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EvoQuest DX業務システム / 捕獲の記録の受け取り・搬入時の確認・個体の一覧・ラベルの下書き・出荷先の記録 2026.10

SCENARIO ── GIBIER PROCESSING

このロース肉は、
どの日に捕れた、どのシカか

小さなエゾシカ肉の処理施設で、捕獲者の記録、搬入時の確認、部位ごとのラベル、出荷先を、1頭ごとの個体番号でつなぐ開発プランです。受け入れるか、食用にするかは施設の人が決めます。

想定領域
業務システム / 捕獲の記録の受け取り・搬入時の確認・個体の一覧・ラベルの下書き・出荷先の記録
担当範囲
今の記録用紙とラベルの確認・画面の開発・捕獲者のスマートフォンでの試用・記録の項目を保健所の指導に合わせる手伝い
想定対象
北海道内で食肉処理業の許可を受け、契約した捕獲者から1日に数頭のエゾシカを受け入れる、従業者3人ほどの処理施設。道の認証の申請を考えている
想定期間
捕獲の記録の受け取りと搬入時の確認から作り、捕獲の少ない時期に紙と並べて試してから、ラベルと出荷先の画面を足す想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

このプランでは、契約した捕獲者から連絡を受けて個体を受け入れ、解体、冷蔵、部位ごとのカット、包装、出荷までを行う小さな処理施設を想定しています。今は捕獲の情報を電話で聞いて紙に書き、搬入時の確認は記録用紙、個体の番号はホワイトボード、ラベルは手書きと表計算ソフトの印刷で回しています。

厚生労働省の指針は、搬入した個体に管理番号を付けて捕獲と運搬の記録とつなぎ、冷蔵するときも個体や部位ごとの番号で処理の記録とつなぐよう求めています。番号を付けるのは搬入の1回だけにし、その後の記録はすべてその番号に足していくのがこのプランの考え方です。

CHALLENGE

課題

  • 01 捕獲した日時と場所、捕獲の方法、放血や内臓を出したときの様子は、電話で聞いて紙に書いている。放血してから搬入までにかかった時間のように、あとで計算する項目ほど書き漏れが出る。
  • 02 個体の番号はホワイトボードに書き、冷蔵庫の枝肉には札を下げている。カットして真空パックにした段階で、どの個体の肉かを記録用紙と見比べて書き写している。
  • 03 ラベルの捕獲地、消費期限、加工した日は、表計算ソフトに打ち直して印刷している。同じ日に2頭をカットすると、捕獲地や捕獲者を取り違えないかを毎回確かめ直す。
  • 04 飲食店や販売店から「先週届いたロースはどの個体か」と聞かれると、出荷の控え、カットの記録、搬入時の記録を順にめくって探している。道の認証の書類審査では、搬入から出荷まで1頭以上を追える記録が求められる。

APPROACH

課題への対応

指針は、捕獲者が記録して処理施設に伝える項目として、捕獲者の氏名と免許番号、捕獲した日時と場所、捕獲の方法、推定の年齢・性別・体重、放血と内臓を出したときの様子、運搬中の冷却、放血してから搬入までにかかった時間などを挙げています。アプリでは、捕獲者がこの項目をスマートフォンで入れて送り、搬入予定の時刻も一緒に知らせます。送られた記録は、施設で付ける個体番号にそのまま結び付けます。

受け入れるかどうか、解体したあと食用にするか廃棄するかは、研修などで衛生管理の知識を持つ施設の人が1頭ずつ見て決めます。アプリは確認する項目を並べて結果と判断した人を残すだけで、受け入れの可否を自動では決めません。廃棄にした部位と理由も、同じ個体番号の記録に残します。

CONSULTATION

今の記録用紙とラベルから、ご相談ください

捕獲者から何を聞いているか、搬入から出荷までの記録をどう残しているかを伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
これから処理施設を始める方の相談もできます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。捕獲者と施設の人がいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している名前・地名・番号・重さ・温度・日時は想定例です。

01. 捕獲の記録と搬入予定

捕獲者がスマートフォンで、捕獲した日時と場所、捕獲の方法、放血と内臓を出したときの様子、冷却の方法を入れて施設に送る画面です。施設では、今日の搬入予定の時刻と並べて見られます。

捕獲者が、施設へ向かう前に
指針の項目に沿って入れる
捕獲者が記録して伝える項目を順に並べます。選ぶだけで済む項目は選択肢にし、地図の場所は捕獲地の市町村名と一緒に残します。
時間はアプリが計算する
放血した時刻と搬入した時刻から、搬入までにかかった時間を出します。施設が決めた目安を過ぎていれば色で知らせます。

02. 搬入時の確認

個体番号を付け、捕獲者の記録を見ながら、天然孔・排出物・目や口などの見える粘膜の状態、体表の汚れ、品質や鮮度を確かめて記録する画面です。受け入れるかどうかは施設の人が決め、判断した人の名前を残します。

個体が施設に着いたとき
番号を付けるのはここだけ
番号はこの画面で1回だけ付けます。印刷した番号の札を個体に付け、このあとの記録はすべてこの番号で探します。
受け入れない個体も残す
受け入れなかった個体も、理由と判断した人を記録します。捕獲者には記録の内容を伝えます。

03. 個体の一覧

受け入れた個体を、解体待ち・冷蔵中・カット済み・出荷済みに分けて並べる画面です。冷蔵庫の温度の記録、解体した日、廃棄した部位も個体ごとに見られます。利用場面の中心になる画面です。

朝の作業の前と、問い合わせが来たとき
冷蔵の日数が長い個体を上に
施設が決めた日数を過ぎそうな枝肉を色で知らせます。どの個体からカットするかは施設の人が決めます。
冷蔵庫の温度も同じ画面で
朝と夕方に測った冷蔵庫の温度を入れると、10℃を超えた記録があれば、その時間に入っていた個体と一緒に表示します。

04. 部位ごとのラベルの下書き

カットした部位と重さを入れると、個体番号の記録から、捕獲地・捕獲した日・解体した日などを読み込んでラベルの下書きを作る画面です。金属探知機で確かめたかどうかも記録します。

カットして包装する日
打ち直しをなくす
捕獲地と捕獲した日は、搬入時の記録からそのまま入ります。同じ日に2頭をカットしても、選んだ個体番号の情報だけが入ります。
項目は道の別表2に沿って
ラベルに直接書く項目と、二次元コードの先で見せる項目を分けて並べます。何を必須にするかは施設が保健所に確かめて決めます。

05. 出荷先の記録と追跡

出荷する部位を個体番号ごとに選び、出荷先と重さを記録する画面です。個体番号か出荷先で探すと、捕獲から搬入、解体、カット、出荷までが1つの流れで出ます。

出荷の日と、取引先から問い合わせが来たとき
1頭を最初から最後まで
個体番号を入れると、捕獲者の記録、搬入時の確認、冷蔵、カット、どの店に何kg出したかを順に並べます。
取引先にも伝えやすく
指針は、仕入れる側も処理施設から捕獲と処理の情報を受け取るよう求めています。出荷のときに、その個体の情報を印刷やデータで渡せます。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。最初の捕獲の時期は今の記録用紙と並べて使い、始める前の1か月ほど、捕獲者に電話で聞き直した回数と、ラベルを書き直した回数、取引先の問い合わせに答えるまでの時間を施設の人にメモしてもらい、比べる材料にします。

01

捕獲者の記録が、書き漏れの少ない形で届く

今の作業電話で聞いた内容を紙に書き、搬入までにかかった時間はあとで計算する。抜けた項目は捕獲者に電話で聞き直す。
導入後の使い方捕獲者がスマートフォンで項目を順に入れて送り、搬入までにかかった時間はアプリが出す。

測るのは、捕獲者に聞き直した回数と、記録用紙で空欄のまま残った項目の数。始める前の1か月と比べる。

02

ラベルを打ち直さずに作れる

今の作業記録用紙を見ながら、捕獲地や捕獲した日を表計算ソフトに打ち直して印刷する。
導入後の使い方個体番号と部位を選ぶと、搬入時の記録から項目が入ったラベルの下書きができる。

測るのは、ラベルを作るのにかかった時間と、印刷したあとで書き直した枚数。

03

取引先の問い合わせに、その場で答えられる

今の作業出荷の控えから日付を探し、カットの記録、搬入時の記録を順にめくってたどる。
導入後の使い方個体番号か出荷先で探すと、捕獲から出荷までが1つの画面に並ぶ。

測るのは、問い合わせを受けてから答えるまでの時間。認証の申請の準備で、1頭の記録をそろえるのにかかった時間も残す。

PROCESS

進め方

記録の項目や様式は、保健所の指導や施設の衛生管理計画によって違います。今の記録用紙、ラベル、出荷の控えを見せていただき、捕獲の記録の受け取りと搬入時の確認から作る進め方を想定しています。北海道内なら施設に伺ってお話を聞き、道外の方とはオンラインで進めます。

1
STEP 01 / はじめの数週

記録用紙を画面にし、捕獲者が送る記録と搬入時の確認から作る

今の記録用紙の項目と、指針・保健所の指導で求められている項目を施設の人と照らし合わせます。個体番号の付け方と札の印刷の仕方も、ここで決めます。

  • 記録用紙・ラベル・出荷の控えの確認(訪問またはオンライン)
  • 捕獲の記録と搬入時の確認の開発
2
STEP 02 / 捕獲の少ない時期に

捕獲者のスマートフォンで試し、個体の一覧を足す

契約している捕獲者に実際に使ってもらい、山の中や車の中で入れにくい項目がないかを確かめます。電波が届かない場所で入れた記録は、届く場所に出てから送れるようにします。

  • 捕獲者と施設での試用と、項目の見直し
  • 個体の一覧と冷蔵庫の温度の記録の開発
3
STEP 03 / 捕獲の多い時期の前までに

ラベルの下書きと、出荷先の記録を足す

ラベルの項目は、道の認証制度の別表2と、保健所に確かめた表示の内容に合わせて決めます。今使っているラベルの印刷機で出せるかも、ここで確かめます。

  • 部位ごとのラベルの下書きの開発
  • 出荷先の記録と、個体番号でたどる画面の開発

FAQ

よくある質問

  • Q1 このアプリを使えば、道の認証を受けられますか?
    受けられるとは限りません。認証は、施設の衛生管理やマニュアルを守っているかを道が審査して決めます。アプリで手伝えるのは、通常の作業で付けた記録を個体番号でたどれる形に残すところです。申請に必要な書類は、道の実施要綱と保健所に確かめながらそろえます。
  • Q2 山の中で電波が届かなくても、捕獲者は記録を入れられますか?
    スマートフォンの中に記録を一時的に残し、電波が届く場所に出てから送る作りを想定しています。どこまで入れてから送るかは、捕獲者と施設で決めます。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数、捕獲者が使うスマートフォンの種類、ラベルの印刷機につなぐかどうか、今の販売や会計の仕組みとつなぐかどうかです。お見積りまでは費用はかかりません。

今の記録用紙とラベルから、ご相談ください

捕獲者から何を聞いているか、搬入から出荷までの記録をどう残しているかを伺い、アプリにする部分と紙のまま残す部分を一緒に分けます。
これから処理施設を始める方の相談もできます。

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