01. あすの焙煎で焼く豆と回数を決める
焙煎日の前日の閉店後に店主が開く画面。銘柄ごとに、確定した注文・店頭の予測の幅・焙煎済みの在庫・足りない量が並び、生豆の量と焙煎の回数が提案されます。焼くか見送るかの判断が要る銘柄には印が付き、店主が回数を直して確定します。
SCENARIO ── COFFEE ROASTING PLAN
自家焙煎のコーヒー豆店が、次の焙煎日にどの豆を何回焼くかを前日に決めるシステムです。ネットと卸の注文を先に積み、店頭の量り売りだけを幅で予測します。焼くと軽くなる分を生豆の量に直し、焙煎の回数と生豆の発注まで確認できます。
OVERVIEW
店で生豆を焼いて売るコーヒー豆店では、週に何日か決めた焙煎日に、銘柄ごとに何回焼くかを決めます。焼きすぎた豆は店で決めた日数を過ぎると店頭に並べられず、焼き足りない豆は次の焙煎日まで品切れになります。
このプランでは、ネット注文と卸先の注文のように数が決まっている分を先に積み、店頭の量り売りと喫茶で使う分だけを幅で予測します。足りない量を焙煎後の重さで出してから、銘柄ごとに店で測った重さの減り方で生豆の量に直し、焙煎機に入れる回数まで並べます。焼く回数を確定するのは店主です。
焙煎で使った生豆は在庫から引き、届くまでの日数を見て発注の時期を知らせます。月末には、店頭に並べる日数を過ぎて喫茶用や値引きに回した豆と、品切れした日数を並べて、次の月の焼き方を見直します。
CHALLENGE
APPROACH
このシステムで扱う判断は「あすの焙煎で、どの豆を何回焼くか」の1つです。店主が焙煎日の前日の閉店後に確定します。画面は、次の焙煎日のあとに出ていく量を銘柄ごとに並べ、足りない量・生豆の量・焙煎の回数を提案します。店主は提案を見て回数を直し、確定します。
出ていく量は、確定している数から先に積みます。ネット注文は発送日つきで取り込み、卸先の定期の注文は曜日と量で登録しておきます。予測を使うのは、店頭の量り売りだけです。喫茶で使う分は、杯数の記録から1日の使用量を出して足します。画面では確定分と予測分を色で分けるので、予測が外れても動くのは店頭の分だけだと分かります。
足りない量は焙煎後の重さで出します。そこから生豆の量に直すときは、銘柄ごとに店で測った重さの減り方を使います。たとえば減り方を17%と測った豆で焙煎後に5.6kgほしいなら、生豆は約6.75kgが要ります。焙煎機に1回で入れられる量を超える分は回数に分け、焙煎日に使える時間に収まるかも並べます。
店頭の予測は幅で出し、上限と下限のどちらで焼くかは銘柄で変えます。卸先とネットの注文がある定番は上限寄り、少量の銘柄は下限寄りが基本です。焼きすぎた豆は基準日数を過ぎると店頭から下げることになり、少量の銘柄ほど残りやすいからです。期限の近い在庫が残る銘柄は、焼くか見送るかを店主に確認する印を付けます。
ネット通販で送る袋は、焼いた店の店頭で売る袋より表示する項目が増えます(原材料名・内容量・事業者の名前と住所など。食品表示基準 第5条)。このプランでは袋のラベルは作りません。店の商品を通販で送るときの表示と許可の記事で確認できます。
CONSULTATION
今の手帳の計画、ネット注文と卸の決まり、焙煎の記録を確認します。
確定している数と予測する数を分け、焙煎日の前日に必要な画面をご提案します。
SCREENS
想定する画面のサンプル。前日の夕方に店のパソコンで開き、焙煎日の朝は焙煎機の横のタブレットで回数を確かめる前提の作りです。店名・銘柄・重さ・金額はすべて想定例で、実在の店舗・実績ではありません。
焙煎日の前日の閉店後に店主が開く画面。銘柄ごとに、確定した注文・店頭の予測の幅・焙煎済みの在庫・足りない量が並び、生豆の量と焙煎の回数が提案されます。焼くか見送るかの判断が要る銘柄には印が付き、店主が回数を直して確定します。
次の焙煎日のあとに出ていく確定分の一覧。ネット注文は袋の大きさと発送日つき、卸先は定期の曜日と量で並びます。銘柄ごとの合計が焙煎計画の確定分に入ります。
焙煎日ごとの残りの重さと、焙煎後の日数が並ぶ画面。店の基準日数を超える日が次の焙煎日より前に来る豆は上に出ます。店頭から下げた豆を喫茶用か値引きに回したかもここで記録します。
銘柄ごとの生豆の残り、あすの焙煎で使う量、その後の1週間に使う見込みが並びます。届くまでの日数を見て、発注が要る銘柄に印が付きます。季節の豆のように追加で入らない豆は、残りで終える量を示します。
月末に店主が開く画面。基準日数を過ぎて店頭から下げた豆の重さと生豆の原価、品切れした銘柄と日数を並べます。予測の幅から外れた日には理由のメモが付き、次の月の焼き方を決める材料にします。
OUTCOME
運用に乗ったあと、焙煎日の前日の作業が3つの点で変わる想定です。
測るのは、焙煎計画にかけた時間。使い始める前の1か月に、手帳で計画した日の時間を記録しておき、同じ測り方で比べます。
減り方は豆・焼き方・季節で変わるため、焙煎のたびに量った値を残し、登録の値を店主が更新します。
品切れの損失は、品切れの日に断った件数や別の豆をすすめた件数を店頭で記録して確かめます。売れたはずの量を推計で決めつけません。
PROCESS
費用と期間は、予測を使う範囲(店頭だけか喫茶まで含めるか)と、ネット注文の取り込み方で変わるため、最初の打ち合わせで範囲を決めてから見積もります。ここでは2段階の進め方を想定しています。札幌市内・近郊では店舗訪問、道外ではオンラインで対応します。
ネット注文と卸の注文を発送日つきで、店頭の量り売りを銘柄ごとの重さで残します。焙煎のたびに生豆の重さと焼いた後の重さも量り、銘柄ごとの減り方を出します。店頭から下げた豆と品切れの日も、この段階で紙に記録します。
1段階目の記録から店頭の量り売りの予測を作り、5画面を開発します。手帳での計画と並行して焙煎日を2回以上試し、提案された回数と店主が確定した回数の差、確定までにかかった時間を確かめてから納品します。
FAQ
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今の手帳の計画、ネット注文と卸の決まり、焙煎の記録を確認します。
確定している数と予測する数を分け、焙煎日の前日に必要な画面をご提案します。