01. 遺族の仕分け確認
下見で撮った写真を部屋ごとに並べ、遺族が選んだ「残す・買い取りの査定・処分・まだ決められない」と、探してほしい物を事務所で確かめる画面です。遺族のスマートフォンにも同じ写真と選択肢が出ます。利用場面の中心になる画面です。
SCENARIO ── ESTATE CLEARING
遺品整理の小さな会社が、下見で撮った品物の写真を遠方の遺族がスマートフォンで見て「残す・買い取りの査定・処分」を選べるようにし、見積書、作業の日の仕分け、完了の報告までを同じ記録で追う開発プランです。
OVERVIEW
このプランでは、亡くなった親の家の片付けを、道外や札幌から離れた町に住む子どもから頼まれることが多い遺品整理の会社を想定しています。依頼主の遺族は下見や作業の日に立ち会えないことがあり、電話とメールで何度もやりとりしています。
この想定の会社では、下見の写真をスタッフのスマートフォンで撮り、部屋ごとの品物の量と運び出しの条件を紙に書いて、事務所で見積書を作っています。「残す物」は電話で聞き取ってメモにし、作業の日にスタッフへ口頭で伝えています。
下見の写真1枚ずつに遺族の答えを付け、その答えのまま見積書と作業の日の仕分けに使うのがこのプランの考え方です。
CHALLENGE
APPROACH
このプランでは、下見のときにスタッフがタブレットで部屋ごとに写真を撮り、写真1枚ずつに品名を付けます。事務所はその写真を遺族向けの確認ページにまとめ、URLを遺族に送ります。遺族はスマートフォンで写真を見て「残す」「買い取りの査定を頼む」「処分する」「まだ決められない」を選び、「通帳と印鑑」「父の手帳」のように探してほしい物も書けます。兄弟で見るときは、最後に決める人を事務所と遺族で決めておき、その人の答えで確定します。
処分する物は、家庭から出る廃棄物として、市町村の許可を持つ業者か市町村の決めた出し方に引き継ぎます(廃棄物処理法 第7条第1項)。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などは家電リサイクルの対象として分けて記録します。買い取る物は古物として扱い、遺族の住所・氏名・職業・年齢を確かめた方法と、品目・数量・特徴を記録します(古物営業法 第15条・第16条)。見積書には、確認ページの答えから作った内訳と、追加の費用がかかる条件を最初から並べて送ります。
買い取りは、本人確認と台帳の記録だけで進めません。営業所以外で古物を受け取る場合は、受領場所と必要な手続きを管轄警察署へ確認します。北海道警察の仮設店舗営業の案内では、営業する日時と場所をあらかじめ届け出ることと、営業日の3日前までの提出を案内しています。このサンプルでは、11/13の現場での受領について確認し、11/09に届出を済ませた想定を明記しています。
CONSULTATION
下見から作業の日まで、遺族とどうやりとりしているかを伺い、アプリにする部分と電話のまま残す部分を一緒に分けます。
遺品整理に限らず、遠くにいるお客さんと写真を見ながら決める仕事でも相談できます。
SCREENS
以下は5画面のサンプルです。社長とスタッフ、遺族がいつ開き、何を入力・確認するかを紹介します。表示している名前・品物・金額・日付などは想定例です。
下見で撮った写真を部屋ごとに並べ、遺族が選んだ「残す・買い取りの査定・処分・まだ決められない」と、探してほしい物を事務所で確かめる画面です。遺族のスマートフォンにも同じ写真と選択肢が出ます。利用場面の中心になる画面です。
部屋ごとに写真と品名、量の目安、運び出しの条件(階段・駐車場所・雪の時期の通路)を入れる画面です。家電と買い取りできそうな品にはその場で印を付けます。
確認ページの答えから、作業の人数と日数、トラックの台数、処分の費用、家電のリサイクル料金、買い取りの金額を分けて並べる見積書の画面です。
スタッフが部屋ごとに、残す物の箱の番号、買い取りの品、処分の引き渡し先、家電を確かめながら進める画面です。探し物が見つかったかも同じ表で記録します。
遺族に送る完了の報告(作業前後の写真、送った箱、探し物の結果)と、買い取った品の記録、処分の引き渡し先、家電のリサイクル券の番号をまとめる画面です。
OUTCOME
以下は導入後に想定する使い方です。数件の現場で紙のメモと並べて使い始め、始める前に、遺族への確認の電話とメールの回数、作業の日に「残すか処分か」で作業を止めた回数を記録してもらい、比べる材料にします。
測るのは、作業のあとに遺族から「残してほしかった」と言われた件数と、作業の日に遺族へ確かめた回数。
測るのは、下見から見積書を送るまでの日数と、その間の電話とメールの回数。
測るのは、遺族からの問い合わせに答えるまでにかかった時間。
PROCESS
下見の進め方や見積もりの出し方、処分を引き継ぐ先は、会社と市町村ごとに違います。今の下見のメモと見積書、作業の段取りを見せていただき、下見の記録と遺族の仕分け確認から作る進め方を想定しています。北海道内なら事務所に伺ってお話を聞き、道外の方とはオンラインで進めます。
下見で何を見て何を書いているか、遺族とどうやりとりしているか、処分と買い取りをどう分けているかを伺います。確認ページで遺族に出す選択肢と文面、写真を残す期間もここで決めます。
遺族の了解を得た現場で、下見の写真を確認ページで送り、これまでの電話とメールも続けながら使います。遺族が迷った選択肢や、分かりにくかった品名を見直します。
作業の日の仕分け表をスタッフが現場で使い、箱の番号と探し物の記録を試します。そのあと、完了の報告と買い取りの記録の画面を足します。
FAQ
RELATED
下見から作業の日まで、遺族とどうやりとりしているかを伺い、アプリにする部分と電話のまま残す部分を一緒に分けます。
遺品整理に限らず、遠くにいるお客さんと写真を見ながら決める仕事でも相談できます。