条件と並べ、条件に近い項目に印を付けます。出航するかどうかは船長が決めます。アプリは予報を取りに行かず、条件に照らした結果と判断の理由、予約者への連絡を残します。

遊漁船業務主任者は、出航前の検査と、船長たちが酒気帯びや睡眠不足などで業務に支障がないかを確かめて記録し、船に乗ったときは乗務記録を作って業者に出します。このプランではどちらもタブレットで入れ、陸で待つ連絡責任者(船に乗らない人を業務規程で決めておきます)と当日の名簿を共有します。

CONSULTATION

今の手帳と紙の名簿から、ご相談ください

予約を受けてから出航、帰港までの流れを伺い、スマホに移す部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
予約の一覧と名簿の入力ページだけで始めるかも、その場で相談できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。誰がいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している名前・場所・日付・条件の数値などは想定例です。

01. 予約の一覧

1週間の便ごとに、予約の組と人数、残りの席、名簿の入力が済んだ人数を並べる画面です。電話で受けた予約を右側で入れると、代表者に名簿の入力ページを送れます。

電話で予約を受けたとき、船長が開く画面
席は旅客定員から数える
船の旅客定員を最初に設定し、便ごとの予約人数との差を残りの席として出します。仕立ての便は1組で船を使う予約として扱います。
人数の変更は代表者からも
名簿の入力ページで同乗者を減らすと、一覧の人数と残りの席が変わります。増やすときは席が空いているかを船長が確かめてから受けます。

02. 名簿の入力ページ

代表者が同乗する人の分も含めて、利用者名簿に書く事項を入れるページです。予約ごとに別のリンクを送るので、他の組の名前は見えません。

予約の代表者がスマホで開くページ
聞く事項は名簿の欄だけ
氏名・住所・性別・年齢・緊急時の連絡先を聞きます。釣りの経験や釣りたい魚は任意の欄にし、名簿の欄と分けて保存します。
緊急時の連絡先は乗らない人
同じ船に乗る人の番号を入れると、入力欄の下に案内が出ます。保存はできますが、当日の名簿で印が付きます。

03. 出航判断と連絡

船長が確かめた風・波・注意報の値を業務規程の出航中止条件と並べ、出航・中止・朝の再確認のどれにしたかと理由を残す画面です。決めた結果を、その便の予約者にまとめて送ります。利用場面の中心になる画面です。

前の日の夕方、船長が翌朝の便を決めるとき
予報の値は船長が入れる
どの予報をいつ見たかと、その値を入れます。条件を超える項目と、超えないが近い項目に色を付けます。
決めるボタンは3つ
出航・中止・朝の再確認から船長が選びます。朝に決め直すときは、何時までに連絡するかを予約者への文面に入れます。
届いたかを見る
送った連絡に予約者が「確認しました」を押すと、一覧に印が付きます。印が付かない組には船長が電話します。

04. 当日の利用者名簿

その便に乗る全員の名簿の事項と、出航前の確認を並べる画面です。全員分がそろい、遊漁船業務主任者の確認が済んだら、陸で待つ連絡責任者へ名簿を共有します。

出航の朝、港で乗る前に
乗る前に空欄をなくす
前の日までに入らなかった人は、港で船長のタブレットから入れます。空欄が残っている人には印が付きます。
保存の期限を表示する
利用が終わった日から1週間の保存期限と、業務規程に合わせて消す予定の日を名簿ごとに出します。

05. 乗務記録

乗った船長たちの氏名、船の名前、乗務の開始と終了の地点と日時、気象と海象、案内した漁場の位置と人数、釣れた魚を記録する画面です。出航判断の画面で入れた予報の値と並べて見返せます。

帰港したあと、遊漁船業務主任者が入れる
決まった項目を順に入れる
施行規則で乗務記録に書く事項を、上から順に並べます。事故や異常がなかった日は「なし」を選びます。
予報と実際の海を並べる
前の晩に見た予報と、海の上で感じた風や波を並べて残します。中止条件に近かった日の判断を、あとから振り返る材料にします。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。最初の1か月は紙の名簿と並べて使い、港で名簿を書く時間と、中止の連絡にかかる時間がどう変わるかをみます。

01

出航の前に名簿が全員分そろう

今の作業港に着いてから名簿を書いてもらい、出航の時刻が近づくと読めない字や空欄のまま船を出してしまうことがある。
導入後の使い方前の日までに多くの人がスマホで入れ終わり、港では入っていない人だけをタブレットで埋める。

測るのは、出航の時刻に名簿の欄が空いていた人数と、港で名簿を書くのにかかった時間。紙の名簿で運用していた月の分は、残っている名簿から同じ数え方で数える。

02

中止や延期の連絡を一度に届ける

今の作業前の晩に1組ずつ電話し、つながらなかった組は翌朝港で伝える。
導入後の使い方判断の結果を予約者にまとめて送り、「確認しました」が付かない組だけに電話する。

測るのは、中止・延期の連絡にかかった時間と、連絡が届かずに港へ来た組の数。

03

中止にした理由をあとから確かめられる

今の作業どの予報を見て決めたかは船長の記憶にしかなく、条件に近かった日の判断を振り返れない。
導入後の使い方確かめた予報の値と判断の理由、海の上の記録が便ごとに並ぶ。

見るのは、条件に近い日に出航した便と中止した便の数と、そのときの乗務記録。条件を見直すかどうかは業者が決める。

PROCESS

進め方

名簿と連絡の流れを変えるのは、予約の多い時期より少ない時期のほうが船長と乗る人の負担になりません。そこで、予約の一覧と名簿の入力ページから作り、紙の名簿と並べて試す進め方を想定しています。札幌市内・近郊はもちろん、北海道内なら港に伺い、今の手帳や名簿、業務規程を見せていただきながらお話を聞きます。

1
STEP 01 / 予約の少ない時期

今の予約と名簿、業務規程を見て、入力ページを作る

手帳の予約の書き方、紙の名簿の欄、業務規程に定めた出航中止の条件と記録の保存期間を確かめます。予約の一覧と名簿の入力ページを作り、常連のお客さんに試してもらいます。

  • 予約の受け方・紙の名簿・業務規程の確認(訪問)
  • 予約の一覧と名簿の入力ページの開発
  • 常連のお客さんとの試用と、入力欄の見直し
2
STEP 02 / 紙の名簿と並べる1か月

当日の名簿と出航判断の画面を足す

最初の1か月は紙の名簿も書いてもらい、スマホで入れ終わる人の割合と港で埋める時間を見ます。並行して、出航判断と連絡、当日の利用者名簿の画面を足し、陸で待つ連絡責任者の方にも使い方を説明します。

  • 紙の名簿との並行運用
  • 出航判断と連絡・当日の利用者名簿の開発
  • 遊漁船業務主任者と連絡責任者の方への説明
3
STEP 03 / 使い始めて2か月目から

乗務記録を移し、判断の記録を振り返る

手書きの乗務記録をタブレットに移します。記録がたまったら、条件に近かった日の判断と海の上の記録を船長と一緒に見返し、連絡の文面や入力欄を直します。

  • 乗務記録の画面の開発
  • 出航判断と乗務記録の振り返り
  • 連絡の文面と入力欄の見直し

FAQ

よくある質問

  • Q1 天気予報を自動で取り込んで、出航を決めてくれますか?
    このプランでは、出航するかどうかをアプリが決める仕組みは作りません。法律で出航前に気象と海象の情報を集め、判断するのは遊漁船業者です。予報の値を自動で取り込む部分は、どの予報をどの地点で見ているかを伺ってから、取り込めるかを確かめて相談します。取り込む場合も、値を確かめて決めるのは船長です。
  • Q2 港で電波が弱いのですが、当日の名簿は見られますか?
    前の晩のうちに、その便の名簿をタブレットに保存しておく作りにできます。港で入れた分は、電波が戻ったときに送ります。どこまで電波のない場所で使うかによって作り方が変わるため、港と沖のどこで何を見たいかを最初に伺います。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数(予約と名簿だけか、出航判断と乗務記録まで入れるか)、予約者への連絡をメール・SMS・LINEのどれで送るか、船の数と使う端末の数です。SMSなどは送った数に応じた費用が別にかかることがあります。お見積りまでは費用はかかりません。

今の手帳と紙の名簿から、ご相談ください

予約を受けてから出航、帰港までの流れを伺い、スマホに移す部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
予約の一覧と名簿の入力ページだけで始めるかも、その場で相談できます。

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