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EvoQuest AppsWebアプリ / 酪農ヘルパーの出役表・利用希望の受付・急な依頼の差し替え・農家ごとの作業メモ 2026.10

SCENARIO ── DAIRY HELPER

あすの朝、誰が
どの牛舎へ行くかを
全員が同じ表で見る

酪農ヘルパー利用組合の事務局が、酪農家の利用希望を受け、ヘルパーの出役表を作り、急な依頼で行き先を差し替えるためのアプリの開発プランです。差し替えはヘルパーのスマートフォンにすぐ届き、出向く前に農家ごとの搾乳と給餌の手順を確かめられます。

想定領域
Webアプリ / 酪農ヘルパーの出役表・利用希望の受付・急な依頼の差し替え・農家ごとの作業メモ
担当範囲
今の出役表と連絡の流れの確認・画面の開発・事務局とヘルパーでの試用・使い方の説明
想定対象
北海道内で約30戸の酪農家が参加する利用組合。専任ヘルパー4人と臨時ヘルパー3人、事務局は農協の職員1人が兼務。利用希望は電話とFAXで受け、出役表は表計算ソフトで作って印刷している
想定期間
出役表と差し替えの連絡から作り、印刷した表と並べて1か月試してから、利用希望の受付と月の集計を足す想定

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

酪農ヘルパーは、酪農家が病気やけが、冠婚葬祭、旅行などで休むときに、その家の搾乳の時間に合わせて牛舎へ出向き、代わりに搾乳や給餌をする仕事です。出向くことを「出役」と呼びます。このプランでは、約30戸の酪農家が参加する北海道内の利用組合で、事務局の職員1人が出役表を作っている場面を想定しています。

出役表は月ごとに表計算ソフトで作って印刷し、急な依頼が入ると事務局がヘルパーに電話をかけて行き先を変えます。酪農ヘルパー全国協会の寄稿は、計画が決まったあとの病気やけがの依頼に柔軟に応えにくいことを、組合の悩みとして挙げています。決まった予定と急な差し替えを同じ表で扱い、変更を受け取ったことまでヘルパー本人に返してもらうのが、このプランの考え方です。

CHALLENGE

課題

  • 01 出役表は印刷して配るため、差し替えたあとは事務局の手元の表だけが新しい。電話で伝えた変更を、ヘルパーが聞き違えたり、古い表を見て別の牛舎へ向かったりするおそれがある。
  • 02 酪農家が病気やけがで休むと決まるのは、前の晩や当日の朝のことが多い。誰が空いていて、その牧場へ行ったことがあるかを、事務局が表と記憶で探してから電話をかけることになる。
  • 03 搾乳の機器、牛を入れる順番、給餌の手順、乳を別にする牛は牧場ごとに違う。前に出役したヘルパーが気づいたことはその人の手帳に残り、初めて行く人には伝わらない。
  • 04 月末に、農家ごとの利用日数とヘルパーごとの出役回数を、出役表と電話のメモから数え直している。急な依頼で入る回数がヘルパーの間で偏っていても、集計するまで気づきにくい。

APPROACH

課題への対応

アプリは、事務局のパソコンで出役表を作り、ヘルパーは自分のスマートフォンで自分の行き先だけを見る形にします。事務局が行き先を差し替えると、ヘルパーの画面に変更が出て、本人が「確認しました」を押すまで事務局の表に印が残ります。印が消えないときは、これまでどおり電話で確かめます。誰をどこへ出すかは事務局が決め、アプリは空いている人とその牧場への出役経験を並べるだけです。

牧場ごとの作業メモは、酪農家に内容を確かめてもらってから載せ、乳を別にする牛のように日によって変わる項目は、出役の前日に酪農家か事務局が更新します。酪農とちぎ農業協同組合の事例では、共有の表計算とカレンダーをつなぐ形で出役先の間違いを防いでいます。最初の打ち合わせでは、今の表計算を共有するだけで足りるかを一緒に確かめ、足りない部分だけをアプリにする進め方も選べます。

CONSULTATION

今の出役表から、ご相談ください

表計算の出役表と、急な依頼のときの連絡の流れを伺い、共有の表計算で足りる部分とアプリにする部分を一緒に分けます。
出役表の作り方を事務局の中でそろえたい、という段階でも相談できます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。事務局とヘルパーがいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している組合・牧場・ヘルパーの名前、頭数、時刻、日付などは想定例です。

01. 週の出役表

ヘルパーごとに、1週間のどの日にどの牧場へ出役するかを並べる画面です。夕方から翌朝までの出役か、朝から夕方までの出役かも表示し、差し替えをヘルパーが確認したかどうかが分かります。利用場面の中心になる画面です。

事務局が毎日開く
確認されていない変更に印を付ける
差し替えたあと、ヘルパーが「確認しました」を押していない出役は黄色で残ります。出役の前の晩までに印が消えなければ、事務局が電話で確かめます。
割り当ては事務局が決める
空いているヘルパーや出役の回数は表示しますが、誰を出すかを自動で決めることはしません。

02. 利用希望の受付

酪農家からの翌月の利用希望を、日付・出役の種類・理由の区分とあわせて入れる画面です。電話やFAXで受けた希望も、ここに入れてから出役表に割り当てます。

毎月の希望を受けるとき
理由は区分だけを残す
「予定の休み」「病気・けが」「冠婚葬祭」などの区分を選びます。病気の内容のような詳しいことは書かない運用にします。
慣れた人の希望も残す
「前に来た人だと助かる」という希望は、割り当てるときの参考として表示します。

03. 急な依頼の差し替え

前の晩や当日の朝に急な依頼が入ったとき、その日に空いているヘルパーと、その牧場への出役の回数を並べる画面です。差し替えると、動かす前と後の行き先が並び、ヘルパーに変更が届きます。

急な依頼が入ったとき
出役の経験を並べる
その牧場へこれまで何回行ったか、最後に行った日を表示します。初めての人を出すときは、作業メモを先に読むよう知らせます。
動かした出役も一覧に出す
別の牧場の予定を動かして空けたときは、その牧場の酪農家に伝えたかも記録します。

04. 牧場ごとの作業メモ

牧場ごとに、搾乳の始まる時刻、搾乳の機器、牛を入れる順番、給餌の手順、乳を別にする牛、出役したヘルパーが残した気づきを並べる画面です。ヘルパーはスマートフォンで同じ内容を見ます。

出役の前の日に
内容は酪農家が確かめる
作業メモは酪農家に確かめてもらってから載せ、最後に確かめた日を表示します。乳を別にする牛のように変わる項目は、出役の前日に更新します。
気づきは次の人へ
出役を終えたヘルパーが「バルククーラーのスイッチの位置が変わった」などを一言残すと、次に行く人の画面に出ます。

05. 月の利用日数と出役回数

農家ごとの利用日数を理由の区分別に、ヘルパーごとの出役回数を夕朝・朝夕別に集計する画面です。利用料の計算は、組合の料金表に合わせて元の数字を出力します。

月末に
偏りに気づく
ヘルパーごとの出役回数と、急な依頼で入った回数を並べます。偏りをどう直すかは、事務局とヘルパーで話し合って決めます。
料金表は組合のものを使う
利用料の決め方は組合ごとに違うため、アプリの中で金額は決めず、日数と作業の内訳を表計算に出力します。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。最初の1か月は印刷した出役表と並べて使い、始める前の1か月に、急な依頼1件の差し替えにかかった時間と、行き先の確認のためにかけた電話の数を事務局でメモしてもらって比べる材料にします。

01

差し替えた行き先を、ヘルパー本人が確認したかが分かる

今の作業電話で伝えた変更は事務局の手元の表にしか残らず、聞き違いや古い表を見たままになっていても気づけない。
導入後の使い方差し替えはヘルパーのスマートフォンに届き、「確認しました」が返ってくるまで出役表に印が残る。

測るのは、差し替えた出役のうち前の晩までに確認が返ってきた割合と、行き先の確認でかけた電話の数。

02

急な依頼のときに、空いている人と出役の経験をすぐに並べられる

今の作業事務局が表と記憶で空いている人を探し、順に電話をかけてから決める。
導入後の使い方急な依頼の差し替えの画面で、その日に空いている人とその牧場への出役回数を見てから電話をかける。

測るのは、急な依頼を受けてから行き先を決めるまでの時間。

03

初めて行く牧場でも、前の人の気づきを読んでから出向ける

今の作業牧場ごとの手順や注意は、前に行ったヘルパーの手帳と記憶に残っている。
導入後の使い方牧場ごとの作業メモで、搾乳の機器や乳を別にする牛、前の人の気づきを出役の前に確かめる。

測るのは、出役の前に作業メモが開かれた割合と、出役後に酪農家から受けた手順の問い合わせの数。

PROCESS

進め方

組合の規模、出役の数え方、利用希望の受け方は組合ごとに違います。今の出役表と、急な依頼のときの連絡の流れ、ヘルパーが使っている携帯電話の種類を見せていただき、出役表と差し替えの連絡から作る進め方を想定しています。北海道内なら事務局に伺ってお話を聞き、道外の方とはオンラインで進めます。

1
STEP 01 / 最初の打ち合わせ

今の出役表と連絡の流れを確かめる

表計算の出役表の作り方、夕朝と朝夕の数え方、急な依頼が入ったときに誰が誰へ電話しているかを伺います。共有の表計算で足りる部分と、アプリにしたほうがよい部分をここで分けます。

  • 出役表・利用希望の控え・月の集計の確認(訪問またはオンライン)
  • 週の出役表と差し替えの画面の開発
2
STEP 02 / 印刷した表と並べて試す

事務局とヘルパーで1か月試し、作業メモを足す

印刷した出役表と並べて使い、差し替えの連絡が届くか、ヘルパーが確認を押せるかを確かめます。並行して、酪農家に確かめてもらいながら牧場ごとの作業メモを載せていきます。

  • 事務局とヘルパーでの試用と、画面の見直し
  • 牧場ごとの作業メモの開発と、内容の確認
3
STEP 03 / 使い方が決まったあと

利用希望の受付と月の集計を足す

翌月の利用希望を入れる画面と、月末の集計を足します。利用料の計算に使う表計算の形に合わせて、出力する項目を決めます。

  • 利用希望の受付と月の集計の開発
  • 出力の形の確認と、使い方の見直し

FAQ

よくある質問

  • Q1 ヘルパーが個人のスマートフォンを使ってもよいですか?
    個人の端末を使うか、組合で用意するかは最初に決めます。個人の端末を使う場合は、退職したときにアプリへ入れなくする手順も一緒に決めておきます。
  • Q2 費用はどのくらいかかりますか?
    お話を伺ってから金額をお出しします。費用を左右するのは、作る画面の数、ヘルパーへの知らせ方、利用希望を酪農家が自分で入れるか、利用料の計算までアプリで行うかです。まずは出役表と差し替えの連絡だけを作り、使いながら足していく進め方もできます。お見積りまでは費用はかかりません。

今の出役表から、ご相談ください

表計算の出役表と、急な依頼のときの連絡の流れを伺い、共有の表計算で足りる部分とアプリにする部分を一緒に分けます。
出役表の作り方を事務局の中でそろえたい、という段階でも相談できます。

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