EvoQuest
EvoQuest Apps予約管理 Webアプリ 2026.09

SCENARIO ── STRAWBERRY PICKING RESERVATION

定員は、席の数でなく実の量で決まる。
いちご狩りの予約を、前日の見回りから組み立てる。

いちご狩りの予約は、あす摘める実の量で受けられる人数が変わります。園主の見回り記録から翌日の受け入れ人数を決め、予約ページと当日の受付に反映するWebアプリの開発プランです。人数を決めるのは園主です。

想定領域
Webアプリ / 体験の予約と受け入れ
担当範囲
要件整理・画面設計・開発・シーズン中の調整
想定対象
ハウス6棟・1日4回(30分制)のいちご狩り。予約は電話と予約ページ
想定期間
シーズン開始の3か月前に相談を始める進め方(下の2段階)

OVERVIEW

プロジェクト概要

飲食店の予約なら席の数が上限ですが、いちご狩りの上限は、その日に赤く熟している実の量です。晴れた週末に予約を受けすぎると、午後の回のお客様は実を探して歩くことになります。反対に絞りすぎると、実が残っているのに当日来た家族に帰ってもらうことになります。

このプランでは、園主が前日の夕方にハウスを見て回り、実の量を3段階で入れます。画面は過去の同じ段階の日に何名入れて実が足りたかの幅を示し、人数は園主が決めます。決めた人数は予約ページの残り人数に反映し、閉園後に「入れた人数」と「実の残り」を記録して、次の幅に使います。

CHALLENGE

課題

  • 01 何名まで受けるかが、園主の頭の中にしかない。見回りで実の量を見て決めているが、その根拠が記録に残らず、ほかの家族や手伝いの人は電話の予約を受けてよいか判断できない。
  • 02 電話とSNSの予約が別々の台帳にある。同じ回に両方から受けて、あとで人数を数え直すことがある。
  • 03 午前で実が減っても、午後の予約の方へ知らせる手段がない。来園してから事情を説明することになり、振替の相談もその場で始まる。
  • 04 当日来てお断りした組が記録に残らない。受け入れ人数を少なく決めすぎた日があっても、あとから見分けられない。

APPROACH

課題への対応

最初に決めたのは、画面に人数を決めさせないことです。実の量は品種やハウスの温度、前の日に何名入ったかで変わります。農研機構の研究成果の説明でも、いちごは開花から収穫までおよそ1か月かかり、その日数は温度によって変わるとされています。見回りの記録は「多い・ふつう・少ない」の3段階にとどめ、同じハウス・同じ段階の日の記録から「このくらい入れて足りた」幅を出します。記録が少ないうちは幅を出さず、人数の入力と記録だけにします。

予約は、予約ページと電話の両方を1つの台帳で受けます。回ごとに当日来園の枠を少し残し、午前で実が減ったときは、園主が午後の受け入れを変えて、該当する予約の方にだけ知らせます。振替や取り消しの扱いは農園が先に決めて予約ページに載せる内容で、アプリはその決まりに沿って知らせるだけです。

CONSULTATION

次のシーズン、予約の受けすぎと断りすぎを減らしたいなら。

「何名まで受けるかを園主しか決められない」「電話とSNSの予約を数え直している」「午後に実が足りなくなった日がある」。
今の予約の受け方と、前のシーズンで困った日のことを聞かせてもらえれば、作る範囲と今の道具のままでよい範囲を一緒に分けられます。
仕様書は要りません。ハウスの数とシーズンの時期だけで相談を始められます。

SCREENS

主要画面

想定する主要画面と、設計で大事にしている考え方です。園主と受付はスマホかタブレット、お客様はQRコードやホームページのリンクから予約ページを開く構成。ハウス名・人数・予約者名はすべて想定例です。

01. 見回りと翌日の受け入れ数(園主)

前日の夕方、園主がハウスごとに赤く熟した実と色づき始めの実を3段階で入れる画面。開けるハウスの記録の幅と、確定している予約の人数、当日来園の見込みを並べ、園主が回ごとの上限を決めて予約ページに反映します。利用場面の中心になる画面です。

見回りと受け入れ数
確定している数から
予約済みの人数を先に置き、当日来園の見込みは過去の同じ曜日の幅で示す。残りだけを予約で受ける人数にする。
幅は記録から出す
同じハウスで実の量が同じ段階だった日に、何名入れて実が足りたか。記録が5日に満たないうちは幅を出さない。
決めるのは園主
幅の中のどこにするか、休ませるハウスをどれにするかは園主が決める。画面は決めた人数を予約ページに渡すだけ。

02. 当日の受付(受付スタッフのスマホ)

受付の2人が同じ一覧を開き、回ごとの予約の来園と案内したハウスを記録する画面。当日来た組は、受け付けたかお断りしたかをボタンで残します。

当日の受付
お断りも記録する
満員や実の不足で帰っていただいた組の人数を残す。受け入れ数を少なく決めすぎた日を、あとで見分けるため。
連絡先を出しすぎない
電話番号は来園していない予約の行でだけ使え、受付のスマホには番号そのものを表示しない想定。

03. お客様の予約ページ(スマホ)

回ごとの残り人数と、実の状況で時間の短縮や振替をお願いすることがあるという案内を、予約の前に表示するページ。電話で受けた予約も同じ台帳に入るので、残り人数は1つの記録から出ます。

予約ページ
インストール不要
QRコードやホームページのリンクから開くWebページ。お客様にアプリを入れてもらう前提は置かない。
載せないもの
ハウスごとの実の量や受け入れ数は園内の判断材料なので、お客様向けには回ごとの残り人数だけを出す。

04. 午後の受け入れを変える(園主)

午前の見回りで実が減ったハウスがあったとき、当日来園の受付を締める、午後の回の予約を締める、午後の予約の方に知らせる、の3つを選ぶ画面。お知らせの文面は園主が直してから送ります。

変更の連絡
知らせる相手を絞る
変更の影響を受ける回の予約の方だけに送る。電話で予約した組には受付が電話する。
決まりは先に決めておく
振替の期限や料金の扱いは、予約を受ける前に農園が決めて予約ページに載せる。画面はそれに沿って知らせる。

05. 閉園後の1日の記録(園主)

閉園後、ハウスごとに決めた人数・入れた人数・実の残り(残った・ちょうど・足りなかった)を並べる画面。来なかった予約、当日受付を締めた時刻、お断りした組の数も残し、次に同じ段階の日の幅に使います。

1日の記録
実の残りは園主が見る
閉園後にハウスを見て3段階で入れる。数を数える作業は求めない。
分け方はあとで決める
天気や曜日で幅を分けるかは、記録が十分にたまってから決める。最初のシーズンから細かく分けない。

OUTCOME

導入による変化

当社はまだこのプランを納品していないので、導入後の効果をお見せできません。代わりに、シーズンの前半が終わった時点で確かめる項目を先に決めておきます。

01

実が足りなくなって、当日受付を途中で締める日が減るか。

Before前日の人数の根拠が園主の頭の中にあり、午後になってから足りないと分かる。
After前日に記録の幅を見て人数を決め、閉園後に実の残りを記録する。

測るのは、当日受付を途中で締めた日の数と、「足りなかった」と記録したハウスの数。同じ時期の前シーズンの記録があれば比べる。

02

実が残っているのに、お断りしていた組を減らせるか。

Before当日来てお断りした組が記録に残らない。
After受付がボタン1つでお断りした人数を残し、その日の実の残りと並べて見られる。

測るのは、「残った」と記録した日にお断りした組の数。受け入れ数を少なく決めすぎた日がどのくらいあったかを確かめる。

03

午後の予約の方に、来園の前に状況を知らせられる。

Before来園してから実が少ないことを説明し、振替の相談もその場で始まる。
After園主が午後の受け入れを変えると、その回の予約の方にだけお知らせが届く。

測るのは、お知らせを送った回数と、返答のあった組の割合。電話で知らせた組の手間も受付に聞く。

PROCESS

進め方

シーズンが始まる3か月前に相談を始める進め方を想定しています。オンラインでも進められますが、札幌市内・近郊なら一度ハウスと受付を見せてください。今の予約の受け方と見回りのやり方を見れば、どこまで作るかがその場で絞れます。

1
STEP 01 / 作る範囲を決める

今の予約の受け方と、見回りのやり方を聞く。

電話・SNS・予約サイトなど今の受け方を並べ、1つの台帳にまとめる範囲を決めます。見回りの段階の分け方、当日来園の枠をどれだけ残すか、振替や取り消しの決まりも、この段階で農園に決めてもらいます。今使っている予約サービスで足りる部分は、そのまま使う切り分けも検討します。

  • 園主と受付の方へのヒアリング(前のシーズンで困った日)
  • 予約の受け方と連絡の手段の整理
  • 見回りの段階の分け方と、振替・取り消しの決まりの確定
2
STEP 02 / 開発 + シーズン中の調整

最初のシーズンは記録をためる期間にする。

5画面を作り、シーズン前に家族や手伝いの方と予約から閉園後の記録までを一度通しで試します。最初のシーズンは幅を出すための記録が少ないので、人数は園主がこれまでどおり決め、画面は記録と予約の一本化に使います。シーズンの前半が終わったところで記録を一緒に見て、幅の出し方を決めます。

  • 5画面の開発と、ハウスと入園の回の登録
  • 予約から閉園後の記録までの通しの試し
  • シーズン前半の記録の確認と、幅の出し方の決定

FAQ

よくある質問

  • Q1 予約サイトのサービスをすでに使っています。作る必要はありますか?
    回ごとの上限を毎日手で変えられて、電話の予約もそこに入れられるなら、今のサービスで足ります。作ったほうがよくなるのは、ハウスごとの実の量と人数を記録して次の判断に使いたいときと、午後の変更を該当する予約の方にだけ知らせたいときです。予約の受付は今のサービスのまま使い、見回りと1日の記録だけを作る進め方もできます。
  • Q2 最初のシーズンから、受け入れ人数の幅が出ますか?
    出ません。幅は、同じハウスで実の量が同じ段階だった日に何名入れて足りたかの記録から出すので、記録がないうちは出せません。最初のシーズンは、人数を園主がこれまでどおり決め、画面は予約の一本化と記録に使います。前のシーズンの予約台帳やメモが残っていれば、読み込めるかを最初に確認します。
  • Q3 費用はどのくらいかかりますか?
    最初のヒアリングのあとに金額をお出しします。費用が動くのは、作る画面の数(見回りと記録だけか、予約ページまで作るか)、今の予約サービスとつなぐか、お知らせをメールだけにするか、入園の回やハウスの数です。初回の相談と概算の見積もりは無料です。

次のシーズン、予約の受けすぎと断りすぎを減らしたいなら。

「何名まで受けるかを園主しか決められない」「電話とSNSの予約を数え直している」「午後に実が足りなくなった日がある」。
今の予約の受け方と、前のシーズンで困った日のことを聞かせてもらえれば、作る範囲と今の道具のままでよい範囲を一緒に分けられます。
仕様書は要りません。ハウスの数とシーズンの時期だけで相談を始められます。

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