EvoQuest
EvoQuest AppsWebアプリ / 顧客管理 2026.09

SCENARIO ── REGULAR CUSTOMER NOTES

常連のお客様の好みを共有し、
店主が不在の日も接客を引き継ぐ

常連のお客様の呼び名や好み、キープボトルの残りと期限をタブレットで共有する開発プランです。店主とアルバイトが開店前や接客中に確認し、季節の案内は希望した方だけに送ります。小規模な居酒屋を想定しています。

想定領域
Webアプリ / 常連のお客様のメモとキープボトルの管理
担当範囲
紙のメモの見直し・操作画面の開発・使い方の説明・定着支援
想定対象
店主1名とアルバイト3名の居酒屋(常連のお客様のメモ約120名、キープボトル約60本)
想定期間
紙のメモを1か月続けたあとに始める進め方(下の2段階)

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

常連のお客様の多い居酒屋では、呼び名、好きな席、最初の一杯、苦手な食材を店主が覚えていて、それが店の居心地になっています。困るのは店主が休む日や、アルバイトの人が一人でカウンターに立つ時間です。ボトルキープも同じで、タグに名前を書いて棚に並べてはいても、いつから置いてあるのか、残りがどのくらいかは、ボトルを手に取らないと分かりません。

この開発プランは、店主の頭の中にあるメモを、店の全員が同じように見られる形にするものです。メモに何を書くか、誰に案内を送るかは店主が決めます。画面は、来る予定の常連のお客様のメモを開店前に見せることと、キープの期限が近いボトルに来店時に気づけるようにすることに絞ります。

CHALLENGE

課題

  • 01 好みを知っているのが店主だけ。店主が休みの日、アルバイトの人は常連のお客様に「いつもの」と言われても分からず、毎回聞き直すことになる。
  • 02 キープの期限に、過ぎてから気づく。店の決まりでは最後の来店から3か月で預かりを終えるが、棚のタグには入れた日しか書いていない。期限の近い人が来ても、その場で伝えられない。
  • 03 季節の案内を、誰に送ってよいかが分からない。予約の電話番号や、以前もらった名刺のメールアドレスが手元に残っているが、案内に使ってよいと聞いた人がどれか、記録がない。

APPROACH

課題への対応

最初に決めるのは、メモに書かない項目です。食物アレルギーや体調のことは欄を作らず、注文のたびに本人に確かめる運用を続けます。古いメモを信じて料理を出すほうが危ないためです。書くのは呼び名、好きな席、いつもの一杯、苦手な食材、次に話したいことの5つ程度にし、接客で使わない項目は増やしません。

個人情報保護法は、個人情報を扱う事業者に利用目的をできる限り特定すること(第17条)、取得したら本人に通知するか公表すること、登録カードのような書面で本人から直接受け取るときはあらかじめ利用目的を明示すること(第21条)を求めています。この開発プランでは、店内の掲示と登録カードに「接客とキープボトルの管理に使う」「季節の案内は希望した方にだけ送る」と書く前提で、案内の希望は「はい」と答えた人だけを送り先に出します。第22条は、利用する必要がなくなった個人データを遅滞なく消去するよう努めることを求めているため、長く来店のない人のメモを月末に見直す画面も作ります。

CONSULTATION

今のメモとボトルキープの管理方法からご相談ください

今の顧客メモとキープ期限の決まりを確認し、スタッフへ共有する内容を整理します。
接客とボトル管理を中心に、案内メールの希望や古い記録の見直しまで必要な範囲を検討できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。利用する担当者と、入力・確認する内容を紹介します。表示している名称、人数、数量、金額などは想定例です。

01. 当日の予約と顧客メモ

開店前の17時に開く画面。今夜の予約のうち、メモのある常連のお客様に印が付き、いつもの一杯・好きな席・キープボトルの残りが1行で並ぶ。キープの期限が近い人には「期限の案内」が出て、来店時に声をかけられる。利用場面の中心になる画面です。

今夜の予約と常連のお客様
予約と結び付ける
電話で受けた予約を入れるときに、呼び名で常連のお客様のメモを選ぶ。同じ呼び名の人が複数いれば、電話番号の下4桁で見分ける。
期限の近いボトル
最後の来店から3か月の期限まで2週間を切ったボトルに印を付ける。延長するかどうかは店主が決める。
お客様から見えない
タブレットはレジの内側に置き、席側に向けない。一定時間さわらなければ画面をロックする。

02. 顧客ごとの接客メモ

1人分のメモを開く画面。呼び名、好きな席、いつもの一杯、苦手な食材、次に話したいことと、最近の来店日が並ぶ。閉店後にアルバイトの人も追記でき、誰がいつ書いたかが残る構成。

顧客ごとの接客メモ
欄を作らないもの
食物アレルギーと体調。注文のたびに本人に確かめる運用を続ける。
案内の希望
「はい」「いいえ」「未確認」の3つ。未確認の人は、次の来店時に聞くリストへ入る。
書いた人を残す
追記には書いた人と日付が付く。消せるのは店主だけ。

03. キープボトル一覧

棚のタグ番号の順にキープボトルが並ぶ画面。銘柄、残りの目安(4段階)、最後の来店日、期限が並び、期限を過ぎたボトルと2週間以内のボトルが上に来る。期限を過ぎたボトルをどうするかは、店の掲示の決まりに沿って店主が決める。

キープボトル一覧
残りは目で見て入れる
満・4分の3・半分・4分の1以下の4段階。棚に戻すときにスタッフが押す。量は量らない。
期限の数え方
入れた日ではなく、最後の来店日から数える想定。店の決まりが違えば、登録のときに合わせる。
空いた番号
預かりを終えたボトルのタグ番号は、次に預かるボトルへ回せるよう空き番号に出す。

04. 季節の案内メール

新しい季節のメニューや限定の仕入れを知らせるメールの画面。送り先は案内の希望が「はい」の人だけで、未確認の人は数だけが出る。文面は店主が書き、送る前に件数を確かめてから送信する構成。

季節の案内
送り先の条件
案内の希望が「はい」で、メールアドレスを登録している人だけ。予約のために聞いた電話番号には送らない。
送る回数
季節ごとに年4回までと、店の決まりを先に登録しておく。上限を超えると画面が知らせる。
送信するのは店主
スタッフのログインでは送信ボタンが出ない。

05. 顧客メモ・ボトルの月次確認

月末に開く画面。1年以上来店のない人のメモ、案内の希望が未確認のままの人、今月に預かりを終えたボトルが並ぶ。メモを消すか残すかを店主が1件ずつ決める構成。

月末の見直し
見直す相手
最後の来店から1年を過ぎた人。消すかどうかは店主が決め、画面が自動で消すことはしない。
数えるもの
期限を過ぎてから気づいたボトルの本数と、未確認のまま残っている人数。次の月と比べる。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。実際の業務で試し、作業時間や確認漏れの変化を確かめます。

01

店主の不在時も接客メモを確認する

今の作業お客様の好みを店主だけが把握し、アルバイトが確認する記録がない。
導入後の使い方開店前に予約のお客様のメモを確認し、好みを接客の参考にする。注文はその都度本人へ確認する。

測るのは、閉店後にメモへ追記があった日の数と、誰が書いたか。アルバイトの人に、見て役に立った場面と、分かりにくかった書き方も聞く。

02

キープボトルの期限前にお客様へ案内する

今の作業期限に気づくのは棚の整理の日で、そのときには本人が店にいない。
導入後の使い方期限まで2週間を切った人が予約すると、開店前の画面に印が出る。

測るのは、期限を過ぎてから気づいたボトルの本数。使い始める前の1か月に棚を数えておき、同じ数え方で比べる。

03

案内を希望したお客様の送り先を確認する

今の作業手元の連絡先のうち、案内に使ってよいと聞いた人がどれか分からない。
導入後の使い方案内の希望が「はい」の人だけが送り先に出る。

測るのは、案内の希望が未確認のまま残っている人数。案内のあとの来店数は季節や天気にも左右されるため、案内の効果とは呼ばない。

PROCESS

進め方

常連のお客様のメモを紙で1か月続けてもらってから始める進め方を想定しています。紙で書けた項目だけを画面にするので、使われない欄を作らずに済みます。札幌市内・近郊なら、開店前の時間に一度お店へ伺い、タブレットを置く場所とボトルの棚を見せてください。

1
STEP 01 / 紙のメモを見直す

現在の顧客メモとキープの決まりを確認

紙に残したメモを店主と確認し、実際に接客で使った項目と、書いたが使わなかった項目を分けます。キープの期限、期限を過ぎたボトルの扱い、案内を送る回数など、店の決まりもこの段階で言葉にしてもらいます。店内の掲示と登録カードに書く利用目的の文面も、一緒に確かめます。

  • 紙のメモとボトルのタグの確認(開店前の訪問)
  • メモの欄とキープの決まりの確定
  • 利用目的の掲示と登録カードの文面の確認
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STEP 02 / 開発 + 並行運用

紙と2週間併用し、接客時の確認を試す

5画面を作り、今あるメモとキープボトルを登録します。最初の2週間は紙のメモも残し、アルバイトが一人で担当する日に、画面で接客内容を確認できるかを確かめます。1か月目の月末に、見直しの画面を店主と一緒に開きます。

  • 5画面の開発と、今あるメモ・キープボトルの登録
  • スタッフ向けの説明と、2週間の並行運用
  • 1か月目の月末の見直しへの同席

FAQ

よくある質問

  • Q1 既製の顧客管理や予約台帳のサービスでは足りませんか?
    予約の受付と顧客ごとの接客メモだけなら、既製のサービスで足りることが多いです。作ったほうがよくなるのは、キープボトルの期限や残りをメモと同じ画面で見たいときや、案内の希望の有無で送り先を絞りたいときです。最初の訪問で、今お使いの道具で足りる部分を先に分けます。
  • Q2 アレルギーもメモしておいたほうが便利ではありませんか?
    このプランでは欄を作りません。メモは更新が止まることがあり、古い内容を信じて料理を出すほうが危ないためです。注文のたびに本人に確かめる運用を続け、メモには苦手な食材のような好みだけを書きます。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    最初のヒアリングのあとに金額をお出しします。この開発プランで費用が動くのは、作る画面の数(開店前の画面とボトルの一覧だけか、案内と見直しまでか)、今あるメモとボトルの登録を当社が手伝うか、メールの送信を入れるかです。ヒアリングからお見積りまで費用はかかりません。

今のメモとボトルキープの管理方法からご相談ください

今の顧客メモとキープ期限の決まりを確認し、スタッフへ共有する内容を整理します。
接客とボトル管理を中心に、案内メールの希望や古い記録の見直しまで必要な範囲を検討できます。

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