EvoQuest
EvoQuest AI需要予測AI 2026.09

SCENARIO ── MOBILE SUPERMARKET LOADING CASE

停留所ごとの販売と取り置きから、
翌日の積み込み数量を決める

停留所ごとの販売記録と取り置き注文から、店主が翌日の積み込み数量を決める開発プランです。車1台・1日16停留所の移動販売を想定し、車内の棚と冷蔵ケースの容量・日持ち・売れ残りも確認します。接客中にスマホで記録できます。

想定領域
需要予測AI / 移動販売の積み込みと巡回管理
担当範囲
販売記録の設計・積み込み表と車載画面の開発・定着支援
想定対象
移動販売車1台・曜日ごとに5コース 計80停留所・車に積む品目 約150
想定期間
設計〜運用開始 約4か月(予測機能の範囲は記録を確認して判断)

OVERVIEW

どんな仕組みをつくるか

このプランは、1日16か所、週5コースで計80か所を訪ねる移動販売を想定しています。店舗にある商品から何を何点積むかを販売記録と取り置き注文を参考に決めます。車の積載量に合わせて、常温・冷蔵などの保管場所も確認します。

前半の停留所で売り切れると、後半のお客様に商品を届けられません。一方で積みすぎれば、売れ残りを戻す作業や値引きが増えます。どこで何が足りなかったか、何が残ったかを記録し、次の積み込み数量に反映する仕組みを考えます。画面例では前日16時20分を確定時刻としていますが、実際には店舗の準備時間に合わせて決めます。

CHALLENGE

課題

  • 01 積み込み数量の根拠をほかの担当者が確認できない。販売記録が一日の合計だけの場合、停留所ごとの売れ方が分かりません。ドライバーの経験に頼っている部分を記録でも確認できるようにします。
  • 02 後半の停留所での欠品が記録に残らない。売れた数量だけでは、買いたかったのに買えなかった商品が分かりません。欠品した品目と数量、停留所を残す必要があります。
  • 03 取り置き注文が手帳に分かれ、準備や受け渡しを確認しにくい。注文を受けた担当者が休むと、商品が準備できているか分からなくなります。注文から次の訪問日の積み込みまで、同じ記録で確認できるようにします。
  • 04 売れ残りの扱いに合わせた数量調整ができていない。店舗で再び販売できる商品と、その日のうちに値引きする商品では、積みすぎた場合の負担が異なります。移動販売分の値引き額と廃棄数を分けて記録します。

APPROACH

課題への対応

まず、車載タブレットで停留所ごとの販売数を記録します。取り置き注文と欠品の情報も同じ画面へ入力します。前回販売した商品を候補に表示し、数量の変更や商品の追加で記録できる構成です。記録が少ない間は、比較できる過去の販売数を担当者が確認して数量を決めます。

取り置きや施設の定期注文は確定した数量として確保し、店頭で売れると予測した数量を加えます。画面例では販売予測を少なめ・中央・多めの範囲で示し、担当者が積み込み数量を調整します。売れ残りを店舗へ戻せるか、期限までに販売できるかを商品ごとに確認し、積載量を超える場合は数量を減らします。

後半の停留所で欠品が続く商品は、その区間で販売する分を別に確保する方法を検討します。確保する数量は、後半の停留所の商品別販売数や取り置きを参考に決めます。購入する人数だけで商品の必要数は決まりません。確保した分が余った場合も記録し、次回の数量を見直します。

CONSULTATION

今の巡回と積み込みの決め方からご相談ください

停留所ごとの販売記録、取り置きの受付方法、車内に積める量を確認します。
記録が少ない場合は、積み込みと販売を記録する画面から始め、予測に使える情報を集めます。

SCREENS

主要画面

以下は5画面のサンプルです。利用する担当者と入力・確認する内容を紹介します。表示している名称・人数・数量・金額などは想定例です。

01. 翌日の積み込み表

商品グループごとに確定注文・販売予測・積み込み数量を確認します。常温・冷蔵・保冷ボックスの使用量も表示し、積載量に収まるよう担当者が調整する画面です。

前日16時20分に確定する画面
確定注文を先に確保する
取り置きと施設の定期注文は、確定した数量として別に集計します。販売予測と二重に数えないよう、注文済みの分を区別します。
積み込み数量を調整する
店舗へ戻せるか、販売期限が短いかを確認し、少なめ・中央・多めの予測を参考に積む数量を選びます。商品名だけで処理方法を固定せず、保存状態や期限も確認します。
車の棚が上限
画面例では常温18個・冷蔵6個・保冷ボックス2個を上限としています。実際の車両に合わせて設定し、超過した場合は担当者が積み込み数量を調整します。

02. 停留所別の販売・取り置き記録

停留所を選び、販売数と取り置き注文、欠品した商品を記録します。到着が遅れた場合は、残りの停留所への到着予定を確認できます。

毎日いちばん開く画面
押す回数を増やさない
前回この停留所で売れた品目が最初から並んだ状態で開く。ドライバーが押すのは数の増減と、新しく売れた品目の追加だけにする。
取り置きの受付
お客様を識別する情報と商品、数量、受け渡し日を記録します。注文は次回の積み込み表に反映し、予定している訪問日をその場で確認できます。
圏外での入力
電波が届かない間は入力を端末に保存し、通信が戻ってから送信します。未送信の件数も表示して、記録が共有できたかを確認できるようにします。

03. 停留所・商品グループ別の販売予測

停留所ごとの購入人数と、商品グループごとの販売数を予測する画面です。過去の同じ曜日の記録や天気などを参考情報として表示します。画面内の増減や数量は想定値です。

販売予測
予測が担当する範囲
予約なしで購入する人数と、その場で売れる商品数を予測します。取り置きや施設の定期注文は、確定注文として別に集計します。
販売に影響する日を確認する
画面例では年金支給日を参考情報として表示しています。支給日だから必ず販売数が増えると決めず、実際の販売記録に違いがあるかを確認します。
記録に合わせて予測方法を選ぶ
最初は比較できる同じ曜日の販売数を確認します。記録が増えた後に、欠品の影響や季節の違いを確かめ、予測機能をどこまで使えるか検討します。

04. 売れ残りの返却・値引き・廃棄

積み込み数と販売数から残数を確認し、店舗へ戻す数量、値引きする数量、廃棄する数量を記録します。巡回中に欠品した商品も同じ画面で振り返れます。

帰着後
仕分けの意味
戻すだけで済んだ点数と、値引きになった金額を分けて残す。この2つを分けないと、積みすぎの損がどこに出ているかが見えない。
欠品のメモ
車載で押した「欠品」を停留所と時刻つきで並べる。後半に集まっている品目が、次回の同じコースで後半用に確保する候補になる。
入力の量
帰着後に入れるのは残りの振り分けだけ。積んだ数は積み込み表から、売れた数は車載の記録から自動で入る。

05. 停留所別の売上・欠品・値引き集計

停留所ごとの売上や購入人数、商品グループごとの値引き額を確認します。翌月の積み込み数量や巡回時刻を見直す際の参考にします。

月次
測るもの
欠品の件数と不足数量、値引き額、取り置きの渡し漏れを確認します。別の担当者が積み込みを準備できたかも記録します。
停留所の見直し
1回あたりの売上と買った人の数を停留所ごとに並べる。減らす判断だけでなく、近くの停留所とまとめる案や時刻を変える案もここで出す。
提案の扱い
過去の欠品記録から後半用に確保する数量の変更案を表示します。効果の試算は仮定に基づく参考値です。担当者が確認して採用した場合だけ設定を変えます。

OUTCOME

この仕組みで改善したいこと

以下は導入後に想定する使い方です。実際の業務で試し、作業時間や確認漏れの変化を確かめます。

01

後半の停留所での欠品を、次の積み込みに反映する

今の作業売り切れた商品を記録していないため、どの停留所で何が不足したかを振り返れない。
導入後の使い方欠品した商品と数量、停留所を記録し、後半用に確保する数量を検討できる。

不足数量を記録できた分は、単価を掛けて販売機会を逃した金額の目安を出します。欠品件数だけでは金額に換算せず、実際の売上と分けて扱います。

02

売れ残りの記録から、積みすぎによる負担を確認する

今の作業移動販売分の値引きが店舗の値引きに混ざり、どの商品を減らすべきか分からない。
導入後の使い方店舗へ戻した数と値引き・廃棄の数を分けて残し、次回の積み込み数量を調整できる。

数量の変更後も欠品と売れ残りを合わせて確認します。値引きが減っても欠品が増えている場合は、数量や配分を見直します。

03

取り置き注文を共有し、担当者が代わっても準備できる

今の作業注文が個人の手帳にあり、代わりの担当者が受け渡し日や準備状況を確認できない。
導入後の使い方注文と受け渡し日が積み込み表に反映され、代わりの担当者も準備すべき商品を確認できる。

渡し漏れや積み込み漏れの件数を確認します。注文から準備、受け渡しまでの状態を店舗側でも確認できる構成にします。

PROCESS

開発の進め方

約4か月の開発を想定しています。初月に現在の作業と記録を確認し、販売記録・積み込み表を順に作ります。予測機能は集まった記録を確認して範囲を決め、必要であれば検証期間を追加します。

1
MONTH 01 / 巡回手順・商品分類・積載量の確認

現在の巡回と積み込みの決め方を確認する

訪問可能な地域では巡回への同乗などで作業を確認し、道外ではオンラインで手順と記録を伺います。停留所ごとの販売数や欠品の記録を紙で始め、商品分類と積載量を整理します。取り置きの受け方と売れ残りの処理も確認します。

  • 1日の巡回への同乗と、その日のコース16か所の到着時刻・停車時間・買った人数の記録
  • 約150品目の分類と商品ごとの保存条件・売れ残りの処理の確認
  • コンテナ数と1コンテナあたりの点数、積載の上限の確認
  • 電波が届かない区間の確認と紙での販売数・欠品の記録開始
2
MONTH 02 / 車載の販売記録と取り置き受付の開発

接客中でも記録しやすい画面を試す

車載タブレットに販売記録と取り置き受付の画面を作ります。前回販売した商品を候補に表示し、数量変更や商品の追加で入力できるようにします。試用中は入力にかかる時間と接客への影響を確認します。圏外で記録した内容が通信の回復後に共有されるかも検証します。

  • 車載の販売記録・取り置き受付・欠品メモの開発
  • 実際の巡回での2週間の試用と1停留所あたりの入力時間の計測
  • 圏外での入力と電波が入った時点での送信の確認
  • 取り置きの注文が次の訪問日に結びつくかの確認
3
MONTH 03 / 積み込み表・売れ残りの記録と試用

今の積み込み数量と表から出した数量を比較する

積み込み表と売れ残りの記録画面を作ります。比較できる過去の販売数と確定注文から数量を計算し、従来の決め方による数量と比べます。記録が足りない商品は担当者が数量を補います。差の理由を確認し、積載量に収まるよう調整する手順を決めます。

  • 明日の積み込み表と帰着後の戻し・値引きの仕分け画面の開発
  • 紙の積み込み表との2週間の並行と差の記録
  • 商品の期限と保存条件に合わせた積み込み数量の調整方法の確認
  • 後半の停留所で欠品が集まる品目の特定と分けて積む数の試算
4
MONTH 04 / 予測機能の検証・月次集計・引き継ぎ

別の担当者でも積み込みを準備できるか確認する

集まった販売記録から、停留所別・商品別の予測をどこまで使えるか検証します。欠品が多い商品や比較できる日が少ない場合は、確認に必要な記録を追加します。あわせて月次集計を作り、別の担当者が注文の確認から積み込み数量の確定まで進めるか試します。

  • 停留所別・商品グループ別の予測の検証と月次集計画面の開発
  • 曜日・天気・催しなどによる販売数の違いの確認
  • ドライバーが不在の日に店の担当者だけで確定する運用の確認
  • 最初の月次の振り返りを一緒に見る時間と設定変更の手順の引き継ぎ

FAQ

よくある質問

  • Q1 記録がまったく残っていません。始められますか。
    始められます。最初に紙やタブレットで販売数と欠品を記録し、従来の積み込み方法と並行して使います。比較できる記録が集まってから、予測に使える範囲を確認します。記録がない段階で、予測結果だけに数量の判断を任せることはしません。
  • Q2 Excelや紙のままで足りるのは、どこまでですか。
    積み込み・取り置き・受け渡しの記録を共有し、担当者が代わっても確認できるなら、紙とExcelを続ける方法があります。停留所や商品が何件なら足りるとは一律に決められません。転記や確認に時間がかかる、注文の引き継ぎで漏れが出るといった状態を見て判断します。
  • Q3 店のPOSレジと自動でつなげますか。
    つなげるかどうかは、レジの機種とデータの出し方を見てから判断します。確認していない段階で「つながります」とはお答えしません。つながらない場合も、品目の一覧をCSVで取り込む形で始められるので、連携なしで運用に入れます。最初の相談で、レジの機種名と日別・品目別の売上をCSVで出せるかを伺います。
  • Q4 車に積める品目に決まりはありますか。
    必要な営業許可や届出は、扱う食品と車内で行う作業によって異なります。北海道の自動車営業の案内では、完成済みの弁当・そうざいや包装済みの食肉等の販売と、車内での調理販売などを分けて説明しています。扱う品目を決める際は、保存条件と合わせて保健所に確認します。
  • Q5 費用はどのくらいかかりますか。
    車の台数と巡回コース、圏外で入力する必要性、レジとの連携、予測機能の範囲を確認して見積もります。販売記録と取り置き管理から始める案と、積み込み数量の計算まで含める案を比較できます。最初は停留所の数と現在の作業方法をお知らせください。売上記録がそろっていなくてもご相談いただけます。

今の巡回と積み込みの決め方からご相談ください

停留所ごとの販売記録、取り置きの受付方法、車内に積める量を確認します。
記録が少ない場合は、積み込みと販売を記録する画面から始め、予測に使える情報を集めます。

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